白神横断〜暗門から津梅川


- GPS
- 56:00
- 距離
- 24.1km
- 登り
- 1,322m
- 下り
- 1,489m
コースタイム
9/3 7:05暗門ビレッジ出発
9:30モッコリのアゲ
13:40赤石川(ヤナタキ沢経由)
14:10滝川出会
15:00テン場
9/4 夜中から時々降雨
7:45テン場出発
9:10ヤナギツクリノ沢出会
12:00尾根(偵察のため1時間近く滞在)
16:30追良瀬川(逆川経由)
17:00テン場
9/5 7:20テン場出発
8:00白滝だ!白滝登攀
12;00黒滝沢出会
13:30尾根(偵察に30分強時間をかける)
水の無い急な沢、ロープを出して慎重に下る
16:00カンカケ沢出会
17:40小又川出会い
18:20津梅川堰堤
18:50駐車場
天候 | 曇り、雨、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
遅咲きおやじ二人が白神横断に挑んだ。
二人ともヤナダキ沢の赤石川出会までと津梅川までしか行ったことがない。Aさんと三人で行く予定であったが、Aさんは仕事のため参加できなくなった。
初日の二人のザックの重量はおおよそ18キロくらいか。暗門の第一の滝の巻道で呼吸が乱れた。モックリの上げを越え、郡界尾根まではすんなりクリアしたが下降で少し手間取った。
重荷なのでヤナダキではロープを出し懸垂下降。滝の下でOさんが重い一眼レフカメラをザックから出したのには驚いた。(このおやじ余裕があるな!)
赤石川に出て先頭を歩くOさんがやまかがしを見たが私には幸い見えなかった。赤石川本流は水量があるので少し増水しただけでも歩行は困難になるだろう。
二又から滝川に入って40分程度のところにタープを張った。夜から時々降雨となり追良瀬川の水量が少し心配になった。
二日目は、1時間弱でヤナツクリノ沢の出会に到達したが、念のため15分くらい上流へ遡行しそれらしい出会に行きあたらないので引き返した。目指す沢を確認するためザックを置き少し上流まで遡行し間違いないと思ったが出会から左手の最初の沢に入ってしまったようだ。
稜線に詰めたと思ったが支尾根であることに気づき滝川に下降する難から逃れることができた。五郎三郎沢を目指して下降し沢に到達できたがなんか地図とは違う感じがしていた。左手から沢が合流してしばらく下降するとまた左手から沢が合流したので五郎三郎ではなく一つ上流のホノ沢だと思った。それにしても追良瀬川の出会までに時間が掛かり過ぎるのでなんか変だとは思っていた。出会に滝がなかったので五郎三郎でないことを確信し出会いから30分程度上流にタープを張った。三日目で分かったがホノ沢と思っていた沢はもう一つ上流のサカサ川であったが上流はフェルトも効かないつるつるの滑が続くため下降にはロープが必要である。
三日目は、7時20分出発したが右手にウズライシ沢の出会らしきものが現れず変だなと思って遡行していたところ左手前方に白滝のような大きな滝が見えてきた。地図には白滝以外大きな滝の印はない。白滝?と思いながら対岸を登ってみたところまぎれもない白滝そのものであった。ようやく昨日下降した沢がサカサ川であることが分かった。
時間的に何とかなりそうだったので白滝を登った。眺めてきれい、上って大きい滝であることを実感した。
黒滝沢出会からでは、カンカケノ沢まで迷いやすいと聞いていたので慎重に地図と磁石で地形を見極め稜線に詰めて行った結果ドンピシャでカンカケノ沢に下降することができた。後は残っている体力を振り絞り津梅川まで下降した。
Oさんには、懸垂下降のロープワークをほとんどやってもらい、最終日はロープを交換してへばり気味の私の荷を軽くしてくれるなど気を遣っていただいた。
遅咲きおやじ二人が白神横断を達成した。おやじ二人に乾杯!
滝川〜追良瀬川〜カンカケ沢〜津梅川は初めてのルート。枝沢を丹念に拾ってはコンパスを当て、さらに荷物を降ろして偵察し、慎重に進みました。 それでも尾根に上がってから尾根のどの辺にいるのか?主尾根なのか枝尾根なのかの認識が難しかった。尾根場でも樹木や藪で地形を確認しずらいし、目標になる極端に高いところが無い。今回は何度か失敗していた金澤さんのルートファインディングのお陰で抜けられました。
白滝に登りましたが、左の草付きしか支点が取れ無いが安易に入ると落石を起こします。
最後の尾根からカンカケ沢に降りる急で水の無い沢は浮き石だらけでした。
また、蜂に刺されたかと思うような強烈なアブがいます。
沢だからと水の確保を安易に考えていたが、アメが降って濁ってしまったり、水の無い長い沢があったりします。最低限は常に持っている必要があります。
地図も尾根越えは拡大地図を用意したほうが間違いが少ない。
尾根上では双眼鏡があったらよかったと思いました。
多少痛い目にも会いましたが、達成感は大きいいものがありました。
今回は二人でしたが、3人いたほうがいいかなとも思いました。
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9/2 津梅川に1台デポし、23時暗門ビレッジ泊
9/3 7:05暗門ビレッジ出発
9:30モッコリのアゲ
13:20赤石川(ヤナタキ沢経由、時間的に余裕があったので遊びながらゆっくり、ヤナタキ沢もロープを出して降りる)
14:00滝川出会い
15:00テン場
9/4 夜中から雨が降り出し時々強かったので若干寝不足
7:45テン場出発(出発時点では曇りであったが一日中降ったり止んだりの天気、極端に体温を奪われるほどでなく、1日カッパ着用せず)
12:00尾根(地図と地形が合わず、1時間近く滞在)
16:30追良瀬川(下りがやたら長く出会いに滝はなく、五郎三郎の沢とは違う沢を降りたことを認識(コンパスでホノ沢と推定)
・下降中、一箇所懸垂下降のロープをセットしようとしたところアブの大群に襲われた。見た目はどこの川にもいるアブだが、さされると激痛がはしる。ロープを投げて逃げ出すも5箇所さされる。巣を刺激したかも? 激痛はテン場に着くまで続いた。
・この沢、今回歩いた沢の中で一番イワナの魚影が濃かった。(釣ってる余裕はなかった)
17:00テン場
9/5 7:20テン場出発
10:00前方にでかい滝が出しゆきずまる。白滝だ!(ホノ沢を降りたと確信)
反対側の斜面を登り白滝の全容を確認、せっかくなので登る(登りは左の草付きの潅木に支点を取りながら3ピッチ、下りも懸垂3ピッチ)
12;00黒滝沢出会い
13:30尾根(ここでも偵察しながら30分強時間をかける)
水の無い急な沢、ロープを出して慎重に下る
16:00カンカケ沢出会い
17:40小又川出会い
18:20津梅川堰堤
18:50駐車場
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