荒川三山・赤石岳
コースタイム
- 山行
- 6:07
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:07
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 2:41
- 合計
- 10:12
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 6:12
天候 | 9/10 晴れ→曇り→雨 9/11 晴れ→ガス→晴れ 9/12 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
椹島→千枚小屋→千枚岳(危険箇所ナシ) 千枚岳→前岳(岩場と稜線、岩場は慎重に進めば問題ナシ) 前岳→荒川小屋(下り、ザレやガレあり) 荒川小屋→赤石岳(登りなら、危険箇所はほぼナシ) 赤石岳→赤石小屋(長い岩場と樹林帯、慎重に進めば問題ナシ) 赤石小屋→椹島(危険箇所ナシ) |
その他周辺情報 | 温泉なら白樺荘のお湯がいいらしい... |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | ドコモの携帯、腕時計 |
感想
今年の2泊3日の山行、
ギリギリまで剣か白馬か天気を伺っていたけど、
荒川三山・赤石岳に決定!!
週明けに突然台風18号が発生して、
マジかっ!って思ったけど、うまい具合に過ぎて行きましたぁ〜♪
前日、仕事終わりで21時に自宅を出発、
浜松SAで眠くなったので3:00過ぎまで仮眠。
4時過ぎに新静岡ICのローソンでお昼と朝ごはんを買って、
畑薙第一ダムへと向かう!
付近へやってきたが、
臨時駐車場に気づかず、ダムを通り過ぎ沼平まで行ってしまった。
沼平で4km下ったトコロと書いてあったので、4km戻って駐車場発見!
駐車場には10台程しか停まっていない。少な!
台風だったからかな?なんて思いながら準備。
出発の10分前にバス停へ!
どうやらこの日、バスに乗るのは、私と一組のご夫婦のみの模様。
ところが8時になってもバスが来ず...
30分くらい経った頃、ご夫婦の奥様が話しかけてきた。
「車、大丈夫ですか?」
私は何のことかわからず聞き返すと
「パンクしてましたよねぇ?」
うっそぉ〜っ!?全然気づいてない!!
そおいえば、左カーブの時だけ変だなぁ〜と思っていた。
マジかぁ〜!?
と思ったが今慌ててもしょうがないなと思い、
下山してから考えることに...
それにしても1時間経ってもバスが来ない、
ご夫婦のご主人のドコモがたまに繋がるらしいので、
東海フォレストと何とか連絡をとってくれた。
沼平から先で3ヶ所の土砂崩れで、
普通車がギリギリ通れるくらいだそうな。
12時を目指して復旧工事をしているらしい...
なんだよぉ〜、それならそうって言ってくれよぉ〜。
私、一人だったら、携帯繋がらないし、どうしてたんだろ...
ご主人に感謝!!
12時まで時間がある...
ご主人がパンク見てみましょうか?と言ってくださったので、
一緒に見てもらうが、レッカーを呼ばないと帰れないことが判明。
とりあえず、サスペンションに負担がかかるといけないので、
ジャッキアップをしてもらった。
私、一人だったら...
ここでもご主人に感謝!!
それにしても時間がある。
時々通る車にお願いしてみようか?
となり、声をかけるが誰も椹島まで行く人はいない...
10:30になり、ご主人が状況を問い合わせる。
道路が復旧し、20分後にバスが来るって!!
やった〜!!
とは言ううものの、11時に出発したとして、
椹島が12時...
千枚小屋まで間に合う??
椹島までのバスの中で迷いました。
赤石小屋なら明るいうちに行けそうだけど、
千枚小屋は絶対に間に合わない。
最後の1時間くらいはヘッドランプが必要になる...
椹島に到着して、ご夫婦は千枚小屋を選択。
私も休憩を短めにすることにして、千枚小屋へ!!
と、その前に...
ご主人のアドバイスで、
下山に合わせてレッカーを呼んでおいた方が
待ちぼうけにならないと教えてもらい、
椹島の公衆電話でJAFへ連絡。
衛星電話なので100円/30秒でした(T_T)
15Kmまでは無料だが、
それ以降は1kmにつき720円かかるんだって。
よりによってこんなに山奥。
おそらくタイヤ屋さんがある静岡市街地までは
80km弱あるよ?
あ〜あ〜、テンション下がるぅ〜。
と思ったが、仕方がない。
てかそんなことより、急がないと暗くなっちゃう!
トイレを済ませて12:15に出発!!
ご夫婦はとっくに先へ行ってしまっただろぉ〜なぁ〜。
休憩をいつもの半分にして、どんどん進む。
登りの時はあまり時間の経過を感じてなかったけど、
今回ばかりは時間が気になってしょうがない...
行程のだいたい半分くらいのところで15時過ぎ。
ギリギリ日の入までに間に合うかも...
しばらく行くとご夫婦が前方に!
ヨカッタぁ〜、少しホッとする。
登り始めて初めて人に会う。
今日は誰ともすれ違わない...
ご夫婦に道を譲ってもらい、先へと進む。
お腹が減ったけど、ゆっくり休んでいる暇はない。
ゼリー飲料でごまかしながら歩いていると雨...
雨か...暗くなるの早いなコリャ。
そおいえば私、暗いトコロ見えにくいんだった...
目印が見えなくて道に迷ったらどおしよ。
不安が募る。やっぱり赤石小屋にすればよかった。
急いでばかりで全然楽しくない。
すごく反省。
そろそろ日の入だな...て思う頃、そんな私に光が!
「小屋まで15分」の看板発見!!
あと15分で小屋に着くんだ!!
頑張るっ、私っ!!
そしたら、ホントに15分で小屋に到着。
ヨカッタぁ〜。
と同時にご夫婦のことが心配になる。
私はギリギリヘッドランプを使わずにこれたけど心配だな...
とりあえず、小屋に入り。
遅い到着になったことを謝ると暖かく迎えてくれた。
ホントにスミマセンm(_ _)m
夕飯を20分後にお願いして、
濡れた物を干して食堂へ、暖かいご飯が用意されていました。
ホントに感謝と幸せ。
夕飯を食べていると窓の外にご夫婦のヘッドランプが...
よかった〜、無事にたどり着いた。
夕飯を済ませて、明日の準備をしているとすぐに消灯時間。
今日の宿泊はご夫婦と3人だけ。
トイレへ行くと空には星が見えていました。
明日はイイ天気だといいなぁ〜。
朝、4時に起床して外のトイレへ。
満天の星、そして東の空には明けの明星と細い月。
暗闇の中、薄っすらと富士山も見える!
早々に準備をしながら、御夫婦にJAFの料金のことを話すと、
それなら任意保険に連絡して安い方に来てもらった方がいいかもしれないと
アドバイスを頂く。
といっても携帯が繋がらないしな..
とりあえず、今日は山行を思いっきり楽しむのだ!
ご夫婦は今日は荒川小屋へ泊まるそうなので、
ここでお別れになる。
挨拶をして日の出前に出発!
千枚岳を目指して登っているとご来光。
富士山の左側に日の出が...
今日もいい日になりますよーに(^^)
日の出を拝んで、すぐに千枚岳に到着。
千枚岳からは岩場が続く。
おっちょこなので慎重に行かねば。
それでも景色が気になるぅ〜。
右手を見ると北岳や間ノ岳。こないだ行ったとこ!
鳳凰三山や仙丈も見えるぅ〜。
感動して涙が出てきました。
昨日とは全然違う。楽しいよぉ〜(T_T)
丸山を通過して、いよいよ悪沢岳。
岩がごつごつしている。悪いよぉ〜?と独り言を言いながら進む。
お腹が減ってきたので、悪沢岳でゆっくり朝ゴハンにしよっ!
昨日とは全然違うっ...
悪沢に到着すると、見事な360度の眺望。
南アルプスはもちろん、中央や槍穂高、立山も全部見えるぅ〜。
アルプスオールスターズだぁ〜!!!
相変わらず誰とも会わないので山頂も独り占め。
見事な眺望を見ながら朝ゴハン。
なんて贅沢なひと時なのでしょぉ〜♪
悪沢で朝食を取って中岳へ出発!
下ってのぼっぞぉ〜。まだまだ元気。
悪沢岳を下って、中岳へ登りに差し掛かると人だ!
今回の山行で初めて人とすれ違う。
一昨日の台風で、山に入っている人が少ないらしい
だよねぇ〜。私も無理矢理入ったし...
ということは、今日もほとんど人に会わないのかな?
中岳への登りが終わると避難小屋が、
荒川三山のバッジが欲しいので、小屋の人に尋ねると、
バッジは置いてないそーな。
荒川小屋で買おっと、避難小屋からはすぐに山頂なので、
休憩をせずに中岳へ。
あっという間に中岳に到着して、ひとしきり記念撮影。
前岳へもすぐに到着。
さて、ここから一気に荒川小屋まで下ります。
下るくだるどんどん下る。
途中、お花畑を通過。真夏なら見事だろぉ〜なぁ〜。
今度来るときは真夏に来よっ。
下って下って下りまくり、荒川小屋へ到着。
小屋ではランチを兼ねて1時間程休憩ぇ〜。
今日はゆっくり遊びながら行くんだぁ〜。
昨日の分も楽しまなくちゃ!
小屋でauが繋がるトコロを尋ねると親切に教えてくれました。
やった!任意保険に電話できるかも!!
お礼を言って出発!
よぉ〜し、のっぼっぞぉ〜〜〜!!!
一旦樹林帯を通ってトラバース通へ。
うわぁ〜、稜線歩きぃ〜♪
と思いきやガスが...
なんだよぉ〜、せっかくの稜線ひゃっほぉ〜が...
ま、仕方がない、こんな時もあるよね。
それにしても、果てしない。
すぐそこに見えるのが小赤石岳かと思っていた。
しかし地図を見ると違うじゃない!!
んだよぉ〜。どこにあんだよ小赤石ぃ。
じゃ赤石岳はもっと先なの!?長いよぉ〜。辛いよぉ〜。
大聖寺平を通過した頃、
ひょっとしてそろそろau繋がるかも...
電池を消耗し始めていたので電源を切っていたのを入れてみる。
入った!
LINEやらメールやらどんどん入るが無視!
今はそれどころじゃないのだ。
早速、任意保険に電話をしてみる。
繋がった!山行中に電話で話したことがなかったので、
なんだか不思議...
問い合わせたところによると任意保険の方が安いことが判明。
すぐにJAFにキャンセルの連絡をして一段落。
今朝、ご夫婦にアドバイスを受けてヨカッタ。
任意保険の方が35000円くらい安いのだ!
これは大きいよぉ〜?またあのご夫婦に感謝!
それから親切に携帯ポイントを教えてくださった
荒川小屋の方にも感謝デスm(_ _)m
レッカーのことがスッキリして、
何もかも忘れて山行へ集中できるよぉ〜。
散々続く登りだけど、頑張れそぉ〜だ。
よぉーしっ、とりあえず小赤石岳まで登るぞぉ〜!!
けどキツイ。
槍ヶ岳の西鎌尾根を思い出します...
あの時はイワツメクサが励ましてくれたなぁ〜(T_T)
なんて思い出しながら登る。
小赤石まで登ると、赤石岳はもう一息。
ガンバレ自分!!
ヘリの音がしてる!?
小屋のおじさんが何かを大きく振っている。
今日は荷揚げの日なんだな...
ガス出てるけど大丈夫なのかしら?
到着するまで荷揚げやってるといいなぁ〜。
近くでヘリが見たいので頑張る。
赤石小屋への分岐を通って、やっと赤石岳に到着。
長かったぁよぉ〜。
さっきまでガスってたけど少しだけ晴れて来た!
ラッキぃ〜(^^)
さて、今夜の宿泊先の赤石避難小屋まではもうすぐそこ。
小屋に到着して宿泊を告げると、
今荷揚げ中だから管理人が来るまでちょっと待ってねぇ〜と、
奥様が出てきてくれた。
ご夫婦で小屋番してらっしゃるんだ。ステキだなぁ〜。
しばらくして管理人のおじさんが戻ってこられたので、
靴を脱いで暖かいコタツでチェックイン。
親戚のうちに来た見たい。
千枚小屋からよく来たね。
一人向かってるって連絡が入ったから、
どんなオヤジが来るかと思ったら、女性だったよ。
今日は一人だけだから、2Fの好きなトコロで寝ていいよ。
やっぱり一人か、人に会わない度がハンパじゃなかったから、
ひょっとしてそうかなぁ〜?とは思ってたけど一人か...
ま、そんなのもいいよね。
ちょっと探検に行ってきます!
と出かけようとすると、今出てもガスで何にも見えないよ。
少ししたら晴れるから、いい場所教えてあげるよ。
と言われてコタツで暖まりながら、
おじさんが撮った空と山の写真を見せてもらった。
それはそれは見事でステキで、
こんな写真が撮れるなら、私もココに住みたいいいっ。
というと、3日で飽きるよ...
少し考えさせられる一言だった。
しばらくするとホントに晴れたので、
小屋前の神社の横のベンチへ!
モクモク雲が沢山あるけど、
それはそれでとっても良い景色、ずっと見ていても全然飽きない。
せっかくなので、お湯を沸かしてコーヒーブレイク。
お湯を沸かしてたら、途中でガスが無くなった!?
ええええええ!?こんな時にぃ〜。
だよな、いつか無くなるよな。
わかっていながら予備を持ってこない私が悪い...
すんごいぬるい中途半端なコーヒーだけど、
それでも満足。楽しいなぁ〜♪
ふと山頂を見ると人が二人!
えっ!?どっからやってきたの??
聖の方かなぁ?
小屋へ戻って、おじさんにお客さんが来たことを告げると、
千枚小屋で一緒だったご夫婦じゃないの?
なら、任意保険のこと報告できる!!
と思ったら男性2人組だった。
彼らは今日、椹島から赤石小屋経由で一気に登ってきたらしい。
すごぉ〜いっ!赤石小屋から先は急登なのにすごっ!
ということは今日の宿泊も3人だ。
今回の山行はホントに静かな山行だ。
夕飯まではまだ時間がある、
外へ出てまた神社の横で雲を眺めていると
夕飯だよぉ〜とおじさんが小屋の玄関先で呼んでいる。
はぁ〜いと返事をして小屋へ戻ると暖かいカレーライスとお味噌汁。
カレーはレトルトだけど美味しっ。
外で冷え切った体には暖かい味噌汁も美味しぃ〜。
五臓六腑に染み渡っているよぉ〜。ありがたい(T_T)
夕飯を食べ終わると、おじさんが時々顔をのぞかせる太陽を見ながら、
こうい時に太陽と反対側にガスが出るとブロッケンが見えるよ。
と教えてくれた。
時々おじさんがそのタイミングを教えてくれて見に行くけど、
中々難しいぃ〜。
しばらく待機してたけど結局ブロッケンには会えませんでした。
そうこうしている内に日の入時間。
防寒をして山頂へ。
風が強く吹いていたけどステキな夕焼けが見えました。
日の入りが終わると一緒にいた奥様も若者2人も小屋へ戻ってしまいました。
マジックアワーが好きな私は寒いけど、しばらく空を眺めていました。
もうちょっと雲があるとヨカッタのにな...
小屋へ戻ってお得意のストーブの前へ。
そこで2人の若者と3人で山話で盛り上がる。
オススメコースを聞いたり言ったりしながら情報収集。
東京と甲府から来たらしく、静岡駅で待ち合わせして車で来たんだって。
帰りは温泉に入って帰るんだってよぉ〜。いいな...
ホントは明日は千枚小屋へ泊まる予定だったが、
健脚だから一気に椹島まで行けるよ!とおじさんにアドバイスされ、
いちおそのつもりらしい。
そんなのアタシは絶対無理!若いっていいね。
あっという間に消灯時間が近づき、
明日の準備とトイレに行って就寝。
寝れない...
昨日もそうだったけどやっぱり山小屋では何故か寝れない。
時々薄ら眠るけどすぐに目が覚める。
ボーっと窓の外の星を眺めたり、
昨日からの山行のことを思い返したり、
パンクのことを思い出したり...
3時頃、トイレに行きたくなった。
外は風が吹いていて寒そう...
でも昨日、奥様が2時3時に見る星空はホントにキレイよぉ〜
と言っていたので、頑張って外に出る。
ほぉ〜んとにきれぇ〜。
天の川もよく見えるぅ〜。こんなに幸せでいいのだろぉか〜♪
風が無ければしばらくいるんだけどな。
寒いから小屋へ帰ろ...
足が冷えてしまって余計に寝れなくなり、
結局起床時間まで起きてたのかな?
出発の準備をしていると、
おじさんが今日はいい日の出が見れるよぉ〜と
声をかけてくれた。
早く準備して外へ行かなきゃ!
相変わらず外は風が吹いていたが、
おじさんに言わせるとこんなのそよ風みたいなもんだって。
さすが!
2人の若者とおじさんと4人で日の出を待っていたが、
マジックアワーが終わると日の出前におじさんは戻ってしまった。
そうなの!日の出よりもマジックアワーなのよねぇ〜。
でも私はせかくなので日の出を拝む。
3人で小屋へ戻り、若者が出発のご挨拶。
一気に千枚経由で椹島まで戻ることをおじさんに告げていた。
二人の背中を見送りながら、
いいなぁ〜オレも昔はああだったのになぁ〜
と寂しそうに言っていたのが印象的だった。
私も朝ゴハンのインスタントスープと
奥様が作ってくださった暖かい甘いの卵焼きを頂く。
まさかの卵焼き、ホントにお世話になりましたm(_ _)m
さぁ〜って、椹島へ向かって出発すっかな!
また来ます!とお別れの挨拶をすると、
待ってるよぉ〜!と手を振ってくれた。
ホントに楽しかった。
あとは無事に下山できるよう気を引き締めて帰らなきゃ!
今日の下山はあとがあるのだ!レッカ〜かぁ〜(>_<)
頑張って下山しよ。
小赤石手前の分岐で北岳や中央、北アルプスにお別れをして、
急坂をどんどん下ります。見上げるとスゲェ〜崖だ。
あ〜あ赤石岳山頂があんなに遠くに...
後ろ髪を引かれながら富士見平へ。
ここで富士山とお別れをして、そこから間もなく赤石小屋に到着。
トイレを済ませ、赤石小屋の展望台でお菓子を食べながら休憩。
時々ヘリがやってきて荷揚げ。
ヘリかっこいぃ〜。いいな乗りたいな。
ここで赤石岳と荒川三山にお別れをして椹島を目指す。
レッカーの人とは15時に待ち合わせをしているから、
絶対に14時のバスに乗らないといけないのだ!
と言っても余裕だけど、どこで何があるかわからないので、
気持ち早めにゆっくり慎重に下る。
下りってホントに長く感じるよね。なんでだろ?
長い長い下り、森の向こうに白い人工物らしきものが見える。
道路だ!登山口まであと少し!!無事に下山できたぁ〜。
椹島ロッジについたのは12時過ぎ。
14時まで沢山時間があるぅ〜♪
まずはWi-Fiの繋がる建物へ行ってネットで下山届を提出。
着替えがしたかったので、レストハウスのお姉さんに尋ねると
更衣室はないけど、お風呂場の更衣室を教えてもらって着替える。
スッキリしたぁ〜(だって今日は温泉入れないんだもんっ!)
着替えくらいしたいよね。
まだまだ時間があるので、レストハウスでランチ♪
贅沢にアイスコーヒーも頂いて、
(だってこのあとしばらく飲めないんだもんっ!)
山と空と緑を眺めながら、
レッカーのことででお世話になったご夫婦に手紙を書きました。
手紙を書き終えるとそろそろバスの時間だ!
バス乗り場を除くと小屋で一緒だった二人は戻っていなかった。
やっぱ間に合わなかったのか...
トイレへ行って乗り場へ行くと、
若者が肩を弾ませてバスに乗ろうとしていた。
間に合ったの!?
ホントにさっき着きました!
さっきいなかったから、諦めたんだろうなぁ〜って思ってた!
すごぉ〜い!!ホントにすごいなぁ〜。
登山始めてまだ3,4年って言ってたけど...
この先どうなっちゃうの??
相当急いだんだろうな。けどケガせず戻ってこれてホントによかった。
1時間後、駐車場へ着くとレッカー車は来ていなかった。
携帯繋がらないのに会えなかったらどうしよ...
とりあえずザックやらストックを片付けていると
レッカーの人に声をかけれた!
ビックリした!てか会えてヨカッタ。
車をレッカー車に積み込み。
若者やバスで一緒だった男性にお別れを行って静岡市街へ!
愛車と一緒にレッカーで揺られて帰りました。
行きと同じ道を走りながら、
帰りにこんなことになるなんて思ってなかったな...
長い道のりレッカーのお兄さんとも話すこともなくなり、
ひたすらクネクネ道を進む。
2時間半後、オートバックスへ到着し無事にタイヤを交換。
やった!車が生き返った!!
ホッとしたらお腹が減った!
お得意のさわやかのハンバーグを食べて、
無事に帰ることができましたぁ〜(^^)
それにしても今回の山行は、過ぎ去った台風18号にやられました。
でも台風が発生しなかったら色んな親切に出会えなかったのかな?
私も親切しよっ。
色々私を助けてくれた皆さん、声をかけてくれたみなさん、
ホントにありがとぉございましたm(_ _)m
おかげで山で楽しく過ごすことができました。
荒川三山&赤石岳、景色も人もサイコーです!
またきっと必ず行くよ。
今度はお花畑の季節と台風がずっと遠くにある日にね!
gamaspさん、無事にご自宅に着かれたようで安心しました。(kazusaの妻です)
今回の山行は、予定外の事がたくさんありましたが、かえって思い出深いものになりました。
富士山を横に見ながらの稜線歩きは、北岳の時からの夢。今回はあの雨の中千枚小屋まで頑張って歩いたからこそ、翌日の晴天があり富士山との稜線歩きが出来ました。素晴らしい景色でしたよね。
最終日赤石小屋から椹島まで下山するのは、大変でしたが頑張れば出来ると自信がつきました。gamaspさんとは、もっとゆっくりお話したかったです。
どこかの山で、乾杯したいですね。
また、お会い出来る日を楽しみにしています。
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