剱岳・早月尾根 試練の日帰り
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- GPS
- 11:19
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 2,569m
- 下り
- 2,553m
コースタイム
- 山行
- 9:54
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 11:19
急登で木の根が沢山。下山時は木の根が滑るので注意。
標高の標識が1000m以降200m毎に設置されているが
1200m〜1400mが異常に長く、1400m〜1600mが短く感じた為に下りで計測したら1400mが僕の時計では1500m前後でした。
早月小屋〜剱岳山頂
鎖は2800m以降まで無く、木の根などにしばられたロープが多数。
僕はそのロープが信用できないのでほとんど使用しませんでした。
それでも行けるレベルのルートです。
危険箇所もほとんど無く、有名な「カニのはさみ」もそこまで高度感は無いです。
早朝は気温が低いので防寒グローブは有った方が良いと思われます。
岩稜が2/10。
普通の稜線が2/10。
樹林帯が6/10といった具合のルートでした。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
平日にも関わらず満車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
早月小屋までの登山道は土嚢などを使用してよく整備されています。 早月小屋以降はマーキングは少な目ですが、稜線を基本的に真っ直ぐ進む ルートなため、踏み跡が多数あるため問題は有りません。 鎖よりもロープが沢山あります。 |
その他周辺情報 | 馬場島から車で20分ほどの 魚津市内の満天の湯720円にて入浴して帰りました。 |
写真
感想
神奈川の自宅を19:30に出発して馬場島には1:30に到着。
470kmは遠かった...
平日にも関わらず駐車場は満車。
3:30頃から登りだす人がいたので、自分も仮眠から目が覚め準備して出発。
暗闇の樹林帯を延々と登りました。
早月小屋手前で日の出。
小屋以降は日差しが出始めて暖かくなりましたが
午前中は日陰では気温は5℃でした。
小屋のご主人が今年は平年より2週間秋が早いとの
こと。いつ降雪があってももうおかしくないとおっしゃってました。
確かに小屋以降は霜柱が多数有り、帰りの下りではそれが日差しで溶けて
ぬかるみや滑りやすい木の根を発生させてました。
全体的に木の根が多いルートなので暗いときには足元に注意が必要だし
滑りやすい木の根が多く、下りでも神経を使いました。
全体的には危険箇所は少なく、高度感もそんなに無いルートなので
技術は求められませんが体力は必要です。
山頂は人だらけで祠の前は写真撮影の順番待ちラッシュでした。
祠の周りで座り込む配慮の無い人がいたりして
写真が取り辛かった(怒)
別山尾根から3/4で早月尾根からが1/4といった印象でした。
下山はひたすら膝にくる激しい下りです。
急いでもどうせ深夜割引のETCで帰る予定だったため
早月小屋で大休憩。
北アルプスでは珍しいノーチップのトイレも拝借したので
この小屋でしか売ってないTシャツを購入してお布施してきました。
後は我慢比べのような樹林帯をひたすら下りました。
8月の奥穂高〜西穂高の縦走以来の登山。
盆休みに子供ウイルスをもらい熱を出して1週間寝込み
8月下旬〜9月上旬はスケジュールと天候不良が合わず山には登れず。
シルバーウィークは家族の都合で登れなそうなので
天気予報を見て弾丸ツアーを決行しました。
今年は秋が早そうなので登りたい山の中から
北にある山から登らなければと思い剱岳へ。
日帰りが可能なため、選んだ早月尾根。
去年黒戸尾根を経験していたために自信があったのですが
1カ月の停滞によって萎えた体にはきつかったです。
加えて水場が無いルートなので念のために背負った5.5Lの水が重かった。
涼しかったために最後は余る始末。
早月小屋までの延々と続く急登に気力が萎え、山頂までは無理かなと
考えさせられました。
早月小屋以降はアルプスの稜線を行く絶景のルートです。
天候が悪ければ諦めていたかもしれませんが、快晴の天気と絶景にやる気をもらい
登りきりました(笑)
コンディション的に十分でなかったにせよ、黒戸尾根より早月尾根の方が
体力的に厳しいと感じました。
今週末の連休も天候が崩れると降雪の恐れがあるほど冷え込みそうなので
皆さん気をつけて下さい。
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