祖母山
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 762m
- 下り
- 762m
コースタイム
天候 | 晴れ〜曇り、一時雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
溶けていきそうな猛暑の熊本を逃げるように離れ涼しげな祖母へ。
北谷登山口に着いたときはすでに駐車場はほぼ満車。皆さん早いね。
この駐車場は、登山者に限らず渓流釣りの太公望もいらっしゃる。
太公望の方は「マヅメ」を狙われるので特に早い。
準備をして早速山に入ることに。
今回は風穴から頂へ登り千間平から降りてくる周回コース
大小の石がゴロゴロした広い林道を歩く。
途中から沢の方へ下り口があり道標もある。
渡渉箇所があるのだが、以前と比べるとしっかり整備されていて不安無く渡れる。
涸れ沢のような所や急登、なだらかな森林浴や梯子に岩場。
とアドベンチャーなコースは楽しい。が、下りには使いたくは無い。
今回はここを下る強者にも遭遇した。
このコースのお楽しみはなんと言っても「風穴」!
夏の登山でこの風穴は癒やしの場である。
まぁ風穴自体は寒すぎるので1段上ったところは休憩に適しており
風穴からの冷風をあびてゆっくりと休める。
余りここにいると気持ちが良すぎてそのまま下りたくなるので、
目の前に続く登山道を登ることにする。
自然林の樹林帯はとても歩きやすく直射の日もさえぎり快適だが滝汗。
山頂下部に長い梯子があるここまで来ると頂はもうすぐ。
しかしここから最後の急登も続く。
「ママコナ」や「オトギリソウ」が迎えてくれるので、もうひと頑張り!
山頂は360度の絶景。
天狗岩〜障子、古祖母、本谷、九折、傾山への縦走路や
神原方面、高千穂町。又、遠く阿蘇の山並みや久住まで遠望できる。
山頂では「ヤマサナエ」「ツナグロヒョウモン」「キアゲハ」「アキアカネ」が
出迎えてくれた。翼の大きな「アマツバメ」も時折飛来する。
ゆっくりと昼食と休憩を済ませ、景色を堪能してから降りることにする。
小屋があるのでちょっとそちらに寄ってから下る。
道標もあり歩きやすい登山道は濃い緑に囲まれ。鳥の囀りを聞きながらの快適な道。
たまに鹿の親子が走ったり、警戒音が聞こえる中、全く違う声を聴く。
登山道から離れ、竹田方向の急斜面を覗くと何やら鹿では無い動物の姿。
しゃがみ込んでカメラを構えるが、なにせ遠いし木々も邪魔。
写真ではぼやけたようなシルエットしか確認できないが「カモシカ」であった。
こんなにしっかりと見たのはずいぶんと久しい。山深い祖母ならではの幸運である。
途中の展望台により小休止。
ここからは久住の山並みを一望できる。筒ヶ岳から都留へと抜けるルートもある。
北谷方面の空に嫌な雲が広がってきたので速やかに降りることにした。
千間平から北谷口へグングン降りていく。
ゴロゴロと聞きたくない音。雨もポツポツ。
森の中の道は多少の雨は通さないがカメラは仕舞うことに。
カメラを仕舞うと出会えてしまう。
木立の中で「アサギマダラ」の乱舞に出会う。
10数頭はいたであろう。
フワリフワリと小雨の木立の中を漂うように舞う姿は幻を見るようであった。
あれだけいた駐車場はガラガラ。
荷を下ろし、靴の泥を落として車に入ると凄い雷とともに本降りになる。
びしょ濡れになるところであったが幸いにも濡れずにすむ。
帰り道、高森にてコスモスと根子岳を写真に収める。
今日の熊本は体温を遙かに超える気温。
だが、着実に秋は来ている。これから迎える紅葉の山々を楽しみに家路を急ぐことにした。
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