菌界5 「裏紅布袋占地」は例年並み大発生。奥多摩の尾根

- GPS
- --:--
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 636m
- 下り
- 619m
天候 | 中腹以上では霧の中。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山道は一部しか使わず、森を逍遥。 ガスが出て、森の中は暗く、写真でいい色をだすのはむずかしい条件でした。 |
写真
感想
今季5回目の菌界の探索。ようやく雨の日が途切れて、奥多摩の標高1200m前後の尾根の森に入りました。
地元の民宿のおやじさんらも入る、稜線の森。ナラタケ、ヤマドリタケモドキ、ホンシメジ、などの盛期のはずが、森は、ともかくきのこが、とても少ない。
昨年、大発生したホンシメジは、数株が見つかっただけで、傷みだしており、残念な状態でした。アカヤマドリも1本も出合えず。
他のきのこが、ことごとく不作ななかで、ウラベニホテイシメジは図体も大きめなうえに、数本づつまとまって生えだすため、とっても目立ちます。
このきのこは、身が締まり、つくりがしっかりしていて、傘も雨に強いためか、他のきのこのように、生えだしながら、水分を吸って腐りだすということが、少ない。
ところが、こんなに目立つのに、地元の人も、このきのこには、あまり手を出さない。好みの地域性もあるのかもしれません。
よく似た毒キノコがあるのも、敬遠の理由かな。
それと、ウラベニホテイシメジは、歯ごたえ抜群なのに、少し苦味があるので、そこも敬遠する人がいるのかもしれません。
でも、調理しだいで、苦味は活きることもある。
今日は、今年も豊作のこのきのこで、3品、作りました。
1つは、昆布とごま油、みりん、酒、醤油で煮込んだ、薄味の佃煮。
2つめは、マヨネーズ、味噌、日本酒を練ったペーストを塗って焼いた、マヨネーズ味噌焼き。
3つめは、鳥ひき肉を醤油味で練って、このきのこの傘に塗って焼いた、肉詰め風焼き物。
どれも、このきのこの苦味とエキスが利いて、いけました。
一番簡単な、佃煮風が、ごま油と苦味、昆布味がコラボして、持ち味の歯ざわりが生きて、おいしかったです。
大半のきのこは、雨が多すぎる年には苦戦します。
そんな年にも、普段とは違った楽しみ方に導いてくれるきのこたちです。
きのこのいい時期は、あと1カ月を切りました。
どこまで挽回してくれるでしょうか。
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