日本100名城・八王子城・深沢山と滝山城で歴史散歩


- GPS
- 01:51
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 290m
- 下り
- 272m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(普通車50台・無料・8時半-17時) 滝山城跡:滝山観光駐車場に車を駐めました (普通車29台・無料・8時-18時・11−2月は16時) |
コース状況/ 危険箇所等 |
八王子城の本丸跡へは登り40分ほどで、普通の登山道です。靴等は山仕様がベターだと思います。また、どちらの城跡もこの季節はヤブ蚊がたくさん飛んでいます。虫対策が必要かも。 |
写真
感想
里山歩きが恋しくなる季節、先日は釜伏山とセットで埼玉県寄居町の鉢形城を見学しました。金山城や忍城など、関東近辺の古城跡は結構歩きましたが、本格山城でまだ未踏破だったのが八王子城、鉢形城主の北条氏つながりで訪ねてみました。
八王子城は豊臣氏の攻撃を想定して造られた山城。麓には根小屋ゾーン、奥には居館ゾーン、そして標高460mの山頂には要害ゾーンと、広大な敷地は区分けされています。館のあった場所には石積みがよく残り、往時の面影を今に残していました。
そして自然の要害に囲まれた山頂部の曲輪群、鉄砲戦を前提とした近代的な城だったらしいですが、民衆の住む集落や御主殿は麓にあり、意外にも狭い本丸に籠もって、最後は何を守るつもりだったのかと、胸が締め付けられる思いがしました。
次に向かったのは、同じ北条氏が八王子城築城以前に居城とした滝山城。大規模な土塁や堀は北条氏ならではで、複雑な地形と相まって城内は迷路のよう。決定的な防衛線に欠け、武田戦で三の丸まで落とされたことで、八王子城への移転が決まります。
武田信玄、上杉謙信など有名武将の影となり存在感の薄い北条氏。ひとりのスーパースターは不在でも、同時期に何人もの兄弟がそれぞれ一城の主として、関東一円を支配してきました。一族で骨肉の争いの戦国大名、関東管領上杉家などとは大違いです。
そんな兄弟のなかで、気性は荒くとも民から慕われた氏邦の鉢形城が家来の屋敷を城内に取り込んでいたのに対し、氏照の八王子城が孤高の山城なのは対照的でした。そもそも山に籠もることを考えた時点で、負け戦は決まっていたのかもしれません。
そんなこんなを考えながらの五連休。歴史小説になりずらい北条氏ですが、兄弟の考え方の違いなどを掘り下げたら、大河ドラマも夢ではないかも。諸氏入り乱れた関東の歴史を絡めた山歩き、陽気も良くなってきたし、まだまだ続けたいです。
コメント
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yamaonseさん、こんばんは。
八王子城跡や滝山公園に比較的近くに在住のLandsbergです。
ようこそ群馬県からお越しくださいました。
ゴールデンウィークだろうがシルバーウィークだろうが混むことを知らないこの場所は穴場中の穴場ですね。八王子の住民でも知らない人が圧倒的に多いと思います。
しかし、ご存知の様に八王子城跡は日本百名城の一つですから山城の好きな方にはたまらないですね。駐車場が完備していて軽登山も楽しめますね。
不思議なのはあんな小さな御主殿の滝でどうやって自害できたのでしょう。
Landsberg
コメント、ありがとうございます!よく八王子界隈の花情報を見させてもらっていて、この辺もお近くなのかな・・・とか思いながら歩いていました(^^)
高尾山界隈は山ガール始め老若男女できっと大混雑、だったのでしょうが、八王子城周辺はお墓参りの年配な方々で賑わっていました(笑)
今日はせっかく遠出したのだし、本当なら八王子城から高尾山まで歩こうかと思っていましたが、渋滞で到着が遅れたのでやめました。もっと早起きしないとダメですね。
喧噪から離れて足下もドロドロ、とかは無縁な北高尾界隈。次は陣馬下まで歩く、とか、日影経由で高尾山とかの展開で歩きたいと思います。
そして御主殿の滝、目の眩む石積みとかはあったけど、たしかに自害できる高低差ではないですよね(爆)上流で自害した人の血で赤く染まったとかの話しが転化したのかな・・・
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