錫杖岳 前衛壁 左方カンテ


- GPS
- 13:40
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 2,182m
- 下り
- 2,190m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
装備
共同装備 |
カム マイクロから3番まで
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感想
病み上がりで不安だったが、急登のアプローチも私なりにペース良く歩くことができて良かった。
しかし…肝心の登攀といえば…どのピッチも厳しく全く登れず、、、特に3ピッチ目はカチ持ちもできず、足もおけず、かなり時間をかけてもがき、ロープに大きな負担をかけながら時間経過。女神のハーケンを見つけて、そこにどうにかスリングをかけて突破。早期にアッセンダーをロープにかければよかったと反省(忘れてました)
絶対に無理だと思いながらもセカンドだからただ登っただけの結果。時間もかかって予定より遅くなり、懸垂でもハプニングあり。
しかし悪天候の予想を裏切る痛快さは、登ることを止めなかったからこそ、皆で共有できた。
また頑張って、次は自分自身の、想像を追い抜きたい。
オマケ:解散の道の駅で、足がつってパイセンが駐車場で転がった姿も痛快!お疲れ様でした!!
念願の前衛壁 左方カンテ
前日の雨 そして朝から降る雨
流石に この天気では登れないだろうと思いながら基部に向かい歩いて行く
途中から空が明るくなり 時より青くも見えてくる
目の前に現れた前衛壁は乾いてるようにも見え 基部に到着すると表面の岩は乾いている
流石リーダー!天気の読みに驚きです
先に1パーティー取付いていたので順番を待ちながら準備を行う
1ピッチ目:ルンゼ 40m Ⅲ
上の岩から雨水が落ちてはいるものの 特に問題無く登る
2ピッチ目:ルンゼ 40m Ⅳ
途中から立ったフェースが出てくる
少し湿った岩に緊張を強いられる
3ピッチ目:フェース 30m Ⅴ
最初の核心
ピナクルをビレイポイント側から登り そのまま薄被りのフェースを右上に
カムで支点を取り 右・左とカチで繋ぎ 右でガバを取りに行く
ガバと言っても奥は深くエグれて無く 思ってたより際どかった
その上のガバは深くエグれているのでマッチして乗越す
(前パーティの女性の方が登るのを参考にさせて頂きました 感謝です)
4ピッチ目:バンド 20m Ⅱ
コンテで歩く
5ピッチ目:チムニー 30m Ⅳ+
ビレイポイントが無いので適当にセルフを取る
結構狭いのでギリギリに身体を押し込み登って行く
ホールドは有るのでそれ程苦労はしなかった
上部がランナウトするので緊張感があった
6ピッチ目:フェイス~カンテ 40m Ⅳ+
チムニー横のフェイスを登る
このフェイスも軽く湿ったところがあった
ルートがいくつか取れそうだったが右側を直上気味に登った
途中 右手サイド持ち 左手カチ持ちから右足をハイステップで乗り込むところがあったのだが 身体の硬い僕には乗り込みが厳しいのと 乗り込んだ後に右手ホールドが分からずカムを使いA0してしまった
でもすぐ真上にガバホールドがあったことに後から気付き後悔する
その後 バンドからカンテに回り込み大テラスへと上がる
7ピッチ目:被り凹角~チムニー~フェイス 40m Ⅴ+
今回 この7ピッチ目を登ったところでトップアウトとし残す1ピッチとなったのだが
ここが最大の核心となった
最初から非常に悪く凹角がどうしても上がれない
何度か試すが先が見えないので仕方なくA0 まずは岩の上に上がる
そこから凹角内を登って行くのだが 中は濡れてヌルヌル
手も足も全く掛からず足と背中でのステミングで登ろうとするも全く上がれない
ひたすら悶えるだけで時間が過ぎ戦意喪失
ここで敗退することにしました
(ですが降りるに降りれないのでまずはカムを支点に下に降り
そこからカムを回収するために凹角奥の脆い部分から上に上がり そこでスリングとカムの二点で保持しながら またもステミングでカムまでトラバース カムを回収して支点も回収して降りたのですが 後から考えるとステミングで移動出来るなら上がれたはずでした
結局は登れないのでは無くメンタルが負けてしまったのです)
下山は懸垂下降にて登ってきたルートを降りて行きました
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