【ライダー視点】羅臼岳斜里岳＆ツーリング

2015年09月19日(土) 〜 2015年09月23日(水)

• GPS: --:--
• 距離: ---km
• 登り: ---m
• 下り: ---m

天候

土曜日のみ土砂降り　その他は快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

9/19 4:41

急きょ決まった北海道ツーリングなので飛行機が13:50羽田発しか取れず。でも一縷の望みをかけて始発から空席待ちのため夜明け前に羽田に向かう

9/19 7:29

羽田はきれい

9/19 10:05

朝一番の便は4人くらい空席待ちで乗れたようだが、私の順番は22番なのでおそらく無理だろう

9/19 13:38

結局最初のチケットとなる。逆に言えば空港開場は4:30、空席待ちスタートが5:15なので徹夜で待てば朝一番のフライトに乗れる可能性があったということ

9/19 15:23

15:30新千歳着　予報通り雨。今回、この雨のおかげで地獄も極楽も経験することになるのだが、まだこの時の俺はそのことを知る由もない

9/19 15:46

BHSの新千歳デポであるトランシスにて。当初道東から反時計回りに走るつもりだったが、予報で道東が雨らしいので予定を変更し、道北から時計回りに回ることにした。

9/19 16:17

けっこうな土砂降りの雨の中出発。今日の予定は留萌のライダーハウス。しかし、この後、土砂降り＆夕暮れの道央道で突然エンジンが停止するというマシントラブルに見舞われる！薄暗い高速道路の路肩をバイクを押して歩くことしばし。どうにかエンジン再起動に成功し、江別東ICに脱出。この時BHSの方に大変お世話になる。大感謝である。

9/19 17:52

江別東ICに脱出後の様子。脱出後は写真を撮る余裕もできた（逆に高速道路上で悪戦苦闘しているときは写真を撮る余裕もなかった）。

9/19 18:47

とりあえずエンジンは動いているので、そのまま留萌には行かず、新千歳のデポまで戻って仕切り直しすることにした。明日エンジンが再びかかるかどうか分からないため。

9/19 18:47

外は真っ暗、雨ザーザー、初めて走る道、イマイチ不安のあるマシン。ツーリングの醍醐味を満喫中w。

9/19 19:01

途中で道路通行止めの迂回をする羽目になった。ぎゃー！！！

9/19 19:42

どうにか出発地点まで戻ってきたところ。20時になるとデポは閉まってしまうためギリギリの生還だった。トラブル時は車の跳ね上げる水煙で前も見えないほどで、これがエンジン内部に入り込み過ぎたのかと思ったが、帰宅後調べてみると点火系の漏水によるものらしい。この時はそれをネットで調べる気にもならないほど疲れていた。

9/19 20:19

デポの方に事前に連絡をとってもらい、その方が宿泊するホテルに空きがあるということで一緒に向かう。なんという親切、涙がでる。

9/19 20:51

今日の宿泊　コンフォートホテル苫小牧

9/19 20:54

ホテルなんぞ泊まるとは思いもしなかったが、これも旅の醍醐味。一泊朝食付きで8，000円強。

9/19 21:05

朝から何も食べていなかったが、トラブル中は腹も減らなかった。ここで空腹を思い出し、生還祝いのビールとコンビニ弁当で乾杯

9/19 21:59

乾かします。けっこう濡れました。しかし、この日のためにバイクタイヤをミシュランのロード3に履き替えておいて良かった。あのタイヤは雨にとても強いです。

9/19 21:59

部屋に広げて乾かします。10時半頃就寝

9/20 5:59

翌朝は薄曇り。降っていないだけ上出来です。ホテルのテレビで最新の天気予報を確認したところ、道北は雨模様！！！昨日あのまま留萌に行っていたら・・・。

9/20 6:15

朝ご飯はバイキングなので限界まで食べます。どうせ昼ごはんなんて食べないのだから。今回は体調管理のために毎日ビタミンB複合剤を飲みました。そのせいか体調は終始とてもよかったです。

9/20 8:09

デポに戻ってきました。心配だったエンジンも一発始動。昨日折れかけた心も添え木を当ててガムテープでグルグル巻きにした感じで復活です。

9/20 8:42

天気予報を考慮し、方針を再度変更し、道東から攻めることにしました。でも初日の行程をロスしてしまったので宗谷岬には行けそうにありません。今回のツーリングの目的地のひとつに宗谷丘陵の白いホタテ道があったのですが仕方ありません。

9/20 9:56

そうと決まれば道東道を一直線！目指すは440km先の羅臼岳！ここは途中の占冠PA。

9/20 12:32

阿寒湖でトイレ休憩。コタンは見ません。今回の旅の目的は観光ではなく「走り＆ヤマ」だからです。

9/20 12:48

阿寒湖脇の食堂でエゾ鹿丼を食べる。高いのは仕方ないにしても、やはり鹿は不味いです。地元の人曰く「1歳以下の子供を産んでいない雌鹿は美味いがそれ以外は不味い」とのこと。

9/20 13:13

9月ともなるとTシャツ一枚で走るには少し寒いです。今回は登山用のハードシェルをジャケット代わりに着ましたがちょうどよい気温でした。

9/20 13:49

摩周湖です。霧がかかっていない時に摩周湖に訪れるカップルは別れるらしいです。望むところです。

9/20 13:55

良く見えます。とてもきれいです。霧がかかっているとホントに残念ですね。

9/20 14:04

途中の景色です

9/20 14:07

天気が良くて気持ちいいです。今回はこれ以降最後まで快晴続きでした。

9/20 14:09

でも良い天気が続くかどうかこの時点では分からないので写真を撮りまくってますw。

9/20 15:26

羅臼岳に行く途中の斜里町から見た斜里岳です。頂上付近は雲がかかっています。う〜ん、私が登るときは晴れてほしいなあ。明後日はホントに斜里岳登ろうかなあ・・・。天気次第だなあ・・・。

9/20 16:24

ウトロ漁港から少し知床に行ったところで夕暮れです。キレイです。

9/20 16:24

パチリ

9/20 16:25

パチリ

9/20 16:30

あれが本日の終点羅臼岳です。今日は岩尾別登山口にある木下小屋に泊まります。素泊まりのみ2000円、手前のホテル地の涯の駐車場も早い時刻から満車になってしまうため、早くいく必要があります。

9/20 17:10

小屋脇は車なら5，6台＋バイクなら2，3台停められます。
敷地が斜めになっているんで大型バイクは方向転換がかなり難しいです。食事はコンビニ弁当。

9/20 18:14

実は手前の道の駅ウトロでプラティパスに給水したのですが、なななナント！プラティパスの接着面から漏水が発覚！まじかよ！おまけにバッグに挟んでいたら小屋までの数キロの走行中に落としてしまいました。あ〜あ・・・・。

9/21 4:40

翌日は夜明けを待って羅臼岳登山に出発（5：00）。今回のために火薬鉄砲を導入しましたが、地元の方の意見などを参考にして使用しないことにしました。鈴も熊に会う前は鳴らし、熊を見かけたら鳴らさずにいなくなるのをひたすら待つのがセオリーだそうです。

9/21 11:01

下山しました。6時間で往復。標準タイムは8時間20分なのでまあまあです。今日この後の移動も考えるとこれくらいの時刻に下山できれば余裕ができます。

9/21 11:21

お世話様でした。羅臼岳では絶景が見られ、他の登山者とも仲良くなったし、明日も好天らしいので斜里岳に向かうことにします。詳しくは【クライマー編】をご覧ください。

9/21 11:37

さらば羅臼岳！ありがとう！

9/21 12:13

お昼はウトロ漁協婦人部食堂で3種丼を食します。2000円とちょっとお高いですが良しとします。

9/21 12:35

ルートは来た道を引き返すのではなく、知床峠を迂回して道東を巡って行こうと思います。正面は羅臼岳。

9/21 12:35

時間もあるし、今回の私は基本的にはライダーであるので、走るチャンスは逃しません。全篇走っているか登っているかどちらかです。

9/21 12:40

バイクの調子も良く。気分も盛り上がります。北海道は目的地までの距離が遠くてもけっこう早く到着してしまうので、案外寄り道しても大丈夫なのですが、なかなかそれに慣れなくて寄り道時間と到着目的地との距離で葛藤します。

9/21 12:59

でも、途中の熊の湯には寄りました。羅臼湖にも行きたかったけど、往復3時間だとさすがに無理。

9/21 13:04

あ、熱い！でも登山後の温泉は気持ちいい！

9/21 14:08

下北半島を周回してきました。遠くに斜里岳を望みます。

9/21 14:13

途中の牧草地は北海道らしい景色が続きます。

9/21 14:15

ちょっと失礼して

9/21 14:25

この写真、どうやって撮ったと思いますか？

9/21 14:55

道東に来たからには道東の聖地、開陽台には行かなくちゃ！ということでやってきました。

9/21 14:59

以前、娘とドライブに来たときには雨で何も見えなかったのですが、また、娘とドライブに来たいです。この景色を見せてあげたい。

9/21 17:44

結局斜里岳の麓を時計回りに一周して登山口にある清岳荘に到着しました。途中はフラットダートが8km近くあるのでロードバイクではちょっと大変ですが行くことは可能です。

9/21 17:52

この清岳荘素泊まり2000円ですが、信じられないくらいきれいです。ポット、レンジなども完備。ビールは売ってません。これは夕食、麓のコンビニで買いました。

9/22 4:17

板の間の大広間に雑魚寝ですがゆったり寝られました。これは朝食

9/22 4:55

夜明けとともに出発。今回はなんちゃって沢登りです。出発時は2番手でしたが最終的には一番乗りでした。

9/22 9:59

下山しました。5時間。標準タイムは7時間20分なのでまあまあです。

9/22 11:24

さて、ここにきて初日のタイムロスのために苫前に直行するのが当初の予定でしたが、到着にかかる時間が約6時間、もしや？と思い、宗谷岬までの時間を調べたら6時間！ここでライダー魂に点火！一路340km先の最北端を目指します！

9/22 16:29

結局5時間で最北端に到着。巡航速度は秘密です。なんとしても陽があるうちに到着したかったのでうれしいです。

9/22 16:46

しかし、途中でまたマシントラブルになると最北端では最悪帰宅できない可能性があるためけっこう内心ビクビクでしたが、一旦点火した魂の炎を消すことはできませんでした。

9/22 16:47

今回の最大の目的のひとつが「宗谷丘陵を走る」というものでした。

9/22 16:51

これが「白い道」

9/22 16:51

敷き詰められているのはホタテガイです。なんでも処分に困ったホタテ貝を道に敷いちゃえ！ってノリでやってみたらウケた、らしいです。

9/22 16:56

夕暮れの景色1

9/22 16:56

夕暮れの景色2

9/22 16:59

夕暮れの景色3　もう撮りまくり

9/22 17:04

世界が丸く見える

9/22 17:18

今日の夕食はセイコーマートの弁当です。

9/22 17:19

オホーツクに沈む夕日に乾杯（してえw）

9/22 17:27

ここで一泊するのがセオリーなのでしょうが、明日は最終日、今回の目的の最後のひとつである三渓別の羆事件現場に行くためとマシントラブルのリスクを減らすためにこれから苫前まで160km南下します。幸いにも体調は絶好調なので名残惜しいけど出発です。

9/22 19:06

途中の羽幌町にて、誰も歩いてない。

9/22 20:24

道の駅Wとままえの駐車場でテント泊、併設のオートキャンプ場は閉まってました（使う気なかったけど）。ふわっと温泉は500円で21時まで受け付けなのでラッキーです。

9/22 20:30

とてもきれい

9/22 20:30

ライダーもちらほら。ここに泊るのだろう。でも一泊5600円は高すぎる。雨でもなきゃとても泊まる気になれない。

9/22 20:31

駐車場には車中泊のクルマがいっぱいでした。

9/22 20:35

脱衣場、冬のカッコですね。

9/22 20:42

良い風呂でした

9/23 4:50

朝、快晴です。

9/23 5:06

ちょこっと散歩。昨日は海を見る余裕なかったもんなあ。

9/23 5:42

今日は最終日、安全に行きます。パッキング終了で出発。目指すは三渓別。

9/23 6:08

町中から30分くらいで現場には行けます。途中に慰霊碑発見。

9/23 6:09

吉村昭の「熊嵐」の舞台です。若い時北海道に来たときはこの小説を知りませんでしたので、今回是非来たかった場所です。読んだことがない方はおすすめです。

9/23 6:12

可愛いクマになっちゃってます。

9/23 6:15

熊嵐って地名になってる！おいおい、まじかよ！すげーな吉村昭

9/23 6:15

これが拡大

9/23 6:16

今通るとホントに普通の田舎ですが、大正4年ともなれば原始の森だったのでしょう。ここはマタギが羆に最初の銃弾を当てた場所らしいです。普通の道路です。

9/23 6:20

最後の200mくらいは砂利道です

9/23 6:23

なんかいます

9/23 6:23

こんな粗末な家で北海道の冬を越えられるのか？そりゃ開拓を諦めたり死んだりする開拓民がたくさんいたのも分かる

9/23 6:26

でけえ！こんなデカい生き物がいるのかってくらいデカいです。

9/23 6:28

羆は体調2．7m体重340kgだったとのこと。

9/23 6:30

こんなのが突然家に突撃して来て人を食いまくるなんて・・・

9/23 6:32

爪痕です。

9/23 6:35

熊出没注意のステッカー貼ってあります

9/23 7:20

苫前まちまで戻ってきて朝食。セイコーマート

9/23 7:32

資料館も見てみたかったけど、あまりのしょぼさと開館が10時とのことなのでそれならば走りをやろうと思いパスします。

9/23 7:41

元は役場の庁舎のようでした。さて、とりあえずの目的地はコンプリートしたので、あとは事故と警察に気を付けて行きます。美瑛経由で新千歳まで。

9/23 10:07

2時間ちょっとで美瑛に到着。これは有名なケンとメリーの木

9/23 10:19

丘1

9/23 10:20

丘2

9/23 10:22

丘3　結局あまり感動しなかった。何度も来てるからかなあ？

9/23 12:06

そこから富良野を通過して占冠を目指す。途中の道の駅占冠で食べた茹できびがものすごく甘くて美味かった。

9/23 13:40

16時のフライトに間に合わせるため14時にはデポにたどり着こうと思っていたけど20分のアドバンテージで到着、余裕のある行程が何よりです。

9/23 13:41

濡れたテントやシュラフなどを乾かす時間もたっぷり。このあとバイク装備は2週間陸送となるので、濡れていると確実にかびて異臭を放つことになるので干せてよかった。

9/23 13:42

今回お世話になった「バイク　ヒッチハイク　サービス」（BHS）です。トラブルの際も何とか助ようといろいろ手を尽くしていただいたり宿の手配をしていただいたり大変お世話になりました。　

9/23 14:18

というわけで新千歳空港をブラブラ

9/23 14:42

寿司を食う。6つで1800円。うまいが高い。北海道の記念

9/23 15:04

その足でラーメンをハシゴ。味噌ラーメンなんて数年ぶり。レストランで食べたのだがけっこううまかったが、そのあとブラブラしていたら、ラーメン専門店街を見つけてちょっとショック。でも私はグルメではないのでこれで満足。

9/23 16:18

予定通りのフライト。さあ、日常に戻ります。

9/23 17:39

今回は自分のバイクで走りましたが、自分のバイクにこだわりがなければ、手間とか費用とかを考えるとレンタルバイクもいいかなと思いました。10万円以内で3泊4日で北海道に行けるなんてよい時代になったものです。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough オリンパス

感想

bmwr1200rs

ライダー視点編です。
登山のことは触れていません。

ライダーかつクライマーという人にこれまであまり会ったことがありません。
もちろんクライマーでバイクに乗っている、という人はたくさんいます。
でも、ライダーの魂を心に燃やしつつ登山もやっている人は少ないようです。
私自身ヤマかバイクかどちらかを選べと言われたらかなり悩むでしょう。
そして多分答えは出せないと思います。
でも、それでも走って＆登って楽しんでいきたいと思います。
できる限り、ですが・・・。

後日GPSがバイクと一緒に戻ってきたら羅臼岳編、斜里岳編にアップ予定です。

クライマー視点　北海道登山＆ツーリング（羅臼岳編）はこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-726456.html

クライマー視点　北海道登山＆ツーリング（斜里岳編）はこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-726512.html

コメント

k-yamane

超高密バイク＆ハイクの旅いいですね。
bmwr1100rs さん、こんにちわ。
自分はもうバイクには乗っていないし、
クライマーというよりはハイカーなので、
ライダー＆クライマーではないのですが、
２０代の頃はそんな感じでしたね。
北海道は四季を通じて８カ月くらいは滞在して、
林道走りまくりで、山は有名どころで簡単なところを
ちょろっと登ってます。テン泊、ヒッチハイク、
混浴露天風呂、ありとあらゆる楽しみが
北海道にはありました。。
さくっと行動的にいってしまえるbmwr1100rs さんが
羨ましくもあります。今はひたすらナッキーに
会いたいです。(*´ω｀*)

bmwr1200rs

Re: 超高密バイク＆ハイクの旅いいですね。
s-katayamaさん　おはようございます

実は私もライダーのみだった頃は山は登ってなかったんです。
カムイワッカとかでも橋のところまでバイクで行けましたしね。
お姉ちゃんの脇で素っ裸で滝壺の滝風呂に入るのは楽しかったなあ。
最近ではレンタルバイクだとかなり安価に数日のツーリングができるようですね。
やってみてもいいかも