高篠山、丸山 ゴ・ドーハンの山旅 秩父/水巡り(龍神社御神水,薬師の泉,長命水)

2024年09月21日(土) [日帰り]

• GPS: 08:00
• 距離: 20.4km
• 登り: 1,342m
• 下り: 1,336m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:45
• 休憩: 0:21
• 合計: 8:06

距離 20.4km 登り 1,342m 下り 1,336m

7:32 札所4番金昌寺
7:36 金昌寺バス停
12:32 12:44 丸山
13:20 13:21 日向山分岐
14:33 14:34 三等三角点高篠
15:27 15:34 札所4番金昌寺
15:38 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

金昌寺Pをお借りしました。

コース状況／危険箇所等

一部バリを歩いています。

写真

9/21 7:32

秩父札所四番金昌寺をスタート

9/21 7:41

恒持神社御由緒。「丸山の支峰高篠山に神沢があり、日本武尊が東征の際に禊を行った。後に里人がその御霊を祀り高斯野社と号した。これが当社の始まり」

9/21 7:42

神社境内からの高篠山、中央の峰は「高篠」三等三角点峰の大棚山と思われます。

9/21 7:42

「祭神は水の神で高篠山山頂近くの清水の湧き出る所、竜神社を祀り雨乞を行った」、「現県立青少年野外活動センター内」というヒントがあり、何とか探せるかなと思いました。

9/21 7:51

大棚川と大棚山(高篠山)

9/21 7:52

「おおだなかわ」の「まえかわらはし」です。

9/21 7:54

巡礼古道道しるべ石。願主は心求・はまを、元禄・宝永年間に建立。「左 四番道/右 三番道」、施主は各々で異なります。

9/21 7:58

「奉供養辨財尊天　享保六辛丑天八月(巳)日(1721)中山田講中六人」今回は水巡りと銘打っているのでこれはおあつらえ向きです。

9/21 7:59

巡礼道から分かれ右へ。この先二番への“道間違い”の案内がいくつかあります。

9/21 8:00

またまた弁才天「文化(十一)甲(戌)十(月吉日)講中」(1814？)かなぁ。

9/21 8:04

馬頭尊文字塔が二基。ただの山道と言うよりは交易の道だったようですね。

9/21 8:07

覆屋に青石の「山神社」紀年銘はないようです。

9/21 8:08

車止め代わりに横断側溝の蓋が立てられています。

9/21 8:10

今季初？まさに彼岸花

9/21 8:15

「常光寺浄水場」の少し手前で沢を渡り左岸の道を行きます。

9/21 8:40

クヌギ樹林帯の道が心地よし

9/21 8:59

ここで金昌寺からのルートに合流します。

9/21 9:00

大棚山経由の道との分岐ですが、まずはその下方の道を行きます。

9/21 9:18

ここで再び丸山分岐(右)ですが、目的地は左へ。

9/21 9:19

「野外活動センター」の文字は消されているようです。

9/21 9:22

その一画に入ったようです。立派な石造りのテーブルとイス

9/21 9:40

地形図の池印に来ました。水源を辿りましたがここではないようです。

9/21 9:46

施設内の周遊路は枯葉で埋り山道然としています。

9/21 9:48

水流のある沢筋(2本目)がありました。

9/21 9:52

近くにあるもう一つの池。

9/21 10:03

先程の沢筋を辿ってみると、ここで道路に突き当たりました。水流は土管を流れています。

9/21 10:06

道路の反対側の沢筋、さらに辿ると、

9/21 10:08

注連張りの水源地とその上方に神社が見えました。

9/21 10:09

龍神社の湧水地。何と環境省の『埼玉県の代表的な湧水』なるリストに記載されていました。水量は少な目です。

9/21 10:14

御神水いただきました！ペットボトルこの量で2分くらいかかりました。

9/21 10:18

斜面を登って神社へ向かいます。手前は夫婦杉かな。

9/21 10:18

龍神社

9/21 10:22

こんこんと湧き出る水が妙音を奏でています。水量が多い時はその先は池になるのでしょうか。神沢？

9/21 10:23

神社前の道を下ったら立派な標柱と

9/21 10:24

鳥居がありました。舗装道路の向かいにはかつてメインの建物があったらしい平地があります。

9/21 10:25

国際青年の村’91の記念碑

9/21 10:25

本日は埼玉の県木ケヤキ材の笛を持参しました。

9/21 10:27

周辺には石造の彫刻像が点在していました。「地母神＜作者名略＞　一九八六年五月」

9/21 10:30

その建物跡から神社方面。ケヤキの笛でナンチャッテ♪秩父音頭を吹いてみました。

9/21 10:35

「国際青年年シンボルマーク　講習会作品＜作者名略＞60.12.13」

9/21 10:37

丸山のイルカくん？「新島からの使者講習会作品＜作者名略＞60.12.13」

9/21 10:38

道祖神かと思ったら「仲よし　講習会作品＜作者名略＞60.12.13」

9/21 10:40

ウサちゃん！「うさぎ　GS埼玉県第37団(東秩父)　61.4.13」

9/21 10:40

「IYYアイドルキャラクター「大志君」秩父青少年評議会60.11.3」きりがないのでこのあたりで先に進みましょう。

9/21 10:43

大きな纏のリス君がいました！

9/21 10:46

札所二番方面からの林道に出ました。丸山方面へ。

9/21 11:00

ここから山道に入ります。栗拾いの方(たぶん)の駐車があったので、通行できるのかな。

9/21 11:02

左の尾根伝いへ

9/21 11:04

良い感じです。

9/21 11:12

920峰

9/21 11:29

844峰

9/21 11:38

丸山のマツムシソウ、初めて会えました！

9/21 12:12

尾根伝いは通行禁止

9/21 12:17

巻き道もいい感じです。

9/21 12:33

でもって「丸山」960.28 m三等三角点とうちゃこ！

9/21 12:34

生憎展望はないので眺望はこちらで。

9/21 13:05

秋ですね！

9/21 13:13

766峰何も無し

9/21 13:16

お目当ての物がありました！「大日如来 牛(安)全 馬安全/弘化二己巳年三月吉日(1845)」大日様が主尊の牛馬守護塔のようです。

9/21 13:17

お隣は馬頭観音「安永八乙亥天七月吉日(1779)」残念ながらお馬さんは落ちているようです。

9/21 13:20

右の道を下ります。滑ります。

9/21 13:31

大岩の手前にあるお宮と石祠

9/21 13:33

左側は「施主 芦久保村講中」とありますが、右側は願主銘でしょうか？「…(北大橋)右源」

9/21 13:37

そして青年団設置の道標です。「左 横瀬村ヲ経テ秩父町二至ル/正面 本村内道」

9/21 13:38

「右 大椚村ヲ経テ西平村二至ル/大正拾年拾月三十一日芦ヶ久保分會、大正と昭和の青年活動が繋がりましたね！

9/21 13:43

丸山林道に出ました。しばらく林道を歩いてからここからの

9/21 13:53

取付です。民家の裏側を通る道で蜘蛛の巣がいっぱい！ストックをワタアメを作るようにグルグル回しながら歩きました(笑)

9/21 14:00

炭焼き窯跡

9/21 14:01

少々ザレ気味ですが問題はなし

9/21 14:06

野外活動センターはすでに消滅していますが、道案内はいきているようです。

9/21 14:07

植林の作業道に沿ったり、横断したりしながら登ります。

9/21 14:21

高篠県造林

9/21 14:21

ここにも炭焼き小屋があったようですね。

9/21 14:29

もうすぐ大棚山

9/21 14:30

山頂とうちゃこ

9/21 14:31

大棚山、こちらが高篠山のピークかな。

9/21 14:33

「高篠」717.87 m三等三角点は何処にあるのかなぁ。

9/21 14:36

小屋跡

9/21 14:37

かろうじていきている道標、もうじき役目を終えそうです。

9/21 14:40

4WDフリークの遊び場があります。

9/21 14:44

往路の分岐に合流しました。金昌寺方面のルートへ行きます。

9/21 15:16

愛宕社

9/21 15:25

眼下には四番金昌寺の観音堂と六角堂の屋根が見えます。母方の祖父母が眠っています。

9/21 15:28

六角堂内の役行者。子供の頃(半世紀以上も前ですが)先代の行者像(眼かなかった！)を見るのが肝試しの一つになっていました。

9/21 15:28

えっへんドヤ君

9/21 15:30

奥の院の薬師様の足元に眼に効くという泉が湧いています。

9/21 15:32

その隣のお大師様。今では大変失礼ですがこちらのお顔を見るのも怖かったですぅ。

9/21 15:32

お大師様のお顔は覗かなければ見えません。この辺りは子供の時の遊ぶ場でした(笑)

9/21 15:37

大ワラジでゴールです。久しぶりによく歩きました。

9/21 16:09

所変わって札所三番です。「長名水　岩本山常泉寺」万病に効くと伝えられていますが飲用不適とあります。

9/21 16:10

手押しポンプでけっこうな水量です。

9/21 16:11

「当所の所在は高篠山の中腹の岩窟の中に観音像が安置され、天台系修験者により開創された」とあります。高篠山探検の次の宿題です。

9/21 16:14

現在の観音堂前から望む高篠山

9/21 17:10

例によってお昼を食べそびれたのでまずは食事に。結局『ほんとのインド料理とカレーの店』(秩父市寺尾242-1)、セットのHマサラティは食前に。その他サービスの大根漬物、スープとかぼちゃプリン

9/21 17:19

秩父わらじカツカレー(1190円)何故か石焼き(熱々注意！)です。サラダと先程とは別に大根漬物とスープ(これがなかなかクセになる)が付きます。

9/21 17:21

“わらじ”にしては肉厚、もちろんカレーも美味しく、満腹になりました。

9/21 17:59

新木の里に戻って、高篠山

9/21 18:01

やはり今回の山旅の締めは秩父七湯『新木鉱泉』(土日祝1000円、ロッカー別途100円、〜21時)、時間帯が良かったのか殆ど貸し切り状態で入浴できました。

辰年に龍神社御神水で珈琲をいただきました！何かご利益あるかなぁ。

撮影機器：

iPhone 8 Apple

感想

godohan

・今年の3月24日に恒望王関連で東秩父の大内神社から秩父山田の恒持神社を訪ねた際に恒持神社の起源が高篠山に湧く水辺に祀られた高斯野社だと知り訪ねてみました。現在は龍神社として祀られ恒望神社春の例大祭の際はお水取りが行われいるそうです。場所は野外活動センター内ということで何とかなるだろうと思いましたが、現在その建物群はきれいに撤去されていて何処がどこだかわかりませんでしたが、わたりをつけた沢筋を辿ると、注連張りの湧水と上方に神社を見るけることができました。水はこんこんと音を立てて湧いていますが、水量は左程多くはなく水汲みには多少時間を要します。それが目的なら広口の何か持参した方がよさそうです。柄杓も転がってはいますが…
・野外活動センター内は初めて立ち入りましたが、往時はさぞかし立派な建物があったのでしょうね。今はその平場やベンチなどががわずかに残るのみでした。ただ当時の若者たちが制作したらしい石造がたくさん残っていて感慨深いものがありました。年齢的には私と同年代の方々が各地から(外国からも)ここに集い、青春の1ページを過ごしたのでしょうね。
・その後、丸山周辺をぶらぶらしてから先日、yumeiziさんのレコで拝見した気になる石造物確認してから、大棚山経由で金昌寺に下りました。
・食事をしてから締めは高斯野社が遷座された新木の里にある、新木鉱泉で一浴。ほぼ貸し切り状態でのんびりつかることができました。
・高篠山の宿題は札所三番常泉寺の起源となった岩窟探しもあるので、また探検に出かけてみたいと思います。ただこちらは相当な難題になりそうです(笑)