動画付★比良の秀渓で一泊 明王谷 奥の深谷途中まで 沢登り

2024年09月26日(木) 〜 2024年09月27日(金)

• GPS: 35:35
• 距離: 10.1km
• 登り: 1,256m
• 下り: 1,258m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:26
• 休憩: 1:43
• 合計: 7:09

9:46 坊村
9:53 9:56 明王谷林道ゲート
11:15 12:45 三ノ滝
13:09 13:19 伊藤新道出合
13:26 口ノ深谷 入口
13:38 牛コバ
16:55 宿泊地

2日目

• 山行: 3:11
• 休憩: 0:12
• 合計: 3:23

12:27 宿泊地
13:33 13:37 渡渉地点
14:55 牛コバ
15:10 口ノ深谷 入口
15:16 15:17 伊藤新道出合
15:37 15:44 明王谷林道ゲート
15:49 坊村
15:50 ゴール地点

天候

1日目ほぼ晴れ　2日目雨〜小雨〜曇り　登山口から沢中の実測18〜26℃

コース状況／危険箇所等

明王谷の三ノ滝は過去に死亡事故が複数あるそうです。
見て登って納得。
この日は三ノ滝付近で子熊の目撃情報もあった。

奥の深谷は2級の沢で、一般的に見て危険箇所は多数。
難しい滝や高度感のある巻き道も点在してます。
間違えて下手なルート取りをするとかなり肝を冷やしそう。
エスケープや引き返しも装備と経験がないとかなり危険。

フェルトシューズで、よくグリップするところと結構滑る場所とで、そらそうやろう？的な普通な感じ。

ヒルを見かけたのは一度、刺されたのはテン場ではだしになった小一時間に4箇所💦
スズメバチはチラホラ。

ルートと時間が一部狂ってます。

写真

9/26 9:34

国道346号を北上すると比叡山あたりから一気に気温が変わる。
ずぶ濡れ上等の沢登りは今シーズンは今日で終わりかな。

9/26 9:46

トイレ前で準備中に地元の方に挨拶すると、今朝、三ノ滝付近で子熊が目撃されたので気をつけるようにとお声がけして頂いた。
ホイッスルもってるので大丈夫です！（だいじょばない？）

9/26 9:48

入山口にポストあり。

9/26 9:54

少し歩いた1つ目のヘアピンの先から早速明王谷へ降りる

9/26 9:55

明るいし水きれいわ〜✨️
運転の疲れも吹っ飛ぶ。

9/26 10:04

今日は熊スプレーなし。
視界の悪いところは笛を吹いて遡行する。
兎に角出合いませんように🙏

9/26 10:10

右の岩を登ろうとしたら良い所の岩が外れそうになって、他に堅く登れる所をさがして暫くモジモジしていたが、念の為に諦めた。
右のロープ（丈夫）を登るがモロに腕力登攀💦

9/26 11:03

晴れて明るく美しい渓相にきれいな水☺
沢「登り」無しでも、これだけでも来て良かった。

9/26 11:33

三ノ滝。入ったら絶対にヤバそうな滝壺。
水量や音の威圧感で、情報がなかったらとても滝裏をくぐり抜けようとは思えない空間。
滝裏の足場は思ったより歩きやすかったが、絶対滝壺側に体を持っていかれないように注意しながら通過する。
そこから一瞬泳いで対岸。
首まで浸かるといつもの2倍以上の荷物が更に重くなる💧　

9/26 12:02

三ノ滝をフリーで登攀中。
重くなってしまい、クライミング力もしょぼいので
取り付きから一苦労。
滝側に落ちるのはもちろんアウト。
高さとヌメりがあるので慎重に上がっていく。

9/26 12:52

越えて進むと一変してて癒しの庭園✨️

9/26 12:54

岩の表情も楽しませてくれる。

9/26 13:05

明王谷のメインを過ぎたころには時間が押していたので河原歩き端折るために右手に出てきた林道へ。

9/26 13:31

奥の深谷に架かる橋をわたってすぐに降りられた。

9/26 13:33

9/26 13:40

9/26 13:42

9/26 13:48

良い渓相〜
水も森も岩もええわ〜

9/26 13:50

9/26 14:02

9/26 14:05

9/26 14:08

9/26 14:10

寒くなかったら水線を行きたいところ。。
来年はウェットを買おう。

9/26 14:15

思ったより秘境感があるカッコいい空間ですなぁ😲

9/26 14:20

とりあえず左の滝ウラにGO!

9/26 14:22

滝ウラの洞窟から。入ると超非日常な光景にしばし心を奪われる😮
が、寒くて現実に戻される。

なんとも冒険チックな空間😆

9/26 14:25

あの穴へ抜けようと思ってザックを外したが、ザックが手前の岩棚に乗らず断念。
というか体が上がってもザックがあの穴を通過しなかったら、めんどくさい事になる。
やっぱり何かと二人以上で来たほうがいいな。

9/26 14:36

腰上を濡らしたくないので右を巻き気味に登った。

9/26 15:36

9/26 15:37

登ってよし見てよしの滝が次々と。
あんまり登ってないけど。

9/26 15:42

滝の右側奥からの巻道。
高さはあるけど登りやすい。

9/26 15:46

良い感じなのは良いとして、ゆっくりし過ぎた💦
大橋まで抜けて野営しようと思っていたが、もうどこでも良いからテン場適地でてこいや〜

9/26 15:55

9/26 15:56

フリーは失敗したらかなり痛そうなので、時間があればトップロープで遊んでみたいところだが、即決で巻き道を探す。

9/26 16:02

巻道から。
どの滝が何処を巻くのが正解？（無難）か知らないので適当に行けそうなラインで巻いた。
この先は滑り落ちたらまずい泥の斜面でトラバースは重荷には嫌な感じ。

9/26 16:08

良い感じ〜（テン場でてこいやー）

9/26 16:45

これもトップロープで遊べたらな〜（テン場はよっ！）
この滝を巻くと〜

9/26 16:55

僅かばかりの砂地。落石跡なし。
大雨予報はなかったし増水時の逃げ道有りなのでここで野営することにした。

9/26 21:27

久々の野営を満喫する。
アウター以外を着込んで寝る前提だったので、乾いてくれて一安心。

9/26 21:44

人知れず年中無休で流れ続ける滝ってなんか凄いな〜。

9/26 22:21

22：20　19度　滝に挟まれた轟音の空間で落ちる。

9/27 10:41

2日間、ほとんど晴れ予報だったが、明け方から結構降られた。
雲は厚く小雨がふったりやんだり。水に浸かるにも寒い。
遡行のやる気が出ない中、火を起こしてゆっくり飯を食ってそれはそれで楽しい。

9/27 11:35

昼前まで待ったが小雨交じりでやる気がイマイチ。
晴れの美渓好きとしてはかなり残念。
とりあえず気持ちの続くところまで行ってみる。
右の穴も気になるが覗くのは次回のお楽しみに取っておく。

9/27 11:40

程なくして滝が見える。腰上まで浸かるのか〜
結局この滝の途中まで上がってヌメリと滑落したらヤバそうな滝壺を確認し、遡行を打ち切った。

9/27 11:41

1つ前の写真の真ん中、取り付き付近に美味しそうな岩😋

9/27 12:16

少し戻った右岸の泥の急斜面をエスケープ道目指してヒイコラ登っていくがザックが重くてキツイ。
こやつはその斜面に。
デカくて重くて動きが鈍いしジャンプしても全然飛べてない😂
重くて動きが鈍い・・　俺と一緒か！　同士よ😭

9/27 13:21

9/27 13:25

沢装備を解除してマイナールートを行く。
天気は良くないが、森が良い感じで癒やされる☺️

9/27 13:30

奥の深谷の遡行終了点付近に合流。良いところだ。
めちゃテン場適地。昨日ここまで来るべきだった〜💧

9/27 13:33

渡渉ポイント。
濡れずに渡れたが、ロープがフラフラで頼らないほうがマシ。

9/27 14:05

一時の晴れ間に癒やされてコーヒーと一服。
しずかな良い時間✨️

9/27 14:52

沢登りが終わるとあとは消化試合のようにただひたすら下山するグループもあったり、ルートもあったりだが、ここは下山をゆっくりするのも良いね。

9/27 15:32

舗装路にでても良い感じ。

9/27 16:20

下山してトイレでなんやかんやと整えていると、入山時に子熊の情報を教えてくれた方がまた通りかかった。
御縁がありますね☺️
無事を報告してしばし談笑する。
必ずまた来ます♪

撮影機器：

KYV41 KYOCERA

702SO Sony

装備

個人装備

沢泊装備一式。フェルトシューズ。<br />登攀具は30ｍロープ スリング カラビナと下降器のみでハンマーやハーケンの類は無し。

備考

帰宅時で荷物15キロ。
遡行中は水を含むとハッキリ重くなったので食料と合わせて18〜20くらい有った？

感想

Nakatake

今年の濡れ遡行はそろそろ終わりという事で、美渓と思しき比良の奥の深谷に。
ついでに手前の明王谷から奥の深谷をゆっくり行ってその後のことはその時考えようという適当テン泊プラン。

駐車地からも、登山道からも近い明王谷。
キレイな渓相で、早々に来て良かったと✨️
無事に熊にも遭遇せず三ノ滝に到着して、滝ウラも通り抜けて登って満足。
しかしメインの前にそれなりに消耗してしまった。

奥の深谷は明王谷同様に綺麗な渓相。で、本来？良くあるのは大橋までの遡行で余裕で日帰りするルート。
ほんの数キロの中に、色々なタイプの滝が次々とでてきて、滝裏の洞窟や短いながらウォータースライダーなどのアトラクションもあり、そりゃ人気出ますがなっ！な沢でした☺️
多い人は10回以上も行ってるとか？分かる気がする。

今回はゆっくりし過ぎの一泊で、しかも途中まで💦にもかかわらず美しい渓と森に久々の沢泊に異空間の体験もあって満足度は高かった♪リピ決定👍️
登攀遊びはやり足りなかったし、安全面的にも次回はロープのパートナーが欲しいもんだが、この沢で一泊できる気長なパートナーはそう居ないだろうな。。

　今回はあと少しで奥の深谷の（一般的な？）遡行終了点なのに遡行打ち切るの？
とも思ったが、天気も生憎でわざわざ巻いて沢に戻るモチベーションが沸かなかったし、その滝の突破が出来ない程度の実力と納得した。

八淵の滝のある八池谷も行ったことがあるが、今回も樹林帯は気持ちよく、すっかり比良山系に魅了されてしまった。
普通の登山も必ず来よう。

それは良いとして、沢としてはかなり久しぶりにソロの2級沢泊で気構えて行ったが・・・　
色々と見直しが必要なキツさだった💦
途中までの話でフリーで滝の登攀や高巻きをして懸垂も無かった。
パートナーやハーケンの類があれば滝の登攀でロープを使ったと思う。
が、何より荷物が普段の倍以上重かった（歩荷力の無さ）のがキツかった😓
普段より難しい沢に普段の倍の荷物を背負って動きが悪くなるわ登れないわとなると不安になるではマズですわ💧
テン場にデポするなりして身軽で遡行する計画にすりゃ良かったが、計画の時点で間違ってたなこりゃ💦
とはいえ、夕方まで時間を気にせずかなりゆっくり楽しめたのは「昼なお暗いゴルジュ・・」という沢ではないので、いつでもどこでも泊まれる余裕があったというのもあるしなぁ、、🤔
歩荷力強化と装備の見直しをして、クライミング力は・・やる気が出れば・・

備忘録
寒さに備えて厚手のフィッシングジャケットを着ていったが、保水後はずっしり重く、ミスチョイスだった。
その他、保護のための防水は問題なかったけど、保水しないための対策がたりないか。
テン泊装備は最低限（と思う程度）でちょうど良かった。
2級のソロやリードとなると今回の登攀具は最低限すぎて危険箇所の通過に不安があった。もうハーケン類の出番かぁ😏
アレ？それはもう辞めようと思ってハンマー売ったんじゃなかった？おかしいなぁ？😂
以前のように無理せずゆっくり確実に進歩するとして、単独は暫く2級下までにしておこう。
沢のグレーティングはそんな信用するもんじゃないと思うけど、しらんけど。

それにしてもこの明王谷と奥の深谷のセットや2級沢とかリードやソロでヒョイヒョイと行ける方ってやっぱり凄いですなぁ。

恒例の雑な動画