北横岳 子連れ登山 (北八ヶ岳ロープウェイ経由)


- GPS
- --:--
- 距離
- 3.5km
- 登り
- 267m
- 下り
- 268m
コースタイム
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
息子(5歳)の保育園の友達家族のお誘いで、山梨県に葡萄狩りに行くことになりました。ただしシルバーウィークの真っ只中、とんぼ返りは勿体なさすぎるということで、急遽予定を調整し、車中泊の翌日登山を決行致しました。先々週登った国師が岳コース(高低差200m)とほぼ同等の北八ヶ岳ロープウェイ経由の北横岳南峰コース(高低差240m)。
メンバーは妻(以下O)と息子(以下y)との3人です。
9月21日午後5時ごろ、葡萄狩りをご一緒したy友達2家族と現地で別れ、近場の鼓川温泉に直行し汗を流した後、車中泊の目的地である中央道双葉サービスエリアに向かいました。車中泊が初めてのため安心かつ便利なSAにしましたが、どの程度の睡眠が得られるか未知数なため、翌日の登山計画はあくまで目標として考えていました。車はキューブキュービックで、前座席最前+後部2座席フラット、その上にキャンプ用コールマンのインフレーターマット、さらに敷き布団敷き詰めの状態(+頭の段差に寝袋詰め)で辛うじて家族3人川の字が可能になりました。当方身長167センチですがギリギリでしたので身長の高い方にはお勧め出来ません。窓に簡易的カーテンをつけて眠ればなんとこれが無事就寝。暑さ(窓少し開け)、蚊(我慢)の問題などがあり改善の必要がある部分が分かったものの、一番重要視していた寝心地が及第点だったのは大きく、翌日の登山計画を無事遂行できる運びとなったことが素直に嬉しく、良き日の予感に包まれつつ一人早く起き出しました。
6時頃起床で朝食を摂り、水道水を汲み、8時に双葉SAを出発しました。ここから北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅まで一時間以上のドライブ。途中ビーナスラインの入り口で、前のベンツが信号待ちの間に、全自動でオープンカーに変形してyのテンションも上がる。ロープウェイ山麓駅から山頂駅までは10分弱で、11時前には坪庭入り口付近で出発の準備を整えました。
坪庭は西暦888年の八ヶ岳最後の噴火時に出来た溶岩台地で、ゴツゴツした溶岩平原をハイマツなどの低木が覆った不思議な景観を有する。遊歩道から分かれていよいよ北横岳への登山道にはいる。しばらく溶岩台地を横切る道を行き、北横岳の取り付きからいきなり歩きにくい岩の登りが続き、yは早くも歩かなくなるためOと代わりばんこにはこんでゆく。初秋の日差し強く、深く静かな森を照らし、明るい木洩れ日の中を登って行けば、疲れなど吹き飛んでしまうようだった。高度をあげて行くと溶岩台地が眼下に遠くなり、縞枯山と麓の縞枯山荘がよく見える。登山者はまあまあ多く、ロープウェイを使うと距離が短いため子連れ登山者の割合が高い。また、同様の理由で軽装の人も多いが、道は歩きにくくて勾配もあるので侮れない。yは退屈して遊びたがるのでごっこ遊びをしつつ誘導するように登っていった。(山が嫌いにならないように)一時間程登ると分岐、そして程なく北横岳ヒュッテに到着し、しばし休憩。yはブランコで遊ぶ。やはり子連れにはありがたいコースだ。
13時近くなり時間も押しているのでサクサクと山頂を目指す。勾配も緩やかになりyも歩くが、最後の登りは抱っこで登頂。雲は多いがガスはなく360度眺めが良い。遠くの南八ヶ岳はギザギザだが、北八ヶ岳はなだらかで木々に覆われ、箱庭的な可愛らしさがある。狭い山頂で昼食の準備を始めるが、何故かyが嫌がり北横岳ヒュッテに戻りたがるので、空腹を我慢して早々に山頂から撤収しました。13時過ぎに北横岳ヒュッテに到着し、ようやく昼食。カップラーメンとおにぎりを食した。
2時ごろ北横岳ヒュッテを後にし、来た道を引き返して下山する。yは下りは自分で歩くことができ、Oに(仮面ライダー的な)戦いごっこをせがむので、Oは様々な設定を考えて飽きさせないように遊びながら降りてゆく。子供には登山はエンターテインメント性が低すぎるのだろう。ごっこ遊びに付き合うのは疲れるが、歩いてくれるので助かる。岩の多い歩きにくい道だが、アスレチック的な面白味もあり、楽しく下って行ける。溶岩台地まで降りるとロープウェイの駅まで平行移動でyも疲れてくる。溶岩や植物などを観察しながらのんびり歩いて行けば、4時ごろ山頂駅に到着。下りロープウェイの終電は5時なので注意。
下山後温泉につかり蕎麦を食べて一路帰宅の道を行けば、勝沼付近からの大渋滞で、川崎の自宅に着いたのは午前0時ごろ。yは途中から寝ており当然そのまま就寝。そして親も疲れ切って倒れるように眠りについたのでした。おしまい。
*葡萄狩りの場所が非常に素晴らしかったのでご紹介いたします。
http://www.budou-nashi.com/
我々は巨峰摘み食べ放題+マス掴み狩り塩焼き+ピサ生地こねからトッピング窯焼きコース(?)でしたが、どれも最強新鮮最美味かつ子供大喜び体験もありで家族連れにお勧めです。山深い場所も良しです。
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