記録ID: 7323268
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
紀泉高原
葛城二十八宿経塚巡行【復刻版】万蔵地蔵堂から中津川行者堂
2018年02月27日(火) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 05:31
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 420m
- 下り
- 615m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:05
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 5:31
距離 14.2km
登り 420m
下り 615m
8:30
46分
スタート地点
14:01
ゴール地点
実に3ヶ月近くのご無沙汰だった。葛城二十八宿経塚巡行に至っては8ヶ月も空いてしまったが、まだ終わっていない。いい加減にしないと・・・
冬場はインドアの作業に熱中していて、まだアウトドアのエンジンがかからないし、体もイマイチなので、ライトコースということで神通温泉ー万蔵地蔵ー志野峠経塚−松峠経塚ーアラレの宿経塚ー中津川(なかつこ)行者堂ー桧木宿跡ー粉河寺というコースにした。約15kmなので、かつ下りが多いので、鈍った体でもなんとかなるだろう。
結果、なんとかはなったが、まだエンジンはかかりきっていない。それでも中津川行者堂の鄙びたというか熟れ切った佇まいには心打たれ、鈍った精神にドーピングされたような気がした。
■コースタイム8:30 神通温泉
8:37 万蔵地蔵堂 8:45
8:56 万燈谷入口
9:15 志野峠林道分岐
9:19 松峠経塚
9:23 松峠林道分岐■休憩 9:34
9:39 志野峠経塚
10:20 コンター500尾根分岐■昼食休憩 10:52
11:05 (旧)粉河クリーンセンター
11:12 アラレの宿経塚 11:16
11:21 農道分岐
11:30 尾根侵入口
11:34 植林帯境界
11:45 林道着地・熊野神社■見学休憩 12:03
12:09 中津川行者堂 12:30
12:35 役行者像
12:48 童子像
12:52 丁石
13:06 桧木宿跡
13:13 東毛地蔵堂
13:28 粉河寺
13:38 JR粉河
15.1km/5時間8分 内休憩61分
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■対応元記事
https://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-366.html
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冬場はインドアの作業に熱中していて、まだアウトドアのエンジンがかからないし、体もイマイチなので、ライトコースということで神通温泉ー万蔵地蔵ー志野峠経塚−松峠経塚ーアラレの宿経塚ー中津川(なかつこ)行者堂ー桧木宿跡ー粉河寺というコースにした。約15kmなので、かつ下りが多いので、鈍った体でもなんとかなるだろう。
結果、なんとかはなったが、まだエンジンはかかりきっていない。それでも中津川行者堂の鄙びたというか熟れ切った佇まいには心打たれ、鈍った精神にドーピングされたような気がした。
■コースタイム8:30 神通温泉
8:37 万蔵地蔵堂 8:45
8:56 万燈谷入口
9:15 志野峠林道分岐
9:19 松峠経塚
9:23 松峠林道分岐■休憩 9:34
9:39 志野峠経塚
10:20 コンター500尾根分岐■昼食休憩 10:52
11:05 (旧)粉河クリーンセンター
11:12 アラレの宿経塚 11:16
11:21 農道分岐
11:30 尾根侵入口
11:34 植林帯境界
11:45 林道着地・熊野神社■見学休憩 12:03
12:09 中津川行者堂 12:30
12:35 役行者像
12:48 童子像
12:52 丁石
13:06 桧木宿跡
13:13 東毛地蔵堂
13:28 粉河寺
13:38 JR粉河
15.1km/5時間8分 内休憩61分
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■対応元記事
https://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-366.html
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過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
8時前に熊取に着いたので一本早いバスに乗れた。今日は楽勝だ!8時半には神通を歩き出す。国道は結構クルマがが多く、歩きにくい。
8:37,旧道と川が湾曲しているところから旧道に入っていく。以前は万蔵地蔵の幟がたくさん立っていたが今回はない。代わりに小さな看板が設置してあった。「→ この先すぐ」
8:37,旧道と川が湾曲しているところから旧道に入っていく。以前は万蔵地蔵の幟がたくさん立っていたが今回はない。代わりに小さな看板が設置してあった。「→ この先すぐ」
万蔵地蔵堂
扉は開かなかったのでどんなお顔か分からない。対面にある大杉の麓に管理小屋があり、お世話はちゃんとされてるようだ。ここは修験の行所になっているが、お参りされた様子は感じられなかった。
扉は開かなかったのでどんなお顔か分からない。対面にある大杉の麓に管理小屋があり、お世話はちゃんとされてるようだ。ここは修験の行所になっているが、お参りされた様子は感じられなかった。
8:56、万燈谷に入る。すぐに旧池田トンネル、その上の「新説松峠経塚」への道が分かれるが、今回そちらには行かなかった。どうも未だにインドア気分が抜けていない。
万燈谷の道は湿っていた。一昨日の雨は南国では結構降ったようだ。
万燈谷の道は湿っていた。一昨日の雨は南国では結構降ったようだ。
9:19、松峠経塚(授記品第六)
この経塚は昭和三十六年の建立で新しい。旧池田トンネルの上にある新説松峠経塚との関連はよくわからない。旧道らしい踏み跡が経塚の後ろを通っていたが、登って行くと林道に吸収されてしまうようだった。
この経塚は昭和三十六年の建立で新しい。旧池田トンネルの上にある新説松峠経塚との関連はよくわからない。旧道らしい踏み跡が経塚の後ろを通っていたが、登って行くと林道に吸収されてしまうようだった。
10:20、林道終点まで行って休憩。早いけれども昼食とした。
休憩地は林道が終わって、山道が二手に別れるところで、ちょっとした広場になっていた。イノシシの遊び場やな。ここでコンター500、今日の最高地点である。
休憩地は林道が終わって、山道が二手に別れるところで、ちょっとした広場になっていた。イノシシの遊び場やな。ここでコンター500、今日の最高地点である。
11:05、粉河クリーンセンター。どうも閉鎖になっているようだ。アラレの宿経塚の三叉路にある案内板によると、平成28年3月に閉鎖になった模様。クリーンセンターの統合によるらしい。
以前はトラックがひっきりなしに通っていたが、今は大変静かで、のんびりと風景を見ながら歩くことができる。写真は桜池方面。昔の巡礼道のひとつは粉河寺から猪垣ー北志野ー桜池ー志野峠ー神通ー犬鳴山というルートだったと、中野榮治氏の「葛城の見ねと修験の道」に書いてあった。
さて、これから中津川行者堂に降っていく。降る道は以前調べたけれども、Googlemapに書き込んでいて、そのマップを当日は見なかった。
多分この柿畑の向こうにある谷を降りるだろうけれど、どこに道があるのか?おそらくは向こうの尾根に見える小屋のあたりから柿畑を突っ切るのだと思う。しかし、左手に農道が分岐し、降っていくようだったので、その道をいくことにした。
11:21、農道の分岐
多分この柿畑の向こうにある谷を降りるだろうけれど、どこに道があるのか?おそらくは向こうの尾根に見える小屋のあたりから柿畑を突っ切るのだと思う。しかし、左手に農道が分岐し、降っていくようだったので、その道をいくことにした。
11:21、農道の分岐
11:28、Googlemapに調べた降り道を書いておいたが、その入り口は失念してしまい、さらに先の谷の源頭部を横切る地点に来た。あまり降りたくはない谷だ。ここより、先に見える樹林帯の尾根を降るほうが早そうだ。
案の定歩きやすい斜面である。かなりの人も下っているようで、杣道の踏み跡の他に、いたる所に踏み跡ができていた。しかし、縦横無尽に歩くもんだから踏み跡が固定していない。とりあえず、方向を定めて適当に降っていく。
石灯籠も古いもののようだが、指定文化財になっているのはこの一対なのか?他に灯籠もあったので、よくわからない。
鳥居前には、平成二九年十月二十二日遷宮に付き、改修工事を九月に行う、という表示があった。道理で本殿はきらびやかなはずだ。
鳥居前には、平成二九年十月二十二日遷宮に付き、改修工事を九月に行う、という表示があった。道理で本殿はきらびやかなはずだ。
この行者堂は葛城修験の中でm「中台」と呼ばれ、「葛城灌頂」という特別な儀礼が行われる(た?)。このお堂にこもって「七日断食し名を改むる」と中野栄治さんの「葛城の峰と修験の道」に書かれていた。
行者堂扁額
なお、このお堂に安置されていた仏像などは近年盗難にあい、一部しか残っていないそうである。世の中にはバチアタリもいるもんだ。盗難された仏像については、「彼方へ−始原の島へ−」さん;http://yaplog.jp/muro-kumano/category_7/
所在確認できた役行者像と、いまだ行方不明で捜索手配中の前鬼・後鬼、及び不動明王立像が見られる。
なお、このお堂に安置されていた仏像などは近年盗難にあい、一部しか残っていないそうである。世の中にはバチアタリもいるもんだ。盗難された仏像については、「彼方へ−始原の島へ−」さん;http://yaplog.jp/muro-kumano/category_7/
所在確認できた役行者像と、いまだ行方不明で捜索手配中の前鬼・後鬼、及び不動明王立像が見られる。
とんでもなく急な石段
中津川行者堂は20分ほど見て回ったが、20分1回きりで終わるのはもったいないようなところであった。下準備もあまりなくて、それだけに見残した気分も大、立ち去りがたい気がした。また来るであろうし、「巡行も2巡目はどうや?」と言われている気もした。
中津川行者堂は20分ほど見て回ったが、20分1回きりで終わるのはもったいないようなところであった。下準備もあまりなくて、それだけに見残した気分も大、立ち去りがたい気がした。また来るであろうし、「巡行も2巡目はどうや?」と言われている気もした。
12:35、行者堂から1つ南の谷を回る所に役行者の像があり、さらに10分ほど降ると〇〇童子?の石像が佇んでいた。童子の方は袈裟懸けにバッサリやられて、セメントで補修されていた。あちこちで見かけるが、相当な弾圧だったようだ。
感想
ようやく最後に残っていた行所で念願であった中津川行者堂にお参りできた。なかなか心に残る場所で、全部回ったからこれで終わりという気分にはなれなかった。また来よう。
これで葛城二十八宿経塚巡行も全行程走破というと、そうは行かなかった。わずかに、加太−日野−神福寺跡第二経塚までがつながっていない。加太から日野までは訳のわからん開発になっているし・・・ということで、この春には歩いておかないと、完踏はまた1年先になりそうだ。
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