記録ID: 7347056
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トレイルラン
アジア
TransJeju by UTMB 2024(韓国最高峰ハルラ山登頂)
2024年10月12日(土) 〜
2024年10月13日(日)

体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 22:11
- 距離
- 112km
- 登り
- 4,043m
- 下り
- 4,058m
コースタイム
天候 | 概ね晴れ、弱風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
飛行機
H氏をピックし事前予約していた空港近くの民間パーキングへ移動。 成田空港12:45(遅延)発→金海国際空港14:55着(遅延) 金海国際空港17:40(遅延)発→済州国際空港17:40着(遅延) 600番空港リムジンバスでホテルへ ・10/11(金) 午前は西帰浦市観光。午後は大会受付 ・10/12(土) 5:40 100kスタート ・10/13(日) 3:48 ゴール ゴール後ホテルで汗を流して仮眠 9:05 800番空港リムジンバス乗車 済州国際空港13:05発→成田空港15:35着(直行便) 民間パーキングに移動後、マイカーで自宅に帰宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は無し。韓国最高峰のハルラ山頂に至る登山道はお金をかけて整備されている。一方で、山頂に至る登山道以外のトレイルは、大きめの石だらけで、足をくじかぬように、滑らないように進むだけもで大変。 |
その他周辺情報 | ワールドカップスタジアムに隣接しているe-martは大型スーパーであり、品揃え、価格、量が揃っており、木曜日に現地到着の際の夕食、朝食、ミネラルウォーターの確保に使えた。ただ、11日金曜日に閉まっていたのが誤算だった。ここでお土産を購入しようと考えていたのだが、10時オープンなので、帰国時の午前中も使えなかった。 |
写真
成田空港第1ターミナル4階出国ロビーのGPAで30,000ウォンを両替。10,000ウォンが大会必携品になっている上、済州島内の移動手段であるバス乗車には、プリペイド交通カードのT-moneyが必要で、このカードの購入(4,000ウォン)とチャージは現金のみの為。
利用した大韓航空。行きの成田→金海国際空港への出発が25分遅延した上に、金海国際空港上空では着陸の順番待ちなのか、空港を目の前にしてグルグルと4周してから着陸。乗り継ぎ時間105分のはずが50分もなく、入国審査→荷物受取→搭乗券発行→荷物預けを急ぎで行った。
済州国際空港到着後、出発ロビー3階のCU(韓国のコンビニ)でT-moneyを購入。が、このCU、英語が伝わらないし、案内も手書きPOP。外国人観光客にはとてもわかりづらい。空港からは600番のリムジンバスでワールドカップスタジアムへ移動。片道5,000ウォンで支払いはT-moneyのみ(乗車時にタッチ決済)。現金乗車しようとすると乗車拒否される。このバス内の案内表示もハングルのみ。運転手も英語は通じない。
利用した「Shinshin Hotel Jeju Worldcup」。3泊2名素泊まりで182,958ウォン。レース会場からは約2km離れているのが×だが、1人1万円程度と安く1階にセブンイレブンがあるのが〇。帰りに利用した空港行800番のリムジンバスの乗り場も近かった。なお、このホテルの受付スタッフは英語堪能。
客室内。清潔感あり。シャワー、トイレは別。電子レンジは無いがケトルでお湯は作れる。タオル類とミネラルウォーター500mlは毎日準備してある。テレビの使い方がイマイチわかりづらかった。NHK-BSが視聴出来た。
午後、大会会場へ。2002年日韓ワールドカップサッカー大会の際にオープンしたサッカー専用スタジアムは立派。仮設トイレが一切無く、既設の公衆トイレを使用することとなる。もよおさなかったから行かなかったが、トイレの場所ってどこだったのだろうか?
夕食。焼肉店を色々探したが、結局のところホテル客室から見下ろせた至近の焼肉店を利用。店員が目の前で肉を焼いてくれる。マシッソヨ(おいしいです)。今回の韓国旅で、唯一お金をかけたところ。
いよいよスタート前。その前にドロップバックの預け場所がわかりづらく、若干時間を要した。周りには日本人ランナーもちらほら。後から聞いた話、100kのみなのか全レースなのかは不明だが、200人くらいの日本人ランナーがいた模様。スタート前後の模様はドローン3機が空撮してた。
CP1 Healing Forest(7.2km)。想定タイム6:40に対し6:36着。ここは補給無しでスルーした。仮設トイレ無し。というか、このあとのCP全て、仮設トイレは設置されていない。
CP1から本格的なトレイルに入るまでは行き帰り共通の道となる。ゴザが敷いてあって、着地のダメージを若干緩和出来た。本格トレイルに入る前に公衆トイレが2か所あり。それを使って下さいということのようだ。
この区間のトレイルは、前半は気持ちよく走れ、後半はほぼ一定斜度の登り。100kの20分後にスタートした50kの選手達が、強引な追い抜きをかけてくる中を淡々と進んでいく。トレイルが終わると、登り基調のロードとなるが、ここもゴザが敷かれいる。
CP4 Gwanumsa Entrance(41.9km)。想定タイム13:00に対し、12:50着。ここで必携品チェック。携帯電話、サバイバルシート、ヘッドライト、雨具の4点。持っていないと失格。因みにルールを細かく読むと、携帯電話も機内モードにしてるとか、ビブが見えないとかも、15分のペナルティがある。
韓国のおかゆ?食べ終えて空になったハヤシメシの容器によそってもらった。味付けは薄め。おかわり自由。ハヤシメシの容器がなかったら、個人用カップでもらうことになってた。このエイドでは、補給、着替え、トイレで50分使用。筆者が多すぎるくらいの補給をした一方で、H氏は補給が十分できず。
CP5 Seongpanak Entry(60.4km)。想定タイム17:45に対し19:50着。ここのエイドは要領が悪くて、カップラーメン貰うのに5分くらいかかった。それでいてぬるくて、バリカタの麺だった。
菓子関係は相変わらず充実している。スタッフ手作りのサンドイッチはいちごジャムとチョコの2種類があって、当然2種類いただいた。このエイドで、H氏とは行動を別にし、筆者は先行させてもらうこととなった。
CP6 Suakyo Bridge(75.7km)。想定タイム20:10に対し22:18着。スマホのマップに入れといたGPXは変更前のもので、このCP迄の区間、変更前GPXルートを大きく外した道を進んでいた(この区間大幅なルート変更があったということです)。コース途中で誘導する大会スタッフはいないので、先行ランナーがいない場合、小さい反射材のついたピラピラをたどるしかないので、ロストしないよう注意を払う。しかしタイムを縮められるよう、なるべく走った。CP6は軽い補給で、すぐに出発した。
CP7 Camping site(85.7km)。想定タイム22:15に対し00:00着。結構な登りがあったし、登ってからも火山性の石がゴロゴロしている道が続いていて、スピードが上げられないが、かなりの数の先行者を追い抜いてきた。
CP7では熱々のカップラーメンの提供あり。そして、ここで「オレは摂取す」を投入し、体力と気持ちの維持に努める。この後、斜度20度くらいあるんじゃないかというようなコンクリートの登りがあり、周りのランナーはよろよろしていたが、一人ガンガン登ることが出来た。
CP8 Healing Forest(95.4km)。想定タイム00:30に対し1:50着。最後のエイドで次は12.5k先のゴール。補給はそこそこ、軽いストレッチの後、すぐに出発した。この先が厳しかった。アップダウンが連続。道も複雑に曲がっていて、一か所曲がり口に気が付かず、500m程ロスト。GPXを最新のものにしておけばよかったと激しく後悔した。
ゴール(107.9km)。想定タイム2:00に対し3:48着。完走後は、ちっちゃいトルハルバン(済州島のあちこちにある石像)と完走者ジャケットをもらった。あと、暖かいスープの提供があった。マシッソヨっす。
今回の計画表。事前に調べたブログ情報や、HP掲載の標高のグラフから、後半は時間短縮しやすいと推測していて、それを考慮して後半余裕を持ったスケジューリングにしていた。しかし、実際には結構なアップダウンやゴロゴロ石が多くて、ペースを上げづらいトレイルだった。
HPで出ていた今回のレース結果。出走907人、完走793人の中、筆者は421位。CP5で751位だったので、そこから330人追い抜いたことになる。なお、H氏はその後も苦行を続けたが、CP7(85キロ)でDNFとなった。
撮影機器:
装備
備考 | 今大会の必携品は以下の通り。必携品チェックは前日大会受付で行うこととなっていたのだが、大会前日、CP4のみで行う旨の連絡がsmsであった。実際に必携品チェックを行った装備は●で示してある。 〇Trail Running shoes ホカオネのスピードゴートを使用。ドロップバックに予備のアディダスを入れておいたが、使用せず。 〇Stock of water minimum 1 litre (bottle or bladder) 1.25リットル積める装備はもっていたものの、気候が良かったので、各CP出発時点では500mlペットの満水で足りた。 ●Two headlamps with replacement batteries 必携品チェック有。但し、ヘッドライトの2個目と予備バッテリーのチェック、及び点灯チェックは行わなかった。 〇Safety signal (Blinker, etc) 尾灯。100円ショップのサイクリング用尾灯で対応。 〇Long sleeve layer 長袖。ウィンドシェルで対応。ハルラ山登頂後の下山で使用した。 ●Waterproof jacket 雨具。性能は求められていないし、上下準備する必要もない。いつも通り、ワー〇マンの雨具で対応。 〇Long warm pants 雨具の下を持参すればOKらしかった。大半の人は短パンで走っていた模様。筆者はタイツ。 〇Warm gloves 手袋。100円ショップのイボ付きで対応。 〇Warm hat or bandana サンバイザーと手ぬぐいで対応。念のため、バックパックにBuffを入れといたが、使わなかった。 ●Mobile phone スマートフォン。楽天モバイルの海外ローミングで対応。大会直前になって若干のコース変更あり。変更後のGPXデータをスマホに落としてなかったのが失敗で、最終エイドからゴール迄の区間でのコースロスト要因となった。事前準備は120%くらいの勢いでしないと駄目だ。なお、予備バッテリーは必携品ではない。ドロップバックに入れておいて、CP4からゴール迄持ち歩いた。 〇Whistle 笛。100円ショップの笛で対応。 〇Food reserve (min. 200 cal.) 補給食。家にあった羊羹や期限切れのジェルなどで対応。 〇Cash (Min. 10,000 Won) 現金千円相当。キャッシュレス先進国の韓国で?という必携品。 〇Race bib (phone number of the organizers will be on your bib) ビブ。体の前に着けよ、という旨がどこかに書いてあった。 〇Personal cup. (To avoid the wastage of plastic cups at the checkpoints, you must bring your cup along in order to enjoy the different beverages offered) マイカップ。これがないと、CP4の暖かい食べ物を食べることが出来ない。 ●Survival blanket (recommended 1.40m x 2m) サバイバルブランケット。100円ショップの保温アルミシートで対応。 〇Adhesive elastic band for strapping (min. 3cm x 3 m) 直訳すると結束用粘着ゴムバンド。いわゆるテーピング。マツ〇ヨで購入。 **Not allowed to use sticks ストック使用は禁止 |
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感想
・2023年のウルトラトレイルオーストラリアbyUTMBに続き、UTMBストーン集めの2回目。今回の完走で合計6個となった。
・事前の情報では、走りやすい、というイメージだったが、実際はトレイルにゴロゴロの火山性の石がたくさん転がっているし、結構なアップダウンもあったりして、走りやすいとは言い難い。最終エイドからゴール迄のルートは、本大会の為に、無理やりコース設定したような個所も複数あり、100kを踏破してきた足には歩くのさえ困難なところもあった。
・言葉の壁があった。事前に韓国語会話の本を買って少しは勉強しようとしたのだが、なかなか頭に入らない。それがダメだったのかも。なお、選手に対する声がけ。日本は「ナイスラン!」が主流だと思うが、韓国では「ファイティーン!」。
・異国の地の最高峰を登頂出来たことは良かったと思います。
・日本のトレイルランニングレースに外国人が参加するケースも多くなってきているので、その方々が気持ちよく帰国出来るよう、体力面や語学面や気配り面の能力を高めなきゃなーと考えさせられる大会だった。
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