槍ヶ岳千丈沢乗越から奥丸山
- GPS
- 16:47
- 距離
- 27.3km
- 登り
- 1,873m
- 下り
- 1,869m
コースタイム
- 山行
- 14:51
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 16:47
天候 | 曇り〜晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
行動時間 16時間
標高範囲 1000m〜2700m 合計登行 1800m 気温 9度 駐車場 新穂高は紅葉で大混雑 山で会った人 槍で50人 奥丸で2人 森林限界 2300m 日帰り温泉 有名露天3つ深山荘 味 硫黄 コンビニ 島々 東京帰宅 8AM |
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感想
グレートサミッツ国内編 NO151
日帰りでアルプスにというから「槍にしよう」といったものの、相棒は前日から優雅に、先に「槍平に入っている」と。ところが翌日の私新穂高午前4時だから、5時間かかって槍平は9時。「遅いなあ」と言われるものの、槍平は「いつも遠いなあ」と。
その時間から登りだす。3時間後の12時私は千丈沢乗越。ところがこの稜線に出ると、急に風が強くなった。こちら側から急激に風が向こうに吹く。雨具の上下履いて登るかとも思うが、なんだか疲れ気味で気合も入らず。こんな風の中登って楽しいか。しかしほとんどの客は肩の小屋泊りだから強引に行く。見上げたもんだよ、槍のハイカーとは。
その時間に相棒は、最近は飛騨乗越へ真っすぐ登るのが多いようで、そこから頂上に迫っていたらしい。「戻るよ」のメールを打つ。本日最後の高峰(千丈乗越)の思い出に向こう側をしっかり見ると、眼下ギザギザの硫黄尾根の真ん中ほど向こうに案外大きな山は、はて?不明で地図見ると、な〜んだ、つい最近とおった、野口五郎じゃないですか。ああ確かに2900mはあって、しかしただのボサーっとデカいだけだから名山リストからは外されて、でもこちら側からだと、真砂のカールも混ざって見えて、案外いい感じだよ。その左に手前鷲羽が見えて、なんだか野口五郎の方がいい。その向こうに水晶ってのも、つい最近通ったあの黒い岩山だから形も覚えていたね。ではまたと下る。
ちょっと降りた先の標識で、ただ戻るのもつまらないから誘惑されて、奥丸山(中崎尾根)へ行ってみることに。
しかしこんな飛騨沢の隣の小尾根を下り登りしてどうすると誰もが思っているように、人通りはゼロ。しかし先の少ないオヤジとしては、未体験は優先するのだ。
するとどうだろう。偽槍(乗越すぐのピーク)の裾を巻きながら尾根に戻ると、なんと同じ風景かと思ったら大いに違うよ。まず西鎌の逆側に出たから硫黄尾根が消えて、代わりに目の前遠くに小屋が見えるのだが、どこだ?とやはり地図見てカンニングすると、おお鏡平じゃねえか。あああんなところにあるんだ。ということは、その巻きたどると、双六に通じている。その右とんがったのが樅沢でその間に双六小屋があるはずだ。その向こう少しだけが三俣で、三俣双六の穏やか感は、仮に槍の頂上くらい高度が上がると、さらに先の雲ノ平も含めてお見通しってわけでね。
さて痩せ尾根をアップダウンしながら、これも結構時間がかかるよ。と同時にどんどん晴れてきて、主稜線に槍〜北穂の大キレットも。さらに滝谷から奥穂までも見えるよ。ああ谷底の槍平の通行人にとっては、真上にキレットやら滝谷があるのに、鑑賞する場所(ちょっと動けばすぐあるのだが)も時間もないんだねと自分を呆れた。奥丸は素晴らしい展望台じゃないか。なんか30年も前の5月に、滝谷のD沢下降して、A沢からキレット中間に戻ったが、何となく思い出し。そして分岐から直接下る。
相棒が13時半頃に頂上に出たらしく、下って1時間ほど、16時半に合流。そそくさと下山の用意して、17時出発。新穂高に3時間半後。ああ今日わたしは16時間行動の充実気分だった。
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