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Yamareco

記録ID: 7372181
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

大峰の雨池(頭布山 北稜)

2024年10月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
12:45
距離
12.3km
登り
1,129m
下り
1,125m

コースタイム

日帰り
山行
12:12
休憩
0:34
合計
12:46
距離 12.3km 登り 1,129m 下り 1,125m
5:30
57
スタート地点(2号砂防ダム)
6:27
89
入渓地点(作業道終点)
7:56
7:57
49
カンニャゴエ西沢出合
8:46
8:48
188
420m二股
11:56
11:57
44
880m(境界尾根合流)
12:41
13:10
42
大峰の雨池
13:52
131
880m(境界尾根合流)
16:03
28
420m二股
16:31
16:32
59
カンニャゴエ西沢出合
17:31
45
入渓地点(作業道終点)
18:16
ゴール地点(2号砂防ダム)
(参考)
・ヤマレコ記録 osm310氏
大峰の雨池と浮き島 (2023/11/5)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6154772.html

・「山遊亀」外伝 亀山氏資料
頭布山余話 大峰の雨池 再訪記 (2005/11/2)

・「白ソマダ沢」の由来
ソマとは杣のことで材木を取り出した山、または取り出した材木のこと。ソマダは杣出しの意味。白は周辺で見られる白い花崗岩のこと。杣出しした花崗岩の山のことか。
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2024年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
田麦集落先に駐車して自転車でスタート地点まで移動
コース状況/
危険箇所等
・大長峰(大峰の西尾根)の厳しい薮こぎ、藤沢川の遡行、藤沢川ミニゴルジュ区間の左岸高巻きあり
・入渓地点までの作業道は特に後半で薮化が進行し朝露対策が必須
今回のルート(ピンク線)
関川村の「山岳渓流地図」
今回のルート(ピンク線)
関川村の「山岳渓流地図」
光兎山から望む頭布山周辺、大長峰は今回のルート(元サイズ)
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光兎山から望む頭布山周辺、大長峰は今回のルート(元サイズ)
スタート地点
左の舗装道は砂防堰堤工事現場へ
右の未舗装道は藤沢川上流へ続く管理道路、こちらへ
スタート地点
左の舗装道は砂防堰堤工事現場へ
右の未舗装道は藤沢川上流へ続く管理道路、こちらへ
雑草生い茂る管理道を歩む
雑草生い茂る管理道を歩む
いきなり小沢横断部で道路が大崩落、右の杉斜面へ迂回
いきなり小沢横断部で道路が大崩落、右の杉斜面へ迂回
迂回中に確認すると、路肩の擁壁を残して大きく抉れている
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迂回中に確認すると、路肩の擁壁を残して大きく抉れている
この先から治山道路、益々草藪がきつくなる
この先から治山道路、益々草藪がきつくなる
道路が沢と化している
道路が沢と化している
最も薮がひどい区間、背丈を越える潅木薮
最も薮がひどい区間、背丈を越える潅木薮
道路の終点から藤沢川を見下ろす、かなりの高低差がある
道路の終点から藤沢川を見下ろす、かなりの高低差がある
入渓後、道路終点の壁(左上)を振り返る
1
入渓後、道路終点の壁(左上)を振り返る
藤沢川はこの先、ミニゴルジュ区間となるため、右の沢型地形を這い上がる
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藤沢川はこの先、ミニゴルジュ区間となるため、右の沢型地形を這い上がる
50mほど登り小尾根を乗り越しクリコ沢を二股付近で横断
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50mほど登り小尾根を乗り越しクリコ沢を二股付近で横断
小尾根から見おろす藤沢川は廊下状
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小尾根から見おろす藤沢川は廊下状
クリコ沢を横断後、対岸を這い上がり藤沢川から約100mの高度差を保ちながらトラバース。
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クリコ沢を横断後、対岸を這い上がり藤沢川から約100mの高度差を保ちながらトラバース。
再入渓地点を目指して斜面を下降
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再入渓地点を目指して斜面を下降
再入渓地の左岸(右手)はツルツル岩斜面。
岸辺をヘツったり飛び石を渡らないと長靴が水没する深さが続く。
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再入渓地の左岸(右手)はツルツル岩斜面。
岸辺をヘツったり飛び石を渡らないと長靴が水没する深さが続く。
徐々に両岸が開けて穏やかになってくる
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徐々に両岸が開けて穏やかになってくる
カンニャゴエ西沢の出合
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カンニャゴエ西沢の出合
さらに進むとトイ状の個性的な滝が現われる
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さらに進むとトイ状の個性的な滝が現われる
日陰の岩壁には大文字草の花が
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日陰の岩壁には大文字草の花が
この先は深く右岸(左側)の跳び箱状テラスから巻く
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この先は深く右岸(左側)の跳び箱状テラスから巻く
跳び箱状の岩(右)と淵(腰程度の深さ)を振り返る
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跳び箱状の岩(右)と淵(腰程度の深さ)を振り返る
しばらく薄暗い廊下状が続く徐々に開けてくる
ちなみに二股まで淵には素早く動く小型の魚影あり
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しばらく薄暗い廊下状が続く徐々に開けてくる
ちなみに二股まで淵には素早く動く小型の魚影あり
420m二股、少々広い河原状
左が黒倉西沢、右が進路のシラソマダ沢
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420m二股、少々広い河原状
左が黒倉西沢、右が進路のシラソマダ沢
シラソマダ沢を200mほど進んだ地点。左から流入する白ソマダ沢へ進む
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シラソマダ沢を200mほど進んだ地点。左から流入する白ソマダ沢へ進む
白ソマダ沢遡行開始
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白ソマダ沢遡行開始
すぐに両岸が切り立ち容易に突破できない滝が出現。その奥も廊下状だ。
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すぐに両岸が切り立ち容易に突破できない滝が出現。その奥も廊下状だ。
諦めて白ソマダ沢右岸の尾根に取付く
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諦めて白ソマダ沢右岸の尾根に取付く
登るにつれ尾根がはっきりとしてくる。尾根下部は松が見られる。
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登るにつれ尾根がはっきりとしてくる。尾根下部は松が見られる。
たまたま岩の脇で休憩していると超レアなキノコを発見。
マイタケは僅かにあるが天然松茸は人生初。(右下は別のキノコ)
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たまたま岩の脇で休憩していると超レアなキノコを発見。
マイタケは僅かにあるが天然松茸は人生初。(右下は別のキノコ)
これから登る尾根(大長峰)
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これから登る尾根(大長峰)
僅かに見られた踏み跡も沢へ下っており、結局獣道ばかり
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僅かに見られた踏み跡も沢へ下っており、結局獣道ばかり
今回のルート、大長峰はいくら進んでも想定以上に薮がきつく、人の気配が感じられない。
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今回のルート、大長峰はいくら進んでも想定以上に薮がきつく、人の気配が感じられない。
振り返るとピラミダルな光兎山と頭布山西方稜線(元サイズ)
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振り返るとピラミダルな光兎山と頭布山西方稜線(元サイズ)
大長峰は途中、数か所のコブ状地形の通過がありその前面はこのようなきつい薮となり
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大長峰は途中、数か所のコブ状地形の通過がありその前面はこのようなきつい薮となり
コブを越えると薮の薄いなだらかな地形。
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コブを越えると薮の薄いなだらかな地形。
コブを越えた薮の薄い地形、日当たり良く眺望が良い
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コブを越えた薮の薄い地形、日当たり良く眺望が良い
手前のやや右が登ってきた尾根(大長峰)
2
手前のやや右が登ってきた尾根(大長峰)
前方に村界尾根の平頂(880m)が見えてくる
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前方に村界尾根の平頂(880m)が見えてくる
頭布山北方稜線のパノラマ(元サイズ)
 黄色印:往路 緑矢印:復路
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頭布山北方稜線のパノラマ(元サイズ)
 黄色印:往路 緑矢印:復路
振り返れば日本海方面も(右奥に蒲萄山塊)
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振り返れば日本海方面も(右奥に蒲萄山塊)
僅かな区間ブナが現れ薮が薄くなり、ほっとする
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僅かな区間ブナが現れ薮が薄くなり、ほっとする
しかし、すぐに880m手前で強靭なイヌツゲの密薮となる。タイムリミットが迫り気持ちが折れそうになる
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しかし、すぐに880m手前で強靭なイヌツゲの密薮となる。タイムリミットが迫り気持ちが折れそうになる
このまま厳しい薮尾根を避け、標高差はあるが水の得られる白ソマダ沢源頭部へ迂回してみることに
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このまま厳しい薮尾根を避け、標高差はあるが水の得られる白ソマダ沢源頭部へ迂回してみることに
白ソマダ沢源流部に降り立つ。
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白ソマダ沢源流部に降り立つ。
きれいなスラブ滝を右岸から巻いて
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きれいなスラブ滝を右岸から巻いて
滝つぼにはナラタケ、採る余裕は全くなし
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滝つぼにはナラタケ、採る余裕は全くなし
次第に水量は減り壁が迫ってくる
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次第に水量は減り壁が迫ってくる
右股の急な涸れ沢を登り詰める。複雑地形で何度も軌道修正しながら、最後はジメジメとした潅木の緩斜面を進む
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右股の急な涸れ沢を登り詰める。複雑地形で何度も軌道修正しながら、最後はジメジメとした潅木の緩斜面を進む
パッと目の前が開け、窪地には大峰の雨池がひっそりと佇んでいた。まだ紅葉は早いようだ。
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パッと目の前が開け、窪地には大峰の雨池がひっそりと佇んでいた。まだ紅葉は早いようだ。
満々と水を湛える池。手前の丸い草の島が浮島か、近づきたくても泥濘で断念。
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満々と水を湛える池。手前の丸い草の島が浮島か、近づきたくても泥濘で断念。
水面に一羽の鴨が浮かぶのみ。
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水面に一羽の鴨が浮かぶのみ。
赤茶色に濁った池に水草、きれいな景観とは裏腹に独特の泥臭い匂いが漂う
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赤茶色に濁った池に水草、きれいな景観とは裏腹に独特の泥臭い匂いが漂う
池の西端は水路のような溝があり、白ソマダ沢の源頭部へつながっている(オーバーフロー時)。
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池の西端は水路のような溝があり、白ソマダ沢の源頭部へつながっている(オーバーフロー時)。
池の南西に回り込む。今回は大幅に時間オーバーして到着しているので、殆ど休憩も補給もなしで池を後にする。
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池の南西に回り込む。今回は大幅に時間オーバーして到着しているので、殆ど休憩も補給もなしで池を後にする。
雨池、見納め。(南西側より北東方向を望む)
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雨池、見納め。(南西側より北東方向を望む)
下山は大峰を経由した尾根コースをとる。思っていた以上には薮は素直で通り抜けやすい。
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下山は大峰を経由した尾根コースをとる。思っていた以上には薮は素直で通り抜けやすい。
大峰の山頂付近、見晴らしなし
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大峰の山頂付近、見晴らしなし
木々の隙間から望む鷲ヶ巣山方面。
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木々の隙間から望む鷲ヶ巣山方面。
新潟・山形県境稜線と朝日連峰(元サイズ)
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新潟・山形県境稜線と朝日連峰(元サイズ)
このあたりはブナ林の多い広尾根、しかも手前に溝が横断する複雑地形。コース取りが難しい。
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このあたりはブナ林の多い広尾根、しかも手前に溝が横断する複雑地形。コース取りが難しい。
三角の峰は村界稜線の830m峰。osm310氏が晩秋に大池を目指したコースにある。こちらは距離は長いが踏み跡があり薮屋に人気?のコース。
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三角の峰は村界稜線の830m峰。osm310氏が晩秋に大池を目指したコースにある。こちらは距離は長いが踏み跡があり薮屋に人気?のコース。
880m付近のイヌツゲジャングルを抜けると展望地に到着。これから下る大長峰と光兎山が一望(元サイズ)
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880m付近のイヌツゲジャングルを抜けると展望地に到着。これから下る大長峰と光兎山が一望(元サイズ)
日本海、粟島方面がくっきり
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日本海、粟島方面がくっきり
蒲萄山塊と粟島(元サイズ)
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蒲萄山塊と粟島(元サイズ)
光兎山とその右に藤沢川の谷(元サイズ)
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光兎山とその右に藤沢川の谷(元サイズ)
尾根の途中より頭布山北方稜線を振り返る(元サイズ)
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尾根の途中より頭布山北方稜線を振り返る(元サイズ)
尾根末端部ほど急傾斜、最後は岩崖のため引き返し左から下降。
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尾根末端部ほど急傾斜、最後は岩崖のため引き返し左から下降。
薮の斜面を滑るように下降しシラソマダ沢へ
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薮の斜面を滑るように下降しシラソマダ沢へ
ようやく藤沢川の二股(420m)に到着
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ようやく藤沢川の二股(420m)に到着
薄暗くなった藤沢川。既に悲鳴を上げている膝に鞭打って前進。日没前になんとか沢から出たい。
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薄暗くなった藤沢川。既に悲鳴を上げている膝に鞭打って前進。日没前になんとか沢から出たい。
カンニャゴエ西沢を少し登り右手の尾根末端に取付く
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カンニャゴエ西沢を少し登り右手の尾根末端に取付く
尾根を登り上げると対岸がオレンジ色に染まっている。
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尾根を登り上げると対岸がオレンジ色に染まっている。
焦る気持ちを落ち着かせ広葉樹の斜面をトラバース。
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焦る気持ちを落ち着かせ広葉樹の斜面をトラバース。
どんどん暗くなるクリコ沢に降りて横断。さらに小尾根を越えて薮斜面を下り...
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どんどん暗くなるクリコ沢に降りて横断。さらに小尾根を越えて薮斜面を下り...
日没を少々過ぎたが入渓地点へなんとか戻る。
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日没を少々過ぎたが入渓地点へなんとか戻る。
道路終点に這い上がるとどっと疲れが出る。ヘッドランプ点灯し、残った気力を振り絞り薮化した道路を歩き通し出発地へ戻った。
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道路終点に這い上がるとどっと疲れが出る。ヘッドランプ点灯し、残った気力を振り絞り薮化した道路を歩き通し出発地へ戻った。

装備

個人装備
長靴(藤沢川は花崗岩質の石が点在しており表面の茶色いヌメリは大変滑りやすく沢靴か沢サンダルがあればベター)

感想

越後百山である頭布山、その北方稜線上にある大峰(965m)に懐に「大峰の雨池」と呼ばれる小さな池が存在する。無雪期においては厳しい沢登りか、長い道のりの薮尾根を踏破するしか達することが出来ず、書籍やネットでも殆ど記録がなく、文字通りの秘境の地となっている。ヤマレコでは唯一、osm310氏が関川・村上市境界尾根を薮こぎで日帰り制覇した記録が残っている(2023年11月上旬)。

去年の11月中旬に藤沢川を偵察した際、藤沢川は作業道路終点から300m先のミニゴルジュを高巻けば420m二股まで河原歩きで遡行できそうな感触を得ていた。今回は二股より大峰から西に延びる尾根(大長峰)に取付き、880mで境界尾根に合流して雨池を目指す計画とした。実際に辿ってみると880m付近で強靭な薮に阻まれ精神が折れそうになり、禁断の白ソマダ沢源流部をショートカットするルートを選択してしまった。それでも自分を信じて気力を持ち続けながら辿り着いた雨池は感慨深いものがあった。

体力と時間をかなり無理していたので僅かな滞在時間で下山。大峰経由の尾根コースを辿るとブナ林が現れ薮も多少薄くなり、880mまで順調にペースを上げられた。後は気力で大長峰を下り切り明るいうちに藤沢川を下降し、日没迫る中を無我夢中で迂回路の左岸斜面を慎重にトラバースした。結果的には多少日没を過ぎたが作業道終点に戻ることが出来て幸いであった。あとは最後の力を振り絞って、ヘッドランプに淡く浮かび上がる草薮をかき分けながらボロ雑巾のようになりながら、無心でゴールを目指した。

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