【若狭】雲谷山の今古川じゃない谷 パート�◆併蓋点遒抜儔酸遏�
福井県
hillwanderer
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 716m
- 下り
- 720m
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- 山行
- 7:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:40
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
【山古川（はす川支流）】 ・ 有名な今古川の一本北側の小さな谷。序盤と終盤になかなか立派な滝場があるが，中間部は植林の平流が長く続きやや退屈なのが残念。遡行は難しくないが，終盤の滝場は両岸が結構立っており，意外に巻きが悪いので注意。 【観音川（はす川支流）】 ←おすすめはこちら ・ 三方石観世音のある谷で，今古川の二本北側の谷。美しい滝やナメが多く連なり，なかなか充実した内容。谷の規模や水量は今古川に一歩及ばないが，源流はブナの自然林に包まれた中を緩やかに蛇行する流れで，詰めの雰囲気の良さは今古川より優れている。350m三俣は三方向から滝が合流するという小さいながらも豪華な空間で，特に右俣出合には大きな滝場（5段30〜40m滝＋2段20m滝）があり，おそらく雲谷山でも最大級の滝場ではないかと思う。この谷単体でも十分遡行対象になり得るが，今古川を遡行した後の下降路（またはその逆）とするとより充実した山行になると思う。 ・ どの滝場も比較的容易に直登（≒クライムダウン）または巻くことができ，遡行自体は難しくない。沢慣れた人であればロープの必要性も感じないと思う。ただ，上述の350m三俣の右俣にある大きな滝場は両岸ともかなり急斜面のため，高巻く際は注意。 ・ 衆知のことだとは思うが，この谷の下部には三方石観世音があり，下部の大滝（雄滝・雌滝）の前には奥の院があって，地元の方の信仰の場になっているので，入渓の際には静謐を乱さないよう配慮が必要。 |
写真
本日の遡行パートに選んだ今古川の一本北側の谷は，谷名が全く分からなかったのだが，現地で探し回ってようやくこの看板を発見！ 「山古川」っていうのね。「ヤマコ」と「イマコ」って，今古川と姉妹みたいな名前の谷だな。
ブナの森の中を，白い真砂を敷き詰めた清流が緩やかに蛇行していく。思わずシートを広げてピクニックを始めたくなる空間だ。源頭で林道や植林が出てきてしまう今古川より雰囲気が良い。
2
ひときわ大きな滝が出てきた，と思って滝下を覗き込むと，何とお堂の屋根が突然目に入ってびっくり。ああ，地形図にも卍マークで記されている三方石観音の奥の院まで降りてきたんだな。
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これは少し下流にある「雌滝」。雄滝よりこちらのほうが立派に見える。 ※この滝を「雄滝」とし，少し下流の斜瀑を「雌滝」とするネット上の記事もあり。
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三方石観世音に参拝。手足の健康にご利益があり，登山者にもご加護がありそうだ。奉納された手型・足型がこれでもかというほどぎっしり詰め込まれたお堂は必見。
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装備
| 備考 | ・ フェルトソール沢足袋使用。ぬめりが強い印象だったため，フェルトのほうが具合がよさそう。 ・ ロープなど沢登りの基本装備は携行したが，使用場面はなかった。 |
|---|
感想
今週末はあまり時間が取れないので，手軽にアプローチできる若狭の谷へ。
選んだのは，雲谷山の西面の谷，山古川と観音川。沢登りの有名スポットである今古川のお隣の谷である。パート�，量膓畸�と同じく，どちらの谷もやぶこぎネットの山日和さんや京都山の会など，偉大なる若狭のパイオニアの方々がとっくに登っておられそうな気がしないでもないが，少なくともネット上では記録がヒットしないので，とりあえず行ってみましょう。
事前の地図読みで期待が大きかったのは山古川のほうだったのだが，実際に入渓してみて，圧倒的に良かったのはむしろ下降路とした観音川のほうだった。谷の規模では今古川に及ばないものの，美しい滝とナメが交互に連続し，小粒でも充実感のある下降となった。特に自然林に包まれた穏やかな源頭部は，今古川よりよっぽど雰囲気が良いとさえ言える。また350m三俣は，三方向とも滝になって落ち合っているという壮麗な小空間で，特に右俣には5段30〜40mと2段20m滝から構成される大きな滝場があり，おそらく雲谷山でも最大級の規模だろう。アクセスも良いし下山路も登山道完備なので，ネット上で記録が見つからないのが不思議に思えるくらいの谷だった（まあ，静かな谷のままにしておきたいし，個人的にはそれでいいんだけど）。今古川を遡行したあとの下降路として観音川を組み合わせれば，単純に登山道で下山するよりも，より深く雲谷山を味わえる充実したルートとなりそうです。
＜関連記録＞
・ 雲谷山の今古川じゃない谷 パート1（耳川支流・門近谷）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7323736.html
・ 雲谷山の今古川じゃない谷 パート3（宇波西川）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7528195.html
・ 雲谷山の今古川じゃない谷 パート4（串小川）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7553444.html
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POYON_AKIRA さん
これは盲点でした。今古川は5回も遡行しているのに、まったく記録がない=つまらないという先入観で未踏の谷でした。観音川の方は気にはなってたんですけどね。こんなに楽しめそうな谷だとはびっくりです。
やっぱり馬には乗ってみよ、沢は歩いてみよですね。
今古川のように源頭部でガックリがないのもポイント高いですね。
そうそう、「若狭の山」を昨日送りましたのでご査収下さい。ここは載せたかったなあと後悔です💦
私も、「さすがにこの谷はどなたか入られてるだろうなぁ、でも記録アップされてないということは、あまりにも面白くなくてお蔵入りになってるんだろうなぁ」と思ってまして、当日もテンション低めだったのですが、いざ入渓してみたらなかなか良い谷でびっくりしました（特に観音川）。入ってみないとわからないのが沢の面白いところですね。
「若狭の山」、さっそく発送していただき、ありがとうございます！ ご療養中で大変な中、誠に恐縮です…。楽しみに拝読させていただきます。
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