三ツ石山+三ツ沼
岩手県
Ashiro
その他1人 
体力度について
- GPS
- 06:18
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 717m
- 下り
- 721m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 6:19
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山口から三ツ石山荘（避難小屋）までは、粘土質のぬかるみに枯葉が覆う滑りやすい登山道が続く。気を抜くと滑って転んでしまう。避難小屋から三ツ石山頂・三ツ沼は熊笹の生い茂る草原とシラビソの樹林帯が混じる美しい景観の稜線漫歩を楽しめる。 |
| その他周辺情報 | 登山口が松川温泉の松川荘前。700円で日帰り温泉を堪能、特に露天風呂は格別。丁度松川温泉界隈が紅葉の見ごろで赤・黄の色の競演を楽しめる。 |
写真
松川温泉の登山者用駐車場から源太ヶ岳方面に向かう予定でこの分岐を通った。（源太ヶ岳方面は登山道崩壊で通行不可の為松川荘前の三ツ石山登山口から往復に変更）
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装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
携帯トイレ
|
|---|
感想
妻の実家に帰省し、久しぶりに松川温泉の硫黄泉に入りたく、三ツ石山登山と合わせて10月25日朝、妻の実家を出発し松川温泉に向かう。当初は源太ヶ岳・大深岳を周り三ツ石山⇒三ツ石山荘（避難小屋）経由で松川温泉の松川荘前に戻るルートを考えていたが、源太ヶ岳登山口の注意書き（雪崩の影響で登山道通行困難）で計画を変更し、松川荘前の三ツ石山登山口から直接三ツ石山に登り、さらに先の三ツ沼までなだらかな稜線を歩く往復ルートにして、7時ちょうどに登山を開始する。最初は急傾斜の登り、登山道に落葉が堆積して滑りやすい。最初の急登を登りきると緩やかな登りになり息はちょっと楽になるが、足元は滑りやすい粘土質の溝でさらに歩きにくい。奥産道分岐を7時57分に通過、徐々に緩やかな登りになり針葉樹林帯独特のさわやかな香りを感じながら進む。針葉樹の間から三ツ石山の山頂部が見え隠れするようになると三ツ石山荘は近い。8時40分に大松倉山の分岐を通り、木道を進むと池塘と草原が現れ、その上に三ツ石山山頂部が広がる素晴らしい景色が現れる。枯草の茶色と笹の緑、針葉樹の濃い緑、さらに三ツ石山山頂部の緑、その上に真っ青な空の色と目の保養になる。景色を眺めながらゆっくり進むとすぐに三ツ石山荘（避難小屋）に到着。ちょっと早いが外のウッドデッキで小休憩、サーモスのお湯でコーヒーを作りサンドイッチを食べる。休憩後に避難小屋のトイレを使わせてもらい、三ツ石山頂に向かう。池塘脇の木道から笹原の中の登りに入る。10分ほど登ると大松倉山の左側に岩手山が顔を出す。こちら側からの岩手山は盛岡市内からの南部片富士のようなフォルムとは打って変わって三角の尖った山頂部がかっこいい。この辺りから左手に秋田駒ケ岳や乳頭山も見えだし、カメラの活躍の場が多くなる。ゆっくりと笹原の登山道を登り続けると、正面にゴロゴロとした石が集まった場所が見える。山頂部の一番目の石のようだ。一番目の石の上から眺める岩手山は左奥に早池峰を従え、王者のような貫禄で君臨する姿そのもの。北側には源太ヶ岳・大深岳とその奥に八幡平の山並みが広がる。南側は秋田駒ケ岳と乳頭山、西側は高原状の大きく広がる地形が晩秋の枯草色になっていて、360°の景色を堪能出来る。一番目の石からは最高点（山頂）の二番目の石の突起が大きく見える。この二番目の石の手前に山頂標識があり、記念撮影した後で最高点の二番目の石のてっぺんに向かう。一番目の石がアクセントになって岩手山のピラミッドがさらに引き立つ。対して源太ヶ岳やその向こうの八幡平方面は遮るものが無い大草原の広がりを堪能できる。三つ目の石も登り西側の高原状の景色も楽しみ、三ツ沼に向け笹の大草原と点在する低樹林帯を進む。三ツ沼は三ツ石山と小畚山の中間の鞍部にある沼で登山道沿いに池塘よろしく美しい景色を見せてくれる。特に三ツ石山と岩手山が並んで沼の上に立つ構図は素晴らしかった。三ツ沼の景色を楽しんだ後は、来た道を戻るだけ。三ツ石山の山頂を通り、山荘までの下りは終始岩手山と早池峰を真正面に見て下る気分の良い時間。山荘テラスで昼食休憩を取り、木道・湿地帯・針葉樹林帯・広葉樹の色づきを順繰りに楽しみ松川荘前の登山口に戻る。時間は13時6分、一旦駐車場に戻り松川荘の駐車場まで移動してから、温泉キットを取り出し入浴。硫黄の匂いの乳白色のお湯を堪能する。帰り道で道路工事の交通整理をしていた人に紅葉の状態を伺った所、松川温泉界隈からちょっと下のあたりが見ごろとの事、まさにその通りで松川荘の駐車場の木々が鮮やかな赤・オレンジ・黄色に染まって何枚も写真を撮ってしまった。三ツ石山の山頂部は落葉済みで紅葉狩りとはいかなかったが、下山後は素晴らしい（多分今年一番）紅葉と泉質と景色の露天風呂を楽しめた山行。
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