品谷山〜廃村八丁
- GPS
- 05:32
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 673m
- 下り
- 673m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
最終人家の先に2台分弱の駐車スペースあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
滝を巻き上がる尾根道はとても急 ロープ等もあるが、下る際は特に注意が必要。 |
写真
感想
三連休はソフトボール大会があったり、ここんとこ泊まりとかが多かったため、北山あたりでハイキングくらいでということで、北山の品谷山〜廃村八丁のルートを歩くことにした。
市内を車で抜けてくねくねの山道を抜けて菅原へ。なんだかんだで2時間くらいかかった。
林道を適当に入って駐車し、登山スタート。
沢沿いの林道を少し歩くと、廃村八丁という道標と道の分岐が。
ここが、ダノン峠への沢ルートと尾根ルートの分岐だ。
とりあえず登りは沢ルートを選んで登っていく。
ほどなく林道は消失し、微妙な踏跡を辿る。沢筋なので問題はないが倒木などで歩くところが少しわかりづらい。
ナラタケやスギヒラタケがちらほら生えているのを見ながら、最後は一気に標高を上げてダノン峠まで。
一息いれて、ここから尾根筋を辿り品谷山を目指す。
沢筋は人工林だったが、尾根上は少し登ると広葉樹が出てくる。
ブナの根元にキノコの群生があったが、結局種類は分からずじまいだ。
時折、芦生杉を彷彿とさせるようなスギの巨木を眺めつつ尾根を進む。
佐々里峠への分岐は開けていて、ほんのり葉が色づき始めていてよい雰囲気だ。
佐々里峠から来たという人ともすれ違った。標高差がなく楽らしい。
それにしても、北山でもこのあたりまで入り込むと本当に山深い。
どこを見渡しても山並が続き、それを眺めがら静かな山歩きが楽しめる。
途中少しエノキダケを見つける。それ以外は干からびたナメコの成れの果てとかだった・・・
いくつか小ピークを経て品谷山のピークへ。
何てことのないピークだが、いくつもの山岳会による看板があり、地元の人から親しまれているのがよく分かる。
ピークをあとにし、少し進んだ品谷峠からは沢沿いに廃村八丁へ下る。また人工林かと思っていたが、下のほうは広葉樹となり廃村八丁へと至る。
いくつか石垣の基礎が残るなかに、プレハブ作りのテント型の小屋がぽつんと立っている。
秋晴れの空にぴったりののどかなところで、昼御飯とする。
ラーメンを啜りながら、小屋の管理してる八丁の会のかたから廃村八丁の歴史なんかを聞いたりする。
昭和8年に豪雪で離村したくらいの知識しかなく、鯖街道で木地を作っていた地域であったことや、材木の領域を巡り600年も隣村同士で争いが続いていたことなどいろいろと興味深い話を聞けて勉強になった。
ふと、話がキノコの話になり、時期的にまだ早いかと訪ねてみると先月がナメコ祭りだったそうだ。ここのところ、雨も降っていなかったので、それとの兼ね合いもあるのかもしれないが少し残念。
尾根ですれ違った人も交え、マイタケの話などで盛り上がり楽しい昼食となった。
帰り道のダノン峠までは沢筋をあるいていく。
時折、出てくる小滝や岩盤質なところは、なんとなく芦生の沢の雰囲気をもっているような気がした。
刑部の滝は左手の尾根に登山道がついていて、大きく巻いて上流部に合流するようになっているのだが、ここがとても急。ロープも張られ、木の根など掴むものはあるが、ちょっとした滝の巻きかといういうくらい急だった。
そんなところを越えて、モミの木平へ。
もう、折れた朽ち木だが、モミはとても大きく驚かされた。
同志社の小屋も見学。こっちも立派。ワンゲルのマークがついていて、写真を撮ろうとしてスズメバチの巣があることに気がつきビックリ。
幸い我々には気づいていないようだが、巣からはハチが出ていったりしているので、そそくさと退散。
モミの木平に戻ると、ふと木にナメコが生えているのに気がついた。
半ば諦めていたため、テンションが上がる。量はそれほどではないがよいお土産ができた。
そんなこんなで、ダノン峠に再び登り返し、下りで使うと楽という前評判どおりの尾根道を使って車まで。
久々ののんびり登山にちょっぴりキノコとよい三連休の締めくくりとなった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する