鳳凰三山【地蔵岳、薬師岳、観音岳】/単独


- GPS
- 08:11
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,905m
- 下り
- 1,905m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■青木鉱泉 駐車場有料。 夏場は韮崎駅へのバスがある。最終青木鉱泉17:00発。 登山計画書提出ポストあり。 登山客利用可能な温泉あり。1000円。 宿に貸電話あり。 ■ドンドコ沢 数ヶ所土砂により道が崩れているが、登山に支障をきたすほどではない。 南精進の滝、白糸の滝、五色の滝の眺めは圧巻。ドンドコ沢の魅力。途中の案内板も親切なので是非立ち寄ると良い。 途中、水場が豊富だった。 ■地蔵ヶ岳、観音ヶ岳、薬師ヶ岳 鳳凰小屋から来る場合、地蔵ヶ岳直下の砂場はグリップが悪い。上りも下りも注意が必要。 三山の間はtrailが明確。迷わないだろう。 ■中道 単調な道が長く続く。下山時は不注意になって、木の根等でスリップしないようにしたい。 野生動物が豊富なエリア。熊鈴はあったほうがよい。 地形図にはない青木鉱泉へのショートカットがある。案内も丁寧にある。 |
写真
感想
※謝辞
今回の登山計画にあたっては、honsama様[2010.8]、narodniki様[2010.7]、goofy様[2010.7]、kairokun様[2010.8]の同地域の山行記録を参考にさせていただきました(順不同)。この場を借りてお礼申し上げます。
■概要
トレーニング、新ザックの試用を目的とした山行。お読みになる方は30歳一般男性の体力、単独行という前提でご覧ください。
出発直前まで仕事のメールを書かねばならなかったという、サラリーマン登山家の大失態。ヤッチマッターという状態からスタートした記録です。
■ルート(基本情報に記載)
6:55青木鉱泉ー9:00南精進の滝ー10:15白糸の滝ー10:50五色の滝ー11:40鳳凰小屋ー12:30地蔵ヶ岳ー14:15観音ヶ岳ー14:50薬師ヶ岳ー15:35御座石ー18:20青木鉱泉
■ドンドコ沢
予定0530の出発が0655になってしまい、いきなり1時間半のロス!気持ちに迷いがありまくりのスタート。
ドンドコ沢山側(写真参考)から登り始め、南精進の滝に0900着。ここまでは植生、風景ともに単調なので地形図を読みながら位置を確認できるが理想。
途中ホウオウシャジンが目を楽しませてくれた。
■南精進の滝、白糸の滝の滝、五色の滝(写真参考)
9:00南精進の滝着、10:15白糸の滝着、10:50五色の滝着。
どちらも名瀑だった。良好な展望箇所を案内する道標もある。天候が良く時間が押していないならば是非とも鑑賞していきたい。同じ水流で、これだけ近い間隔に三つも滝があるのは面白い。
2,000m付近でこれだけ大きな滝なのだから、もっと観光客が集まってもおかしくない程感動を与えてくれる光景。
五色の滝を越えたところで植生が変わってくる。
■鳳凰小屋
11:40鳳凰小屋着
親切な主人が話しかけてくれる。目的地とルートと出発時間を聞いてさりげなくアドバイスもくれる。最終的に小屋を利用して欲しい目的があるかもしれないが、初ルートで歩くこっちは助かるから全然悪い来はしない。
これまで世話になってきた小屋は、幕営料をやり取りするだけのドライな関係だったので感動した。ついついジュースを買って休憩。自分自身も営業職なので、こういう会話の方法は真似したくなった(余談)。
■地蔵ヶ岳〜観音ヶ岳〜薬師ヶ岳
12:30地蔵ヶ岳ー14:15観音ヶ岳ー14:50薬師ヶ岳
この三山は一日で縦走する方が殆どだろう。夏場はこの稜線がルート中最も日差しが強いから、サングラスと帽子が必要だろう。
地蔵直下の砂場(写真参考)はグリップが悪く、慣れていないと体力を消費するかもしれない。
地蔵ヶ岳のオベリスクは、岩登りに自信がある方は挑戦してみると良いが、事故には気をつけたい。自分は予定遅れだったのでスルーした。
賽の河原の地蔵群(写真参考)はこの山の特徴。毎年一体を運んでくる山岳会もあるという。
三山の間のtrailははっきり付いているので迷いはないだろう。天気が良ければ、北岳の展望、甲府盆地の展望を左右に楽しみながら歩ける。
■中道
15:00薬師岳発ー15:35御座石ー18:20青木鉱泉
展望はあまりなく、単調な山道が続く。おそらく単独行だったからかもしれないが、長く感じる。trailははっきりしている。下りで利用すると滑りやすいので注意。
自信と余裕がある方は、走れなくもない道。そうすればもっとタイムを短くできるはず。
■青木鉱泉
親切に対応してくれるので、気兼ねなく会話できる。
鉱泉は旅館客も入れる。1000円。風呂場は男女とも6〜7人ほどで一杯のサイズ。
ここは老舗らしい。山小屋よりも豪華な食事がでてくるので、遠方から来る方は下山後ここで一泊というのもお勧め。
■総論
この日帰りルートはそれなりに健脚な方向け。ゆったりしたい方は、青木鉱泉入山〜薬師小屋一泊〜夜叉神峠下山or夜叉神峠入山〜鳳凰小屋の一泊〜青木鉱泉下山コースがお勧めだろう。
私は11時間弱で終了。スタートが遅れた為、1820戻りになってしまった。ちゃんと仕事を終えてから登山に切り替えるのがサラリーマン登山家の必須要件だなと痛感。
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