岩岳山(岩蕈山)
- GPS
- 08:10
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 900m
- 下り
- 884m
コースタイム
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 8:10
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されたコースです。危険箇所はありません。 中年の体力普通の我々で、結構疲れました。グラフを見ると歩行距離は17km越え。コースタイム登り1.5時間からずっと楽できると思ってましたが... |
その他周辺情報 | スキー場のトイレはとても綺麗です。早朝でも利用できました。 |
写真
感想
仕事だ何だで2週間山と遠ざかっているうちに、秋は山を駆け下りたよう。里まで下りてきた紅葉と山を楽しめる岩岳を考えていたが、今日はどうやらいい天気になりそうだ。
岩岳はスキーでは数回訪れたことがあり、学生の頃は風景などそっちのけだったが、10年ほど前に行った時は、白馬連峰の素晴らしい景観に感動した。ゴンドラで簡単に、山頂まで行くことができるが、歩いて登ることができるようだ。
登山口がわかりにくいとblogに書いてあったりして、ちょっとウロウロしたが、スキー場の前の道を、南に向かい丁字路のところに、遊歩道の標識を見つけた。あとで、よく見たら、駐車場のところにも標識はあった。
最初は林道を、テレビ塔のところまで登っていく。紅葉が始まった霧の巻く林を登る。霧を抜ける頃テレビ塔に着く。ここからは、登山道。犬の寝床という階段の看板を見て、急登の階段となった。昨日慣れない畑仕事をたっぷりやったこともあり、体が重い。
左手の木の間に山々が見えるようになると、天狗の庭に着いた。展望が開け、雲ひとつない青空に白馬三山が輝いている。数日前に降った雪も残っている。足元の赤く染まった山と微妙な三段紅葉となり、美しい。
ここから、しばらく岩場のヤセ尾根を登る。紅葉真っ盛りだ。ゲレンデに出て、少し登り、再び山道を少し歩くと、またゲレンデに出る。北側にゴンドラ「ノア」が紅葉をバックに登っていく。遠方に、雨飾から妙高、高妻山が望める。
このままゲレンデも行けそうだが、小さい橋を渡り、左手の林に入る。MTBと一緒のコースをしばらく歩くと、刈り込まれた南斜面のゲレンデに出た。正面に鹿島槍ヶ岳から白馬岳まで綺麗に見えた。ちょっと先を歩いていた初老の方が、毎日来ていると言いながら登って行った。羨ましかった。
写真を撮りながら登っていく。山頂のちょっと手前でちょっと早いがお昼とした。目の前がMTBコースでジャンプしながら猛スピードで降りて行った。絶景を前に、腹ごしらえができた。
山頂レストラン、スカイアークのトイレを利用させてもらって、山頂を経由して、展望台へ。少し雲が出てきたが、谷から立ち上がる白馬連峰は迫力がある。
次は、ねずこの森へ。ねずこの別名は黒部だそうだ。イチイに似ている針葉樹だ。8の字のような遊歩道は歩きやすく、実際、スニーカーのハイカーが多数歩いている。ねずこの森は今日が丁度紅葉真っ盛り。明るい森が一層明るくなっている。うまブナというクランク状に曲がったブナが折り返し点で、周回する。ねずこの巨木を見る。
再び、展望台を経由して、朴の木平へ行ってみる。遊歩道の入り口はゲレンデだが、説明の通り、電柵を外してまたぐ。電柵は昼間は切れているので大丈夫。感電したふりをしてみる。
緩やかなゲレンデを少し下ると、白馬三山が綺麗に見えるカーブに達する。この右手、標識があり朴の木平への分岐だ。運良く発見できたが、ちょっと注意が必要かもしれない。
最初は下る。ねずこの森を歩いた後で、ちょっと疲れてきていたので、これを登り返すとなると大変だな、不安になる。鞍部のぬかるみを過ぎると、今度は登る。場所によっては木の階段もある。
この遊歩道を囲む森の木々はどれも立派で、素晴らしい森だ。紅葉も真っ盛り。でも、誰もいない。行きも帰りも、誰とも会わなかった。ねずこの森や山頂にはかなりたくさんの人がいて、しかも結構格好も本格的な人も沢山いるのに。他にどこを歩くのだろう?
開けた空き地にベンチが置いてある。朴の木平なのに、白樺の説明の看板がある。朴の木は道々落葉して、大きな葉っぱがカシャカシャと威勢の良い音をさせていたのに、ここにはない。
このまま先を進んで駐車場まで帰ることもできるようだが、注意書きには道がわかりにくいとあり、ビビリ中年の我々としては登り返すという選択をする。その前に、バテバテなので栄養補給をする。
帰りは恐れていたほどの苦しい登りではなかった。午後になって爽やかになってきたようだ。午後の陽に山々が霞んできている。
またまた展望台に戻り、スカイアーク前のベンチで少し休む。子供たちが駆け回り、外人さんもワイワイと楽しそうだ。
東山展望台を見て、下ろうとしたら、係の人に声をかけられた。下りを歩く人に、道案内をしていると。登りも歩きだったので、多分大丈夫ですと話す。朴の木平へも行った話をしたら、やはり巨木の美しさを語っていた。でも、クマの住処でもあるそうだ。幸い、知らぬが仏で、会うこともなかった。
下りも、結構時間がかかり、足も痛くなってきた。岩岳のコースタイムは登り1.5時間下り1時間だが、本当にそれでいけるものだろうかなどと話しながら、紅葉と天狗の庭では再び展望を楽しんだ。ねずこの森や朴の木平と一日楽しめる良い山だった。
相方が膝が痛いと言い出したので、ザックを探ったらずっと使ってなかったが膝を固定する簡単なサポーターが出てきた。なんでも入れとくものだ。
下りに先行者がいたはずだが、姿を見ることもなく、二人だけの山行を再び楽しんだ。
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