記録ID: 7485918
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ハイキング
東北
【津軽の道を歩く40】奥州街道30（清水川→青森）
2024年11月14日(木) [日帰り]
青森県
faroe
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 10:18
- 距離
- 39.8km
- 登り
- 198m
- 下り
- 208m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
Out:JR/青い森鉄道青森駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
奥州街道は、前回藩境塚を越えて津軽に入りました。 終点三厩まで津軽を歩くだけとなりました。 そんな30回目の今回は、前回の続き平内町清水川から、夏泊半島の根元を東から西へ横断。 黒石藩領土屋番所から弘前藩領へ入り、歴史のある温泉町浅虫へ。 浅虫からは難所を越えて、津軽三関の一つ野内。 野内からは平地をひたすら歩いて青森を目指します。 国道4号線の区間は、どちらかに歩道があります。 県道区間などは歩道がない箇所もありますが、交通量が多くはないので、さほど怖くはありません。 浅虫から久栗坂の間は、本来の街道としては山越えになります。 途中までチャレンジしましたが藪で撤退。 善知鳥崎側の道を歩いています。 これはこれで風光明媚でよかった。 |
| その他周辺情報 | トイレは、国道4号線沿いの平内パーキング、小湊駅、平内町立歴史民俗博物館、ほたて広場、浅虫温泉駅、野内駅、合浦公園などです。 そのほか、コンビニなども利用可能。 コンビニは、平内町上藤沢から。 西平内にはオレンジハートがあります。 浅虫温泉からはコンビニが多くなっています。 自動販売機は適宜。 |
写真
清水川駅からスタート。
寒かった。
今季初めて手袋を使用しました。
寒かった。
今季初めて手袋を使用しました。
地吹雪用の策が完成しています。
車道は守られますが、歩道は守ってくれなさそう。
車道は守られますが、歩道は守ってくれなさそう。
平内パーキングここには『大日本國東山道陸奥州驛路図』から平内郷の説明があります。
青森〜野辺地間には、旅籠は小湊に一軒しかなかったとか。
ここにはトイレがあります。
11/14 7:30
平内パーキング
ここには『大日本國東山道陸奥州驛路図』から平内郷の説明があります。
青森〜野辺地間には、旅籠は小湊に一軒しかなかったとか。
ここにはトイレがあります。
ここには『大日本國東山道陸奥州驛路図』から平内郷の説明があります。
青森〜野辺地間には、旅籠は小湊に一軒しかなかったとか。
ここにはトイレがあります。
沼館尻バス停から先は線路による分断区間です。
右手は旧道かどうかは不明。
右手は旧道かどうかは不明。
念のため、線路まで歩いておきます。
手前に階段があるので、フルで戻る必要はありません。
手前に階段があるので、フルで戻る必要はありません。
戻って線路を跨線橋で越えます。
越えた先の釣具店の所で右（東）へ。
小湊宿に向かいます。
越えた先の釣具店の所で右（東）へ。
小湊宿に向かいます。
ここで右（北）に曲がると、夏泊半島を一周する道です。
国絵図にも描かれている古くからの道。
一度歩いてみたいです。
国絵図にも描かれている古くからの道。
一度歩いてみたいです。
歴史民俗資料館
高橋竹山の資料がメインで、街道に関する展示はありませんでした。
高橋竹山の資料がメインで、街道に関する展示はありませんでした。
平内町の区域は、そもそもは南部領でしたが、1587年、秀吉に止められる直前のぎりぎりに津軽家が奪取。そのまま津軽藩領となります。明暦2年（1656年）に黒石藩が分地立藩したのに従って、黒石藩領になります。
その中心小湊には宝永二年（1705年）に小湊代官所が設置され、幕末まで統治されました。
11/14 8:33
平内町の区域は、そもそもは南部領でしたが、1587年、秀吉に止められる直前のぎりぎりに津軽家が奪取。そのまま津軽藩領となります。
明暦2年（1656年）に黒石藩が分地立藩したのに従って、黒石藩領になります。
その中心小湊には宝永二年（1705年）に小湊代官所が設置され、幕末まで統治されました。
明暦2年（1656年）に黒石藩が分地立藩したのに従って、黒石藩領になります。
その中心小湊には宝永二年（1705年）に小湊代官所が設置され、幕末まで統治されました。
もどっていったん南下。
国道4号線も越えて、ここを右折（西）。
平中バス停があります。
国道4号線も越えて、ここを右折（西）。
平中バス停があります。
まっすぐ行くとこんな奥州街道の案内がありますが、こちらは違うような・・・
山口
横断歩道の手前で左手（南）に旧道。
実際には、この藪地を突き抜けるのだと思います。
横断歩道の手前で左手（南）に旧道。
実際には、この藪地を突き抜けるのだと思います。
防雪柵設置中。
先ほどの旧道かも？は線路を越えたらここへつながる様子。
先ほどの旧道かも？は線路を越えたらここへつながる様子。
ここに明治天皇の小休止跡がありますので、ここが旧道ですね。奥州街道は、ここから直進し下へ。
右の方への道は、夏泊半島を一周する道です。
11/14 10:51
ここに明治天皇の小休止跡がありますので、ここが旧道ですね。
奥州街道は、ここから直進し下へ。
右の方への道は、夏泊半島を一周する道です。
奥州街道は、ここから直進し下へ。
右の方への道は、夏泊半島を一周する道です。
降りてすぐに国道4号線を渡ります。
南側には旧国道4号線がありますので、そちらを進みます。
南側には旧国道4号線がありますので、そちらを進みます。
ほたて広場
ここが黒石藩の土屋番所跡とされます。
弘前藩からの通行人を監視しました。
ここが黒石藩の土屋番所跡とされます。
弘前藩からの通行人を監視しました。
後ろ側はこの地区の奥州街道。
ちゃんと地図にしているのは久しぶりですね。
ちゃんと地図にしているのは久しぶりですね。
ほたて広場内のレストラン「ホタテ一番」でお昼。
海鮮ちらしです。
海鮮ちらしです。
ところで、少し行くと「土屋番所バス停」があります。土屋番所の所在地については、ほたて広場以外にも、土屋漁港付近にあったという説があります。
11/14 12:10
ところで、少し行くと「土屋番所バス停」があります。
土屋番所の所在地については、ほたて広場以外にも、土屋漁港付近にあったという説があります。
土屋番所の所在地については、ほたて広場以外にも、土屋漁港付近にあったという説があります。
浅虫本陣跡旅館「柳の湯」さんが本陣でした。
と言っても、参勤交代のためのものではなく、藩主が巡視できたり、湯治に来た時に利用されました。
11/14 12:34
浅虫本陣跡
旅館「柳の湯」さんが本陣でした。
と言っても、参勤交代のためのものではなく、藩主が巡視できたり、湯治に来た時に利用されました。
旅館「柳の湯」さんが本陣でした。
と言っても、参勤交代のためのものではなく、藩主が巡視できたり、湯治に来た時に利用されました。
浅虫から久栗坂の区間は、奥州街道はこの左手の山を越えていきます。
戻って善知鳥崎へ。
ここは難所で、板を引いて桟道のようにしていたそうです。
明治天皇巡幸によりトンネル開削。
ここは難所で、板を引いて桟道のようにしていたそうです。
明治天皇巡幸によりトンネル開削。
久栗坂三差路
ここで県道259号線を久栗坂方面へ入ります。
長いお付き合いだった国道4号線とはここでお別れ。
ここで県道259号線を久栗坂方面へ入ります。
長いお付き合いだった国道4号線とはここでお別れ。
久栗坂〜野内間は、砕石場や石油施設、鉄道などによりずたずたになっています。
野内番所跡盛岡南部藩に対する備えとして、野内番所がおかれ、碇ヶ関、大間越とともに津軽三関と呼ばれました。
弘前藩、黒石藩共同で警備していたとされます。
だいたい、月100人程度の通行があったそうです。
1
11/14 14:31
野内番所跡
盛岡南部藩に対する備えとして、野内番所がおかれ、碇ヶ関、大間越とともに津軽三関と呼ばれました。
弘前藩、黒石藩共同で警備していたとされます。
だいたい、月100人程度の通行があったそうです。
盛岡南部藩に対する備えとして、野内番所がおかれ、碇ヶ関、大間越とともに津軽三関と呼ばれました。
弘前藩、黒石藩共同で警備していたとされます。
だいたい、月100人程度の通行があったそうです。
莨町小学校
未成年によいのか？とか無粋なつっこみですが、歴史のある名前ですね。
全校児童が20人くらいしかいないみたい。
未成年によいのか？とか無粋なつっこみですが、歴史のある名前ですね。
全校児童が20人くらいしかいないみたい。
青森県立郷土館
耐震強度不足から休館になり復旧のめどが立っていません。
耐震強度不足から休館になり復旧のめどが立っていません。
善知鳥神社の前にある、なぜか奥州街道終点の碑。
もちろん、奥州街道は、油川か三厩が終点です。
もちろん、奥州街道は、油川か三厩が終点です。
青森市道路元標
青森県内で唯一存在が確認されている道路元標です。
青森県内で唯一存在が確認されている道路元標です。
現在の県庁のあたりは、弘前藩の御仮屋でした。
と言っても宿泊施設ではなく、青森宿を取り仕切る行政施設です。
と言っても宿泊施設ではなく、青森宿を取り仕切る行政施設です。
感想
奥州街道は、黒石藩領小湊から弘前藩領へ。
穏やかに晴れた今日は、浅虫からは海と岩木山を楽しむことができました。
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