飯縄山と高妻山
- GPS
- 14:32
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 2,215m
- 下り
- 2,069m
コースタイム
- 山行
- 4:41
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 5:28
天候 | 21日:晴 22日:曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り)戸隠牧場入口⇢戸隠キャンプ場(徒歩10分)→長野駅(アルピコ交通バス)⇒〈北陸新幹線〉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
飯縄山は全体に穏やかな道で危険箇所はない。 メインの南登山道は歩きやすく登山者も多い。 飯縄山から瑪瑙(めのう)山へは急坂を下ってから登り返す。 瑪瑙山からの下山道はいくつかの道があるが、スキー場に沿って下ることになる。 高妻山はアップダウンがあって歩行時間も長く、ハードな山歩きになる。 登りにとる一不動コースは、沢沿いで何度も渡渉を繰り返す。その後、帯岩の鎖場があるが、足場は確保できるので鎖を持って慎重にいけば問題はない。 稜線上はアップダウンが連続し、ピーク毎に十三仏信仰の小さな祠や像が置かれ、これが目安になる。特に九勢至から高妻山間は1時間ほどの急登となる。 下山は弥勒尾根コース、地図上では五地蔵山から分岐するようになっているが、実際は名前通りにそのひとつ前の六弥勒から分岐している。 弥勒尾根コースは新しい道で滑りやすいとあるが、普通に問題なく歩ける道だった。 |
その他周辺情報 | 宿泊は越水ケ原の戸隠小舎を利用、朝食5時と戸隠牧場入口まで送迎サービス付、がありがたい |
写真
感想
信州の戸隠高原を挟む2つの山、飯縄山と高妻山にでかけた。
初日に飯縄山に登り、翌日早朝から高妻山を目指すことにした。
長野駅からのバスで飯縄登山口へ。天気もよく、気持よく歩ける。
冨士見の水場の後、急坂になるがまもなく森林限界を抜け、飯綱高原から長野方面の展望が広がる。しかし晴れてはいても水蒸気が多く遠くは白く霞んでいる。
稜線に出て飯綱神社を見てすぐに南峰に、ここから頂上には10分の高原散歩だ。ここでは西側に広がる北アルプスの稜線を眺めながら歩くのが楽しい。
飯縄山頂上は広々としていて大勢の人が休んでいる。ここで昼食をとる。
北アルプスは白馬から後立山、槍穂高もハッキリ見える。先日の雪は消えているようだ。その手前に高妻山と戸隠連峰が、そして北側は火打と妙高山が特徴のある姿を見せてくれる。
展望を堪能し、次の瑪瑙山に向かう。ここからは人の影が消え、静かな山歩きとなる。
瑪瑙山からは戸隠スキー場のゲレンデに沿って下っていく。この辺りの山腹の木々は葉が落ち縞枯れ模様になっていて、これが何とも美しく見える。
今宵の宿、戸隠小舎はスキー場入口から10分のところだ。
二日目、高妻山登山口の戸隠牧場まで車で送ってもらう。朝6時にスタートするが、昨日から一変して上空は雲に覆われている。
牧場から広葉樹の森に入り、沢沿いを行く。ここではまだ紅葉に囲まれ雰囲気は悪くない。
何度となく渡渉を繰り返して帯岩の鎖場に。大きな1枚岩を鎖を頼りに登っていく。そのあとは鎖場のトラバースが続く。近くに滝も見える。
氷清水で冷たい水を口に入れ、まもなく稜線に達し、一不動の避難小屋に着く。
高妻山と飯縄山は十三仏信仰で共通し、13個の像、祠が道端に置かれている。飯縄山は南登山道で完結するが、高妻山の場合はその先の乙妻山に13番目があり、高妻山頂上手前に10番目の十阿弥陀が置かれている。1番目の一不動のあと、縦走路の各ピークに番号順に置かれているので、これが登山者にはよい目印になる。
縦走路からの展望はガスに隠れてほとんどきかない。五地蔵の展望箇所もやり過ごすことになる。ただ雲の合間から周辺山々や下方の戸隠高原がかすかに見えることがあり、変化を付けてくれる。
道の両脇にはイワカガミの群落が続き、これはぜひシーズンに見てみたい規模だ。
九勢至に着き、ここで荷を軽くして高妻山への急登に備える。約1時間で十阿弥陀に、そして岩場をまたいですぐに頂上に達する。
上空は時折雲が流れて薄く陽がこぼれ、20分ほど様子をみていたが、結局、展望はかなわず、頂上標識にタッチして下山することにした。
九勢至に戻って、ここで昼食をとる。
平日で天気はイマイチだが、意外と登山者は多い。年齢も各層に渡って幅広い。中には猛烈な健脚者もみかける。
帰りは六弥勒から長い樹林帯の中の道、弥勒尾根を下る。下るに従い紅葉の林が霧にドップリと包まれ、幽幻的な雰囲気を感じさせてくれる。
トータル2時間ほどの下りで予定通りに戸隠牧場に。
ここで早速、生ビール、そして名物の戸隠そばを味わい、二日間の山行を終えた。
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