燧ヶ岳〜尾瀬ヶ原〜至仏山
yoiko
コースタイム
大清水4:20発ー三平峠6:35通過ー尾瀬沼山荘着:7:15発ー長英新道ー俎��11時着
燧ケ岳山頂11:25着~12:30下山開始ー沼尻14:00着ー見晴15:30着
2日目
山小屋5:40発ー山ノ鼻8:00着~8:40発ー至仏山山頂11:05着ー小至仏山山頂11:45着~12:25発ー鳩待峠13:30着
| 天候 | 1日目 曇りのち晴れ 2日目 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
帰り:鳩待峠→戸倉バス停・高速バス→新宿 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
大清水〜尾瀬沼:一本道と思っていたら、途中分岐点があり、広い道を直進したら、行き止まりで引き返しロス。暗すぎて看板見えず。明るければ間違いようがない道でした。木道が濡れてて、2回ほど滑ってコケました。 燧ヶ岳:長英新道は特に危険箇所なし。見晴新道が通行止めのため下山はナデッ窪から沼尻へ。岩だらけ。大変な道。 尾瀬ヶ原〜至仏山:危険箇所は特になし。岩、濡れた木道が滑りやすいです。 |
| その他周辺情報 | ●10月下旬となり、営業している山小屋が少ないため確認は必要だと思います。 ●鳩待峠バス乗り場の近くに日帰り温泉あり。 |
写真
夜行バスは10人程度。大清水で降りたのは2人のみ。思ったより寒くなく。トイレがきれい。ヘッドライトを消すと真っ暗。霧雨で星はみえず凹みつつも、旅の始まりはワクワクします。鹿の鳴き声が響く暗闇をいざ出発です。
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長英新道をゆっくり登ってると、雲が取れて頂上が見えてきました。途中、大清水で一緒に降りたお兄さんとすれ違い。早い！それにしても人がいなくて快適です。
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今回のお宿。周辺の小屋はほとんど閉めてました。こちらも今週末で営業終了との事で小屋締めの準備をしてました。部屋はきれい、1人部屋、トイレは水洗、お風呂あり、ご飯はオシャレで美味しい。同じテーブルになった常連さん曰く、山小屋というより民宿よ！との言葉に納得。快適すぎて爆睡。
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2日目朝。濃霧、朝日に照らされる燧ケ岳は神秘的でした。足を止めつつ、振り返りつつ。いつまでも見ていたい。もう少しここで見ていたかったけど、先へ進みます。
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至仏山へ。森林限界を過ぎて、振り返ると昨日登った燧ケ岳。足を止めて、何回も振り返って眺めたくなる景色。今は上り専門の登山道も昔は下山できたとか。今日も天気良いです。
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感想
幼い頃、足が痛くて歩けなくて、藁草履を履かされて嫌々歩いた記憶しかない、尾瀬。調べてみたら高速バスも山小屋も営業期間ギリギリ。登山目的で数十年ぶりの尾瀬へ。シーズンオフで自分しかいないんじゃないかと思うくらい。それくらい静かな時期にこれた事は本当に幸運だったと思います。
1日目。
大清水からの道の途中。ヘッドライトを消すと本当に真っ暗。暗闇の怖さはあるけど、自然の中を歩くのは、少し安心感があり、変ににワクワクしてたり。1本道のはずなのにを一ノ瀬休憩所を過ぎたところで管理小屋の方に向かってしまい、大清水で一緒に降りたお兄さんとウロウロ。引き返すと道はちゃんとありました。静かな林道を抜け、コケながら、尾瀬沼へ。目の前に広がる景色は感動的でした。
出会った人は数人程度。その分、すれ違う際に話す事が多かったように思います。
前も後ろも誰もいない1本道とか。尾瀬を貸切状態で本当に贅沢な時間でした。何よりトイレは紙があって水洗。水も豊富。尾瀬ってすごいと感動。
天気も雲が取れて快晴。登山には汗ばむくらい。ちょっとナメテタ東北最高峰。登りがいのある距離。その分、燧ケ岳からの景色には泣きそうになるくらいの絶景。見晴から見た燧ケ岳も感動的でした。こんな山の中に湿原があって。自分の足じゃないと見る事ができない景色が広がっていて。こんな景色に出会えた事に感謝しかなかったです。
2日目
日が登る前に出発。朝もやが立ち込める尾瀬ヶ原を独り占め。本当に静かで、音のない世界。何とも幻想的で、一刻一刻景色が変わるし、場所によっても景色が違うし、何度も立ち止まっては見とれてました。小屋付近で出会ったカメラマンさんより、今日は「白い虹」が見られるかも！との情報。白い虹とは？‼︎意味が全く分からず、どんなものか想像できず、でも見てみたいと思いつつ、とりあえず言われた方向をみつつ。後で調べてみて納得です。実際、これ？と思うような白いモヤは見えましたが、確証はなし。いつか見てみたいです。
また別のカメラマンさんの言葉。尾瀬はニッコウキスゲしとかミズバショウと思っている人が多いけど、小屋が閉まるこれから時期が本当にいいんだよ！と。モヤが出て、朝日やその日の気温によって見られる景色が変わっていく。同じ条件でも場所によって、全く違う景色が見らたり。違う表情が見れる。何回も来たくなるのも納得です。遠くに見えてた至仏山が段々巨大になり、若干弱気になりつつ、登山開始。道はよく整備されているけど、嫌いな階段、滑りやすい蛇紋岩にちょっとうんざり。それでも、振り返れば尾瀬ヶ原が一望。燧ケ岳とはまた違う魅力のある山で楽しかったです。至仏山から、昨日登った燧ケ岳、歩いてきた尾瀬ヶ原を眺めるのは、また感慨深いものがありました。至仏山からも360度の絶景。山並みが本当にきれいでした。
2日間、よく歩いたなぁと思いつつ、2山、頑張って登れて良かった！！
何より2日間とも快晴に恵まれた事が有難い事で、こんなに天気恵まれる事はもうないかもしれない思うくらい、本当に幸せな時間でした。カメラマンさんも言ってたけど、尾瀬の魅力は今時期にもあるんじゃないかと。シーズンオフかもしれないけど、花は咲いていないけど、人の少なさ、黄金色の道、自然の本来の静かさ、景色を感じられると思いました。登山だけでなく、のんびり散策するのも良いんだろうし。長年来なかったけど、来年からは気軽に訪れようと思います。
もう雪の季節なので、私自身も今回でシーズンオフのつもり…締めくくりとしては、最高の旅でした。今年はどこに行っても天気に恵まれて、本当に有難かった。感謝しかないです。
もう少し高い山、縦走をするにはソロでは限界を感じつつ。来年はもう少し技術を身に付けたいと思いつつ。雪が降る前にもう少し近場の山、登れるかしら…
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