母と娘たち、3世代での高尾山


- GPS
- 03:44
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 490m
- 下り
- 453m
コースタイム
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 5:07
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
母から「24日に高尾山に行こうと思うのだけれど、予定空いている?」とメールが来たのは11月の半ばごろ。母は12月で80になる。
母は60を過ぎた頃から、10年くらいは父親と2人で良く登山に行っていた。几帳面な母は、登山の記録をノートに残していて、何時に出発したか、どこの登山口から登ったか、登山の様子、かかった交通費、ガソリン代なども細かに記していて、感心したことがある。私たちが今登山アプリでやっていることを、アナログで記録していたのだ。
父が少し体調を崩して頻繁には行かなったが、時々は近場の高尾山や大山に登っていた母だが、最近はコロナ禍もあり、山に登るのも高尾山にくるのも5年ぶりだという。「80になるけどまだ山を登れるのかと思って確かめたくて」という母からの申し出に、たまたま予定が空いていたこともあり、二つ返事で応えた。
当日母は、千葉から始発の電車に乗って、高尾山口に8時過ぎには到着したようで、元気だなあとぉ思う。少し遅れて私たちが着くと、笑顔で待っていた。子供たちも久しぶりの母との逢瀬を喜ぶ。
この日は紅葉真っ最中で、高尾山口はとても混んでいたので、なるべく人のいないコースと、稲荷山コースを選ぶ。母の足取りは軽く、5年ぶりとの登山とは思えないほどスタスタ歩いていて安心した。
少し歩くとすぐに暑くなり、衣服を調整しながら、子供たちは母に寄り添って歩く。そんな姿を眺めるのは微笑ましかった。何の心配もなく、2時間ほどで山頂に着いた。
山頂からは雪を被った富士山が美しく青空に映えていて、たくさんの人が写真を撮っていた。前日に引き続き、二日連続で富士山を拝むことが出来、やはり冬の富士山は美しいと思う。
山頂はまるでテーマパークのように混雑していたので、そこから長めの階段を下ってもみじ平まで進む。そこまで来ると人はかなり減り、ベンチに座ってゆっくりとお昼を食べることが出来た。母はお芋の天ぷらを作って来てくれていて、子供たちは喜んで食べていた。もみじ平というだけあり、お茶屋の傍のもみじは真っ赤に色づき、その下で食べるお昼は美味しかった。
下山も同じ稲荷山コースで。下りも全くスピードが落ちることなく、ストックを頼りに歩く母。昔から家の周りを良く歩いていて、今もジムに行っているといい、足腰はとても強そうで安心した。
久しぶりに三世代で、気持ちの良い晴天の中、晩秋の高尾山を歩くことが出来、思い出深い日になった。また時々、こうやって母と歩けると良いなと思った。
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