秋の深南部。寸又峡から前黒法師岳〜黒法師岳


- GPS
- --:--
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 2,650m
- 下り
- 2,647m
コースタイム
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 9:50
インクライン跡や古いテープ、獣道に惑わされずルーファイを間違えたと気付いた時点で早めに戻って再確認して進めばどうって事無かったのかもしれない。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料駐車場がいくつかある。 期間によっては有料になる場合もあるらしい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<寸又峡〜前黒法師岳まで> 寸又峡温泉から前黒法師岳までは整備された登山道目立った危険箇所はなしだが、寸又三山の中では最も入山者が少ない為多少踏み後が薄いところや崩れているところなどもある。 あまり眺望の無い急な樹林帯が続く。 登山口周辺と一部トラバース気味に歩くところに細いところ、崩れたところあり。 <前黒法師岳〜> 極端に踏み後や指標となるものがなくなる。 二ツ山方面の尾根に乗り換えるので前黒法師岳からの広い尾根を右側に下っていかなければならないが下り口が非常にわかりにくい。 自分は薄い踏み跡や古いテープが最初のうちはあったのでおおよその感じで広い尾根通しに下りてしまい、しばらく下って地図を藪の中で落としてしまいルートロスト。これは違うだろうと隣の尾根に何とか乗り換えようと強引に下ったら激藪、崩落、沢と危険箇所が続いた。 登り返して林道の方に行けそうだったが地図がないのと、余計に時間がかかってしまった為先に進むのは諦めて再度沢を登り返し、崩落地を越え、藪を漕いで戻る事にした。 下りのポイントを探して歩き回ったがそれっぽい感じは分ったがやはり不明瞭。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
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感想
寸又峡。
子供の頃トラックの運転手だった父が週に一度か二度荷物を届けに寸又峡に行っていた。
乗り物が苦手だったけど春休み、夏休み、冬休みなんかはここに行く時だけは必ず着いて行って父親が仕事をしている間は山の中を歩き回っていた。
富士山と深南部が山登りの原点と言っても良いだろう。
ここ数年は観光でしか訪れていなかったけど久々に山登りのために行こうと決めた。
自宅からは比較的アクセスも良く奥深い山の中では登山口までが容易。
畑薙や水窪に行く事を考えれば半分ぐらいの時間で行ける。
早起きして登山口へ向かい明るくなる直前に寸又峡温泉に到着。
準備をして明るくなると同時に寸又三山の一つ前黒法師岳更にはその奥の黒法師岳に向けて出発。
しばらくは林道を歩きトンネルをくぐり、飛龍橋を渡り前黒法師岳の登山口へ。
いきなり崩れかかってます。
登り始めから急登。
湯山集落跡を通って植林の森の中を行く。
しかしこんな奥に集落があったなんて信じられないね。
小屋のあるところに出て一旦林道を横切る。
鈴の音が聞こえてきた。
寸又三山の中でも地味でキツイ前黒法師岳はなかなか登る人が少ないのでこんな平日に人がいるなんて思ってもみなかった。
先行者に追いつき軽く挨拶をして先に進む。
植林された森から自然林へ。
広い尾根を歩いてイワカガミの群生地辺りに来ると原生林に変わる。
深南部の森は地味で急なところが多いけど本当に美しい。
ひたすら広い尾根を登り続けて前黒法師岳山頂へ。
ほぼ予定通りのペースで歩けているので少し休んだ後黒法師岳へ向かう。
前黒法師まではそれなりに整備されているが、そこから先は途端に踏み後もマーキングもなくなる。
広い主尾根をそのまま進むと古いテープや薄い踏み後のようなものがあるのでそのまま進む。インクライン跡があり、展望が開ける。
目の前に黒法師岳とヘリポート。
ん?
ヘリポートのある尾根に行かなきゃならないのに谷を挟んで反対側に見えてるぞ?
これは向こう側の尾根に乗り換えなきゃならない。
下降点が分らず進んでしまったので多少強引ではあるけど谷側に下りて反対の尾根に登り返すか。
下り始めると行く手を藪が阻む。
背丈を越えるような藪を掻き分けて進む。
こりゃぁキツイ(>_< )
一時間ぐらい藪と格闘してようやく視界が開けた。
さて位置を確認しようと思ったら・・・・
地図が無い。
どうやら激藪の中で落としてしまったようだ。
しかも目の前は崩落地
何とか通れるところを選び、崩落地を通過して反対側の尾根への登りに取り付く。
このまま真っ直ぐ登れば尾根に出られそうだけどそこまでにも枯れ沢を登ったり急登を登ったりでかなり時間がかかる。
もし正規ルートに出られなかったら??
時間も体力もそれなりの装備もあるけど地図無しで無茶はいかんね。どちらにせよここでこれだけ時間を使っちゃったら黒法師まで行っても下山が遅くなりそう。暗くなって道わからんとかはさすがにまずいでしょ。
戻ります。
せっかくロープもあることだし少し遊んでから戻ろう。
小さな滝を懸垂で下だり、別の沢を二つほど登り、難しそうな滝は草付を高巻く。
ただ掴むものが笹とバラしかなく後で見たら脛とか腕とか傷だらけ。
その後はもう一度藪の中に潜り込み元の場所まで戻る。
もう一度下降点をさがしてみたけど、たぶんこれかな?ってのは分かったけど確実かどうかは謎。前黒~は広い主尾根じゃなくて右手の尾根を下って反対側の山の尾根を登り返すのが正解かな。地図をちゃんと見れば分かるはずなのにねぇ...反省。
前黒法師岳に戻ってからはゆっくりとのぼっつてきたルートを下りました。
途中コーヒーいれてのんびりして、下山途中の夢の吊り橋渡って登山口に戻りました。
下山後は鹿の刺身ととろろ飯、田楽を食べてから温泉へ。町営のお風呂は休館日だったので立ち寄り湯を教えてもらいました。いいお湯でした。
帰路もそれほど時間も掛からず早めに帰宅できたのでその日のうちに済ませちゃいました。
ルートミスは反省点だけど今日も良い山でした♪
コメント
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mamepyonさんこんにちは、
前黒法師岳から黒法師岳に行くところ、自分も5月に同じ間違いをしてしまいました。踏み跡も殆ど無く、尾根がなだらかで知らぬ間に違う方に降りてました。レコ見ていてコメントしたくなってしまいました。
幸い自分はすぐに方角が違うことに気が付き本来の尾根に戻ることが出来ました。ヘリポートから先の黒法師直下の笹薮もすさまじいラッセルですよ。自分も地図を無くしてしまいました…。ここは天気の良い日でないと危ないですね。でも黒法師岳からバラ谷のあたりは景色も良くて気持ちいいですよ。
こんばんは(^_-)コメありがとうございます。レコ拝見しました。
K-MEN75さんも間違えましたか…。
もっと念入りな計画を立てて早めから地図を確認しておけば良かったのに何度も入っている山域なので少し甘く見てました。反省です。
ヘリポートから先辺りはちょっと歩いたことあるけど藪が濃いですね。昔はもっと酷かったです。
バラ谷、不動辺りも笹が綺麗で好きな場所です。
水窪からは歩いてるけど寸又峡からはあまり歩いてなかったので近いしまた歩きに行こうと思います。
見ているだけでハラハラ
mamepyonさんでなければ遭難していたかも?
冷静な判断力と技術あればこそでよかったです。
お父様 トラックの運転手さんだったんですか。
私は小さいころトラックに乗せてもらって 藁科川上流で10m位の崖から転落した事があるので(亡くなった方も)ちょっとトラウマがあります。山は好きでも登山口までの運転があまり好きじゃないので・・・
mamepyonさんも十分お気をつけて楽しまれますように。
登山口までの運転も大好きです。
じゃないと限られた日程の中でたぶん重い腰が浮かないんじゃないかと
元々道の無いようなところを歩いてるのでこういうのも想定の範囲内ですが、あれはある意味道間違い遭難の一種なのかも知れません。時間やタイミングによっては危険な場合もあるので気をつけなきゃですね
崩落地の通過と滝登るのは結構緊張しました。
どんな状況になってもまめさん、冷静だなぁー。普通ならパニクって遭難しそう。経験と技術のせいなんでしょうね。ちなみにGPSは持たない派ですか?私、最近、ついにGPS購入しました。登山の面白さがなくなると否定的でしたが安全第一ですからね。私、実はものすごい方向オンチですし!
道の無いところやバリエーションは好きなだしこのぐらいのとこを歩く覚悟でこの地域に入山してるので道間違いはあったものの険しさは想定の範囲内でした。普通の登山道を歩く感覚だったら焦るでしょうね
元々紙の地図とコンパスとか日の向きとかで山歩いてるのでGPSとかは持ってないです。
というか電子機器は持っててもたぶん使いこなせません(笑)
携帯も通話とメールとSNSぐらいしか使いませんしね(・Θ・;)
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