松木渓谷の散策(目標皇海山敗退)でもクマ撮った
- GPS
- 11:50
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 862m
- 下り
- 857m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行動時間 登り6時間 下り5時間 標高範囲 700m〜1200m 気温 9度 駐車場 親水公園P 山で会った人 1人 登山道の様子 河原は自由に歩けるが、登山道不明 装備 河原は渓流たび また行くか ちょっとねえ 日帰り温泉 銀山平かじか荘 露天 OK 味 並み コンビニ 大間々 観光 足尾は寂しいのに、銀山平は週末宿泊で混雑してた 1、駐車場にPした時に、よく地図見ないと、堰堤した観光ルートに入り込むね 2、日光とか足尾には鹿が多くて、「金切声」という悲鳴は、鹿の鳴き声のことで(朝方)、知らないと怖いね 3、道路崩壊、岩崩とか、気にしないでどんどん進むパワーがないとダメらしい 4、藪漕ぎ大好き人間にはおすすめかも 5、日光白根の末端尾根のピーク(皇海山)に価値があるかどうかは、本人が決めること。袈裟丸だって、いいでよお |
写真
感想
グレートサミッツ国内編 NO154
松木渓谷散策(目標皇海山敗退)でも、クマ撮った
足尾鉱毒事件の奥に、難しい沢歩きがあると教えられたのが40年前。35年前くらいにはそこのジャンダルムで岩登りして遊んだことがあるが、その奥の渓谷まで行ったことはなかった。今回初めて覗きに行く。
足尾の町の最奥に、親水公園のPが誕生していた。20年前ころには、渓谷の奥へ奥へと砂防堰堤が作られて、今はその全部が粗大ごみになっているという、治山事業という公害のようなところ。ほかに2台の車がPしていたが、この寂しいところを夜明けと共に歩き出す。
渓谷沿いの林道も、保守点検すべて放棄して崩れっぱなし。これでいいと国土省はいうのだが、絶対にいいはずがない(今日は怒っている)。
1時間歩いてジャンダルムを過ぎると、松木川とは渇水期の今は流れも細いが、河原が百m以上も広大なところだ。しかも両側の岩壁は小黒部のようだし。こんな壮大な光景が栃木県にあるとは相当に信じがたい。甲斐駒に行くときの(大昔)戸台川のような開放感がある。
さらに1時間歩いて崩壊林道を超えて河原に降りて、その後ウメコバ沢の先で最終堰堤を超える。河原だからどこでも歩ける。さらに2時間歩いてウメコバ沢に入る。その突き当りのもみじ尾根を上がれば、皇海山なのだが。
1時間歩くと、それらしい尾根の屈曲部に小さな滝を巻くようになった。この辺りから「行き過ぎた」感も。一度だけマーカーが下にあったが、その後は一切なし。さらに2個目の滝を見るにつけ明らかにルートを逸した。
どうせ半分藪漕ぎなのであるから、右に見える尾根に取り付けばどうにかなるとは思うのだが、夏に藪漕ぎするパワーがなくて、敗退戻ることに。戻りながらルートも探そう。
滝を二個戻って、そのあたりキョロキョロするが、マーカーはない。まあいいや今日はさっさと諦めると思ったときに、向こうの斜面にクマさん。「おお」。山で野生のクマに会うのは昨年に続いて二度目。今の時期に登山客もいない水辺にいけば、案外いるのだ。しかし敵はこちらに気が付かないということは、私は動物よりも勘がいいわけで。まず一枚写真を撮った後に、しかも顔がこっち向きということは下がってくる。ちょっと焦って、ああクマ笛吹こうと、一発「ピー」とやると、彼は顔あげてこちら見て、そして回れ右、尻向けて山に登って行った。ああやっぱり、クマは笛の音で逃げてくれた。実は今日はさらに強力なクマよけの爆竹も持っているのだが、これって火をつけるのに少々時間がかかるから、ちょっと不便。やっぱりあのでかいクマって、本当に自然の中にいるんだ。
行動は諦めて、昼過ぎの時間にゆっくりラーメンタイム。一体何がいけなかったのか。ニゴリの出合には「国境平まで120分」の案内があったのに、肝心の尾根の取り付きのところには、道標がない(実際には薄くペンキ残っているらしいがほとんど消え)。6時間谷を歩いて敗退とは辛いよねえ。もうちょっとはっきりとね。下山後に聞くと「登る人ほとんどいないから、廃道感覚でも、登れるならってことで」と、まあこうなのだ。
飯後には、とぼとぼ下る。途中で振り返って谷から皇海が見えるが、登りでは気が付かなかった。そのくらい神経質に登っていたのかも。
帰りに1人だけ抜かれた人は、どこぞの大滝を見に行ったとかで、もう山師か猟師の感覚で、「ああマーカーは消えていたかもね」と。遠方から日帰りだけで初入山しても、まあこんなものってことか。も一度行くか?って、相当に行きません。
なお皇海山は群馬側では「像山」というそうで、像に似ている雑魚山らしく、栃木側から登ってこその皇海山らしいのだが。
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