二子山・奥秩父(股峠~東岳~西岳周回)


- GPS
- 03:42
- 距離
- 3.8km
- 登り
- 691m
- 下り
- 589m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
西武秩父→飯能(東飯能)→拝島→立川→川崎 |
コース状況/ 危険箇所等 |
西岳上級者コースはクサリなし。西岳から先の岩稜など、終始滑落注意。ヘルメット必須。ビレイロープあればよい。怖いと感じたらやめるべき。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
先指出し革手袋
ベアスプレー
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感想
秩父二子山、言わずと知れた熊で有名な山。このあたりは四阿屋山、両神山などいったことあって同様に高名なる二子山も行きたかったので急遽行くことに。
前泊で前日に奥武蔵の二子山に登ったんですが、今日は本番の二子山です。このためにヘルメットを新調しました。グリベルのサラマンダーはしっくりこないし汚くなったので。
できればビレイロープやカラビナ、ハーネスなど持参したかったですが事情により手元になくてがっかりした。まあ使うシーンは限られて結局使わなかったですが、うーんだがトラバースするとこでビレイとりたかったかも。
当初はバスの予定。西武秩父駅から小鹿野町役場まで、乗り換えて坂本バス停で降りて登山道を1時間半ほどの登ると計画しました。そのために乗り換え接続に一番早い便に乗るために前泊したんです。
でも西武秩父駅前に、24時間レンタカーなる無人のレンタカー営業所がありました。もし早く起きれたら利用したいとおもって早暁目覚める。スマホで検索したら軽は予約されたが小型の普通車は空いていたので予約した。これでバスよりも早く登山口まで、しかも核心部分岐まで5分の股峠まで行けます。
自動機で手続して出発。途中コンビニによって食料など確保。カーナビは使い勝手が悪くスマホのグーグルマップのナビ機能を使う。これは本当に無料で便利なナビですよね。1時間少々で股峠に到着。まだ誰も駐車してませんでした。ってか平日なので誰も来ないかもしれませんけど。
さて準備して出発。今回は時間と体力を気にせずに登れるので、というか時間はもともと早朝なので余り過ぎるくらいです。体力はどれだけハードかはわかりませんが、登山道歩きがかなり短縮、というかほぼない、となったのでこれも問題ないでしょう。
分岐に到着し、まずは東岳へ、のぼって最初のクサリ場のトラバースがけっこう高度感があって(絶壁に近かった)恐怖したがそれを乗り越えてどんどん登って距離が結構あったような感じがしましたが岩稜をのぼって頂上に到着。けっこう登って体力を消耗したような気がして、西岳を先にしたほうがよかったかなとおもってしまったがもう後の祭りである。しばし休憩後に分岐まで下山。おもったより難儀したような。
次は西岳ですが、不安になって極力荷物を軽量化しようと不要なものは分岐点でデポすることに、またザックに余計な付属物も取り外してひっかからないようにします。そして今回は一般コースをいってみることに。
上級者コースとの分岐を2か所通過して一般コースへ。クサリなどありましたが難なくクリア。どんどんすすんでのぼってあっというまに稜線上に到着し、西岳頂上に到着してしまいました。あっけなかった。東岳のほうが長く、苦労もあったような。その先の周回コースはあとにして、逆の上級者コースをみてみることに。
最初は先端までいってまさかこんなとこからのぼってくんのか無理~、とか思いましたが冷静に考えてあり得ないし途中に分岐があるのを発見。なにか藪の道になってました。そのまますすむと岩場にいくようですが、情報では50mは垂直の岩場と聞いてましたが地図で確認すると岩場の距離はみじかいようです。さすがにここを降ることは技量上できませんが登りならと一度降りて挑戦してみることに。
分岐まで降りて上級者コースを行きます。時間と体力はまだまだかなりの余裕があるからできたことですが、上級者コース岩場に近づくと説明書きが、かつてはクサリが設置されていたようですが、多いだの、いらないだの、もし取れたら責任とれだの不評だったためとっぱらったとのこと。なんなのかその顛末は。
岩場に取り付き、なるほど、鎖を支持してたハーケン跡があります。のぼっていくと手掛かり足掛かりは十分あるので3点確保さえしっかりしていればそれほど難易度は高くないと思いました。それでも落ちたら彼岸を迎えることになりますが。
情報では垂直岩場50mとまさに最初から最後までな感じがしましたが、垂直か垂直に近い部分は20~30mくらいじゃないかなと思います。あとは写真にあるような普通のちょっとした岩の登りと藪って感じでした。。まあ自分の場合はかなり難易度が高いと考え、一度断念してまわった経緯があって、実際には想像よりは簡単だった感想となったんだと思いますので。とにかく緊張感をもって臨むようにお願いします。
そして再び西岳頂上へ。いよいよ帰着へ。ってか尾根上、稜線上を周回して降りるのでは?しかしみたところかなりの高度感があって、恐怖しました。
西岳からだと見下ろす感じになるので稜線上を眺めるととても人間が歩くところではないような、だからクレイジーマウンテンっていうのかなと。特にとっかかりの1~2mほどが両サイド絶壁でとても、と。
しばし考えてまた一度は一般コースを戻って断念することに、でも落ち着いて地図をみてもそれほど距離もないし途中までいってみようかと、降りてだめなら戻りは登りになりますがそれなら危険はないと(下りは危険)行ってみることに。
いやいやとっかかりのトラバースは緊張し左側絶壁ですからね、ほかの人のレコも見ましたがやはり恐怖して断念したレコもありましたから。右側は左側よりは恐怖心はありませんのよりトラバースの難しい右側から慎重におりました。なんだかとても情けないトラバースだったと、なんとか突破してすすんでみたらあれあれと、別に普通の岩稜ではないかと、まあ注意は必要で時折恐怖するところもありますが、
むしろ個人的には登りの上級者コースよりこっちのほうが恐怖でしたね。これも上級者コースとは反対に全く事前に難儀を考量してなかったからかもしれませんけど。
恐怖を突破したらそれは楽しい岩稜歩きに、まあ緊張箇所は何か所かありましたけど。熊襲撃の現場はかなり最初のほうだと思いました。でもあんなとこで上から攻撃されたらそりゃあビビりますよね。ケガよりも滑落しなかったのが運良かったのかどうだったのかですよね。
岩稜を下っては登ってすすんで先端手前で分岐がありました。先っちょにはいけないのだろうかナイフリッジとか地図上にはあったのだがそれはどこなのだろうかいきそびれたのだろうか、わからないまま先端には行けなかったのでそのままクサリのあるところを降りていきます。このクサリ場は大きく2か所、垂直に近かったですのでこれも注意が必要。
降りてすぐ分岐、また間違えておりそうになったのですが股峠はまだまだ岩をトラバース気味に進むようだと気づいて戻りました。この時若い人とお互い間違えに気づいて一礼しました。
なぜかヤマレコの地図上のGPSはずれててリボンを頼りにうろうろしながら進みました。途中ローソク岩直下あたりだろうかクライミングの練習してる方たちが4人くらいいました。登山者は稜線上の夫婦っぽいのと若いのと3人しか会わなかったです。登山道分岐あたりで降りるときちょっと人を見たかな。平日はこんなものか。
最初の分岐に到着して坂本へ行く道を最初下ってしまいすぐ気づいて戻りました。股峠への道を下っていよいよ林道みえてきてもうすぐとおもったらあデポした荷物を取り忘れたのに気づきすぐ戻って取ってきました。ちょっとイラつきましたが、まあ」駐車場まで気づいても5分ほどの距離ですがめんどいですよね。あまりデポするの好きじゃないんですが盗難も含めて今後注意が必要です。
今回は急遽車で行くことができて時間的にも体力的にも余裕ができて、一般コースを往復して上級者コースをいく、などかなり大胆なことができました。時間を気にしなくていいってのが一番大事ですよね。
また、垂直の登り、岩稜歩きなどいずれも高度感のある恐怖の訓練にもなりました。夏に膝の膝痛で劔岳登頂を断念した経験をひきづってかなり自信喪失していましたがなんとか少しは今後の励みにもなっていつもより充実した山行でした。また行きたいですね。
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