記録ID: 7566430
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ハイキング
奥武蔵
冬の関東名山ベスト百巡り：雨乞塚〜越上山（黒山三滝Pより周回）
2024年12月07日(土) [日帰り]
埼玉県
さとなお
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 04:24
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 729m
- 下り
- 718m
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日帰り
- 山行
- 3:55
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 4:48
距離 13.0km
登り 729m
下り 718m
| 天候 | 快晴微風 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
・林道笹郷線〜顔振峠：よく整備されたハイキング道 ・顔振峠〜雨乞塚：マーキング希薄ながら道形明瞭 ・雨乞塚〜諏訪神社：一部ヤブや倒木・落ち葉で道形不明瞭、道迷い注意 ・越上山分岐〜越上山頂：岩混じりの急な登路、山頂直下は岩の切り立った区間通過、スリップ・滑落注意 |
写真
黒山三滝手前の無料駐車場に車停め、辺りが明るくなる時分にスタート。ここは里山、周辺は紅葉まだまだ楽しめます。
黒山三滝入口を左へ、まずは奥武蔵グリーンライン・顔振峠を目指します。
1万円の顔、渋沢栄一翁の義弟、幕軍の勇士・渋沢平九��自刃の地を通過。紅葉が儚さを演出…
この辺り、道路沿いの紅葉がキレイでなかなか足が進みません…〈苦笑〉
林道分岐、往路はここを右の小径へ。周回の後、復路は左の舗装路経由で戻る予定です。
秋の紅・黄の鮮やかな残照溢れる顔振（かあぶり）峠着。欧州への逃避行でここを越えた義経公が、あまりの景色の良さに顔を振り振り越えたとの伝説からだそう…。
1
12/7 7:48
秋の紅・黄の鮮やかな残照溢れる顔振（かあぶり）峠着。欧州への逃避行でここを越えた義経公が、あまりの景色の良さに顔を振り振り越えたとの伝説からだそう…。
先ほど最期の地を通った「平九��」氏の名を冠したお茶屋も。秩父の山々の大展望、そしてよーく見ると…
峠一帯は紅葉がまだまだ盛り。舗装道歩きを避け、左の山道を雨乞塚（山と高原地図では「展望台」と表記）へ登っていきます。
雨乞塚着。北東方向の展望が少し開け、先日冬季閉鎖前の駆け込みで登った日光連山が望めます。まだ雪は少ないようですが、来週にかけての寒気でドッと増えそうです…
2
12/7 8:11
雨乞塚着。北東方向の展望が少し開け、先日冬季閉鎖前の駆け込みで登った日光連山が望めます。まだ雪は少ないようですが、来週にかけての寒気でドッと増えそうです…
越上山方面の縦走路はやや頼りない道となりますが、南東へ少し向きを変えて下ります。
この辺り、ヤマレコマップでも注意マークのある通り、複数の作業道・林道が輻輳し道迷い注意。ここは右手の細い小径へ上がるのが正解のようです（赤テープあり)。
1
12/7 8:23
この辺り、ヤマレコマップでも注意マークのある通り、複数の作業道・林道が輻輳し道迷い注意。ここは右手の細い小径へ上がるのが正解のようです（赤テープあり)。
プチヤブ漕ぎの後、ようやくハイウェイのような一般ハイキング路に復帰。ホッと一息…
ここから林道をひたすら辿っても、先年歩いた地上の楽園・ユガテ〜北向地蔵方面へ抜けられるようです。
越上山方面の登山道入口は、イチョウの葉を踏みしめてトイレの横を抜けたところにあります。
標高500m強の低山にしては、そこそこ険しい岩混じりの登路に。
頂上が近づくと関東平野の展望が開け、副都心の高層ビル群やスカイツリーが望めます！
本日最初のターゲット、越上山ゲット。険しい登りの先にも拘わらず、狭い頂上は樹林に囲まれ、展望ほぼゼロ…
林道笹郷線出合。ここまで車で入れます。この先、尾根通しのルートは破線で手強そうですが、今日は先も長いので、大人しく舗装道をトロトロ歩いて下ることにします。
1
12/7 9:51
林道笹郷線出合。ここまで車で入れます。この先、尾根通しのルートは破線で手強そうですが、今日は先も長いので、大人しく舗装道をトロトロ歩いて下ることにします。
ここで、尾根通しのバリルートと合流。いかにも道なき道を行く感じの取り付きです…〈苦笑〉
顔振峠分岐着。ここで周回ルート完遂、間もなく第1Rのゴールです！
無事、約4時間強で周回ハイク終了。少し時間に余裕あり、折角なので車に荷物置いて黒山三滝を観に行きます。
イワナやマスのいい匂い。滝へ行く前に注文しておけば、帰るまでに焼いといてくれるそうです！
山道を10km歩いた身体には結構堪える、舗装路ダラダラ登りを約10分、ようやく滝ゾーンの入口に。この辺りも紅葉がいい感じです。
2
12/7 10:55
山道を10km歩いた身体には結構堪える、舗装路ダラダラ登りを約10分、ようやく滝ゾーンの入口に。この辺りも紅葉がいい感じです。
第1の滝「天狗滝」着。このところの晴天続きの影響か、水量やや少なめです…
一山越えて少し下ると、第2・第3の滝登場。紅葉がステキなコントラスト！
ここから関八州見晴台へ登れます。「名山」リストには載らない類いのピークですが、是非空気の澄んだ冬場に一度行ってみたいスポットです。
1
12/7 11:08
ここから関八州見晴台へ登れます。「名山」リストには載らない類いのピークですが、是非空気の澄んだ冬場に一度行ってみたいスポットです。
感想
冬型気圧配置も日々強まり、中高山に雪の帳が下りる中、年内最後（たぶん？）の低名山ハイクとして、交通至便の奥武蔵・外秩父エリアへ。最初のターゲットは越生町郊外の越上（おがみ）山、難読山名に出てきそうな名前はもとより、かつてはその存在自体ほぼ意識の外でしたが（失礼…)、残り少なくなった関東名山ベスト百の1座ということで、ハイキング適期のこの季節に出撃です。東武線側の登山口・黒山までは、越生駅から1時間1本ぐらいの路線バスもありますが、午後のハシゴ山行を目論む当方は、未明に家を出て関越を快走、日の出前の朝6時過ぎには麓の無料駐車場に一番乗りです。観光名所・黒山三滝手前のトイレで体勢整え、いざ冬枯れハイクに出発！
以降のコース中詳細は本文・写真キャプション記載の通り、途中の雨乞塚〜諏訪神社の間はやや道形不明瞭、プチヤブ漕ぎもあったものの、お茶屋も建つ名所・顔振峠からは霊峰富士、本コースの最高点・雨乞塚からはうっすら雪を纏う日光連山、そして越上山頂手前からは筑波山など関東平野の好展望を楽しむことができ、大いに満足。最後はバリルートを回避して林道をノンビリ下り、計画より早めの午前10時半過ぎに出発点帰着。折角なので、日帰り観光客で賑わう黒山三滝を往復しますが、ここが季節的にも大当たり。このところの冬晴れ続きで滝自体は少なめながら、紅葉に彩られた山間の名瀑は写真映りも良く、「全国観光百選」に入っているのも納得です。途中のお茶屋で美味しそうな匂いを発しているイワナの塩焼きに思わず引き寄せられながら、ミーハー観光客への誘惑を断ち切って駐車場へ戻り、いざ次なるターゲット・官ノ倉山へと車を飛ばします。
［※後編・官ノ倉山レコへ続きます…］
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