箱根外輪山35K 右回り

2015年11月01日(日) [日帰り]

• GPS: 05:50
• 距離: 35.8km
• 登り: 2,343m
• 下り: 2,953m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:40
• 休憩: 0:10
• 合計: 5:50

7:32 箱根町
7:41 7:43 道の駅 箱根峠
8:00 8:00 海ノ平
8:22 8:22 山伏峠
8:44 8:44 三国山
9:00 9:00 湖尻峠
9:10 9:10 黒岳
9:37 9:37 長尾峠
9:53 9:53 丸岳
10:05 10:05 乙女峠
10:14 10:14 長尾山
10:30 10:35 金時山
10:57 10:57 矢倉沢峠
11:07 11:07 苅川峠（狩川峠）
11:19 11:19 火打石岳
11:48 11:49 明神ヶ岳
12:07 12:07 鞍部
12:23 12:24 明星ヶ岳
12:47 12:47 明星ヶ岳登山口
12:59 12:59 塔ノ峰
13:12 13:13 阿弥陀寺
13:22 箱根湯本駅

天候

晴れの高曇り。山行中は前日の甲斐駒ケ岳とうってかわって額から汗が流れる程暑い。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

小涌園を起点にバスで箱根町（芦ノ湖）に移動、湯元から移動。帰路は湯本方面を回避するもR138の流れ悪く、東名も渋滞。青葉インターまで1時間半。

コース状況／危険箇所等

トレラン以外通る人が少ない西外輪山は荒れてはいないものの廃れ感あり。ハコネダケが刈られた株がパンジスティックのようで万一転倒したらと思うと恐ろしい。東外輪山は後半はあちこちイノシシに掘り返されていますが、塔の峰〜阿弥陀寺のトラバース区間には土砂崩れレベルの酷い箇所があります。

その他周辺情報

金時山頂の金時茶屋、金太郎茶屋の2件と矢倉沢峠のうぐいす茶屋いずれも営業中。うぐいす茶屋は昨年秋営業しているのを発見、今年6月に前を通ったときにはまた閉まっていたと思ったのですが、本格営業再開しているのでしょうか。

写真

芦ノ湖。もう10分前は富士山がもっと赤かったのですが。

石畳はアスファルトより嫌いなので、R1を駆け上がってトレイルに入ります。手入れされている割には倒木が多い檜林。

箱根はまだ秋。日の当たるところにはまだ沢山咲いています。道中至る所に咲いているのはハコネギク、マツムシソウ。あとは竜胆。アザミはチクチク意地悪するので嫌い。

右回りのいいところは、海の平を超えたところでの富士山ドーン。微妙に傾いた。。。

ススキはまだ穂が開いていません。

レストラン・レイクビュー前。秋の空ですね。

1時間12分で三国山、好調。前日黒戸尾根を走って体が解れているので軽い。

オオバイケイソウの群生地は跡形もなし。落葉が柔らかく、気持ちよく走れます。

湖尻峠。

西外輪山随一の富士山展望スポット富士見公園。低い雲が出ています。

山頂アップ。

進路。

丸岳手前から大涌谷。火山活動活発化による入山規制寸前に神山行ってます。

ヒメシャラだと思いますが、裸の木肌が赤くてちょっと気持ち悪い。

金時山が近付くと紅葉綺麗。

金時山頂は人が多いので写真省略。雲が掛かって殆ど見えませんでしたけどね。

苅川峠は、夏涼しく、秋は紅葉綺麗、冬は日陰で氷雪が解け難いためトレイル安定。

火打石岳に出て明神岳を見上げます。

明神岳の山頂稜線まで出ました。確かに噴気は多いかな。

大涌谷アップ。

明神岳は、写真を撮るなら山頂広場よりも北側の火口縁2箇所の方がいいです。

竜胆。

明星ヶ岳。

塔ノ峰手前の左手が開けた箇所から丹沢。大山以外のピークは雲の中。こんなところまで要注意外来生物セイタカアワダチソウが咲いている。

塔ノ峰から阿弥陀寺への下り。この辺は普通に緑。

湯本駅到着。

装備

個人装備

バックパック サロモン XA ADVANCED SKIN12 アッパーシェル TNFアクティブシェル（携行のみ） ロワシェル パタゴニア フーディ二パンツ（携行のみ） スキンズA200ロングスリーブ CW−Xレボリューション+TNFショートパンツ TNFバイザー＋モンベル日除け TNFネックゲイター グローブ 自衛隊迷彩 シューズ サロモンFELLRAISER ソックス Tabio5本指トレイル＋DEXSHELL防水ショート（携行のみ） ポール BDウルトラディスタンス 水1.1L（▲0.7L） 携行食（ショッツ2（▲1）+VESPAゼリー1（▲1）+VESPAドリンク1（▲1）+大福2（▲1）＋塩熱サプリ） 携行トイレ2 iPhone5S（Map+Compass+GPS） ソニーDSC-HX30V 日焼け止め

備考

奇数時塩熱サプリ、偶数時携行食摂取。あまり消費していませんが、購入後日が経ったジェル類の在庫処分のため高額商品を惜しみなく投入（笑）

感想

ABi-R

前日の甲斐駒ケ岳に続いて箱根外輪山を走ります。先週全く同じメニューを予定して箱根に来たにもかかわらず、うっかりホテルキャンセルで芦ノ湖車中泊し、寒さに挫けて走れないで帰ったので、今週は小涌園に宿泊して備えます。7時開始、実際には6時45分に始まる朝食が10分超過しても始まらず、時間が勿体ないため朝食をとらずバス停へ。これなら1本20分早いバスに乗ればよかった。少しでも早く帰りたい日曜日には痛いですね。止む無く朝食はバスの中で携行食。

芦ノ湖を7時32分発。前日黒戸尾根を走って体が解れたおかげか、朝食が少なくてお腹が軽いおかげか、R1をスイスイ駆け上がり、三国山まで1時間12分。4時間走の折り返し点富士見公園着が1時間48分と仲々好調。長尾峠までの凡そ2時間、三国山〜湖尻峠間でランナー1人、ハイカー1人すれ違っただけでした。山を歩く人が誰もいなくても静かでない箱根外輪山。今日も芦ノ湖スカイライン〜箱根スカイラインを飛ばす車とオートバイの音で賑やかです。別に通過するだけならいいと思うんですが、小排気量車乗っているお兄さんたちの中には、近い富士スピードウェイに行けばよいものを、山伏峠と富士見公園を往復し、一般車を煽る人が見受けられます。私もたまにこのルート通りますが、その手のタチの悪い車を見つけたときはガンガン煽りますけど。脱線。
丸岳で休憩中の3人連れのお兄さん達以降はハイカーが多くなり、乙女峠には写真撮影待ち行列が出来ていました。その中にランナーのグループもいましたが、ランナーの脚なら富士見公園まで行った方がいいです、絶対。

その先金時山までは、歩いている人の絶対数は決して多いとは思いませんでしたが、横に広がってトレイルを塞いだり下りでも容赦なく突っ込んできたりする危険な人達、私が歩いても速度差があり過ぎる多くの子供連れの人達のなか、リスク回避のためゆっくり移動。
そして凄い数の人声が聞こえてきたと思ったら、10時30分、スタートから2時間58分で、右回り14回目、通算34回目の金時山到着。
飛ばしたつもりなかったのに調子なんでしょう、今までで2番目に速かった。乙女峠から上で飛ばせる環境だったら最速もいけたかな。
凄い人の多さで、ゆっくり休める環境でもなかったため、トイレだけ借りて休憩5分で出発。
10時半ならもう少し人が少ないと思ったんですけどね。

この後は登りの方々とのすれ違いが多く、また追い付いても先に行かせて下さらない方々が多く、金時神社分岐までは距離の割に大分時間が掛かりました。分岐から間もなく、「こんなのハイキングコースじゃないよ」と奥様と思しき方にボヤきながら登ってこられる方が。確かに金時山は外輪山で一番急なので、たった1回しか来ないとか、ピークを踏まないと気が済まないということでなければ、明神ヶ岳か長尾峠〜湖尻峠を歩く方が景色もいいし、楽しいと思います。

矢倉沢峠からは人の少ない静かなトレイルになり、苅川峠や明神ヶ岳下の紅葉もきれい。今週はここが一番のお勧め。
明神ヶ岳取付きで4時間、6時間切りは確実。明神ヶ岳では、山頂広場は混んでいるので、手前の火口縁から中央火山方面を眺めます。中央火山の入山規制が始まる寸前の4月末に神山に行きましたが、確かに当時と比べると噴気が多いです。（今より活動が強かったはずの6月に来たときは雨で見えず。）
明神ヶ岳からの下りでウルトラの出場者っぽい装備のランナーを1度追い越しましたが、歩容が気になったので引き返して声掛け。大事なく、箱根も詳しそうだったので、大丈夫と判断して再び前進。エスケープルートがなくて入山者が少ない西外輪山だったらトラブルは大敵です。（芦ノ湖スカイラインに出てタクシー呼ぶという大技を使うと、山自体は深くないので東外輪山より安全だったりしますが）。
明星ヶ岳から塔ノ峰もストライド伸ばしめで駆け下り、阿弥陀寺にお参りして下山。
湯本駅着は13時22分、グロスタイム5時間50分。3番時計ですが、セルフベストより20分落ち。金時山からの後半スプリット2時間36分が、前半で6時間切りを確信したお陰で余裕を持ち過ぎたか、セルフアベレージよりは速いものの平凡でした。
13時25分のバスに乗ると忙しないので、谷養蜂園の蜂蜜ソフトクリームを食してから13時35分のバスで小涌園に戻りました。
脚には余裕があったので、日曜日でなければ芦ノ湖を目指してもよかったのですが、その辺は別の土曜日にとっておくことにします。

！と思ったら、前日10月31日には、ヤマレコユーザーだけで3人（2人走り、1人歩き）もの外輪山1周記録が。まだ湯坂道から鷹巣山を繋ぐ1周はやってないので、今度やっとこう。

これから暫くは低山箱根中心のトレラン。紅葉の季節の間暫くは人がお多いんでしょうね。

RUNMETERによるデータ
ランタイム: 5時間50分
距離: 35.81 km
登り: 1573m
降り: 2163m
33km台が正しいはずの水平移動距離が実測データを1km近く上回り、標高差は500m程小さく出る、いよいよ謎のiPhone5S。

今回も沢山のハイカーの方々に道を譲っていただきました。ありがとうございました。