焼津アルプス(高草山、満観峰、丸子富士)


- GPS
- 05:46
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 898m
- 下り
- 898m
コースタイム
- 山行
- 4:27
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 5:41
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
12月に入り穏やかな日が続いていたが、この日は二十四節気の「大雪」。今季最強の大寒波がやって来るという。日本海や長野は大荒れとのこで、穏やかな気候を求めて、静岡の焼津アルプスまで足を伸ばした。
天候は晴天。「花沢の里」という観光地にあるようで、そこの駐車場に車を停めて歩き出す。天気は快晴で青空が気持ち良い。まずは焼津アルプスの最高峰、高草山を目指す。途中、駿河湾と焼津方面の街並みを見ながら、山から海が見えるのはなんだか贅沢だなと思いながら歩く。
1時間少しで、高草山に着くと、山頂は地元のハイカー達で賑わっていた。大きなお弁当を広げて談笑していたり、ガスバーナーで料理を作っていたり。話に耳を傾けてみると、本当にご近所さんのたわいないおしゃべりで、きっと毎週のように登っている方たちなのだと、微笑ましく思う。
高草山を後にし、次は満観峰を目指す。よく整備されたただ歩きやすい登山道には、可愛らしい松ぼっくりのサンタやリース、クリスマスツリーなどもあり、そのオブジェには、小枝で日にちを記せるようにもなっていた。この日は、「12/7」と読めるように、小枝を上手に並べてあって感心した。同時に、こうやって季節ごとに、ちょっとした遊びで登山道を彩る人がいるというのは、地元に愛されている山なのだなあと思った。
満観峰からに着くと風が強かったが、その分空気は澄んでいて、山頂からは冠雪した富士山、駿河湾などが見渡せた。富士山を目の前に見ながら、贅沢なだなあとのんびりランチをしていたのだが、時折、テーブルのものを持っていくくらいの突風が吹き、驚かされた。
満観峰を後にし、最後は「丸子富士(まりこふじ)」と名のついたピークを目指す。一旦下ってまた登り返しを経て山頂標識に到着すると、眺望はゼロ、樹林帯に囲まれていてどこが富士?と思ったが、どうやら、満観峰から見るその姿が富士山のように見えるのでご当地富士になっているようだった。
下山は一旦満観峰まで戻り、鞍掛峠からの分岐を花沢の里方面へ。サクサクとする落ち葉を踏み締めたり、青空の下に映えるみかん畑などを眺めながら、あっという間に花沢の里に着く。
木造の建物が景色に溶け込んだ、古き良き街並みだなあと思っていたら、花沢の里は静岡県初の国の重要伝統的建造物群保存地区らしく、江戸時代から続く集落で、今は30戸ほどの住宅が残っているとのこと。まだ残っていた紅葉や心地よい沢の音を聞きながら、古い街並みを眺め、駐車場までの道を歩いた。
下山後は焼津おさかなセンターにて食事。行くまでは「海鮮丼を食べよう!」と意気込んでいたのだが、寒かったのでみんな「ラーメンか鍋」となり、ラーメンと海鮮丼が食べられるお店を無事に探して、お腹を満たして帰路についた。
海と富士山と海の幸を堪能できた、楽しい初冬の山行になった。
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