福寿草咲く西南尾根から霊仙山へ

2008年03月22日(土) [日帰り]

• GPS: 05:45
• 距離: 9.3km
• 登り: 827m
• 下り: 829m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:55
• 休憩: 0:50
• 合計: 5:45

6:15 今畑登山口
8:05 8:15 近江展望台
9:25 霊仙山最高点
9:25 9:45 霊仙山三角点最高点分岐
10:05 10:15 経塚山 九合目
11:20 11:30 榑ヶ畑道二合目・汗ふき峠
12:00 今畑登山口

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

今畑登山口に駐車しました。

写真

午前6時15分に今畑登山口を出発する。

古い石垣に沿って今畑へ登って行く。

しばらくして今畑の廃村を通る。山の斜面にお寺や民家が散在する。勿論人は住んでいないが、暗い樹林の中にはお墓もあり、お彼岸なので真新しい花が供えられていた。

途中でブナの大木を鑑賞。

残雪の道を登って行く。

50分ほど登って行くと視界が開けて、行く手に西南尾根が見えてきた。霊仙山の山頂はあの頂きまで登らないと見えない。

立ち枯れの木が目立つ笹峠付近？を過ぎると標高差300mの西南尾根の登りが始まる。

登る途中なにか音がするので見上げると、斜面を鹿が走っていた（写真中央上）。

急登だけに短時間で周りの眺めが変化してくる。西南尾根の上部で振り返ると、御池岳（左）を始めとする鈴鹿の山々の眺めが視界に飛び込んできた。

振り返った右手遠くには2ヶ月前に登った比良の武奈ヶ岳も望まれた。

登って来た尾根を見下ろす。

近江展望台が見えてきました。あと一登りです。

急登を終えて近江展望台に着いたのは8時5分。ここで一休み。

行く手には1094mの最高点を始めとする霊仙山山頂部の峰々が連なっている。

左手遠くには金糞岳から横山岳へと続く山々が残雪を光らせている。

近江展望台から金糞岳（右）と白倉の頭を望む。たかだか1300m程度の山とは思えない堂々たる山容だった。

近江展望台から最高点までは起伏の少ない西南尾根が続く。今日のコースのハイライトはこれからだが、石灰岩が露出した稜線はなかなか歩きづらい。

稜線に咲く福寿草を眺めながら登って行きます。

西南尾根の稜線に咲く福寿草

西南尾根の稜線に咲く福寿草

稜線から鈴鹿の山々を眺める。

霊仙山山頂（左奥のピーク）を眺めながら残雪の稜線を行く。

西南尾根を振り返る。左端の小さなピークが近江展望台。

山頂への登りから西南尾根を振り返る。

残雪の斜面を登り、笹を掻き分けて9時25分に霊仙山最高点に辿り着く。

山頂から西南尾根を振り返る。

山頂から伊吹山（正面）と奥美濃の山々や白山を望む。手前の残雪のピークは経塚山。その右手に避難小屋が見える。

伊吹山の左には横山岳と金糞岳。

伊吹山の右遠くには能郷白山と白山。

能郷白山を望遠で

白山遠望。手前に小津権現、花房、雷倉の小津三山」が見える。

槍・穂高連峰（左）と乗鞍岳（右）

御嶽山遠望

中央アルプス

山頂から続く霊仙の峰々

20分ほど眺めを堪能してから帰途につく。帰路は眼下の経塚山から、お虎ヶ池、汗ふき峠をへて今畑に戻るコースとした。

辿り着いた経塚山の山頂

柏原からの登山道と避難小屋

経塚山からの霊仙の峰々。左端が最高点。

残雪に覆われたお虎ヶ池

お虎ヶ池から霊仙山（右）と経塚山を振り返る。

お猿岩のあるところ

汗拭き峠目指して下り、4合目を通過。

汗拭き峠の手前で見かけた小さな花。

11年振りの汗拭き峠で一休みする。

落合に着く。まだ人が生活しているような気配が漂う。このあと登山口の今畑まで戻って山行を終えました。

感想

yamaaruki108

近年にはない厳しい寒さの冬もようやく終わり、春の気配が増してきたこの時期になって思い起こす花は福寿草だった。しかし福寿草で名高い藤原岳には既に3度ほど登っているので、今年は場所を変えてその北にある霊仙山へ福寿草を見に行くことにした。
霊仙山で福寿草が見られるのは、知っている範囲では西南尾根に限られる。その西南尾根に取り付くのは、今は廃村となっている今畑からが一番近い。と云うことで、好天気が予想される22日の夜明け前に家を出発し、2時間弱で今畑の登山口に着いたのは5時半頃だった。
簡単な朝食を取り、支度をしている間に周りは明るくなってきた。6時15分に登山道に入って行きました。
今回は初めて訪れた早春の西南尾根で期待どおりの福寿草を見ることができ、また好天に恵まれてまわりの展望を恣に出来た納得の行く山歩きでした。