もうすぐ秋、金時山
神奈川県
静岡県
Rheingold
B-Donau
- GPS
- 03:17
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 623m
- 下り
- 477m
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1118仙石バス停-1023金時山登山口-1049矢倉沢峠1052-1114金時神社分岐-1136金時山1205-1240長尾山1243-1257乙女峠1303-1336乙女峠
(箱根登山バス:1359乙女峠-)
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2010年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
箱根湯本駅前などで無料配布されている「箱根の交通時刻表」が携帯に便利。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険な箇所はなし。 金時山〜長尾山〜乙女峠は6月末以降に改めて整備された模様。 |
写真
拍手国道138号の反対側にトイレあり
後ろから「落とし物ですか」。
危うく踏まれそうになり、
「そこ、花です」と答えた。
6月末に通ったときは、
道端に木が積み重ねられていた
感想
この日の殊勲賞と言ってもいいほど、ヤマレコのお世話になった。技能賞は、箱根登山バスの乗り場で手に入れた携帯時刻表に謹呈。
朝の出発が遅れたうえに電車のダイヤも乱れたため、箱根湯本から乗ったバスの中で携帯時刻表を睨みながら予定を修正することに。
iモード版のヤマレコから6月に歩いた「金時山→乙女峠」データを確認し、帰路のバスにストライクで接続する行程ができあがった。
仙石バス停で降り、国道138号沿いに乙女峠方向へ5分ほど歩くと「金時山ハイキングコース」の看板。修正予定に3分遅れてスタート。
国道を右に折れて舗装された道を上っていくと、著名な老舗紳士服店の保養所などが立ち並ぶ一帯を抜けて、実際の山歩きへと移る。
ここから矢倉沢峠の茶屋まで正味20分。あっという間に滲んだ汗を拭いながら空を見上げ、秋の薄い雲が広がっていることに気づいた。
こうなると、脳の中は「秋」の思いに支配される。樹林を抜けた尾根道は日差しが相当きついものの、涼しい風を受けて心地よくもある。
金時山までに随分と汗をかいたが、歩きやすい道で疲れは感じない。途中から左手に芦ノ湖が見えてくる。相模湾方向は靄っていた。
山頂に着くと、あいにく富士山は、よりによって5合目付近から頂上に限って雲に隠れている。残念だが、これはこれで風情ではある。
バスの中で修正した予定は、幸いにも判断データがそろっていたため、少し余裕をもたせた。そのせいか、山頂到着は24分早かった。
富士山が顔を見せるのを待ちながら、ゆっくり休憩できる--と期待して岩に腰を下ろした。強い日差しで岩はことのほか熱かった。
結局、富士山の雲は居座り続けたが、悠然と伸びる裾の美しさ、空高く広がる雲の淡さを堪能し、記念撮影を終えて山頂を後にした。
6月27日に雨が降り続く悪路を下ったときは、長尾山まで54分、それから乙女峠まで23分もかかったが、今回は35分、12分だった。
第1の理由は今回は晴れたこと。次に、関係団体が道の整備を進めてくれたこと。そして、同行者が山歩きに慣れたことも一因か。
乙女峠発のバスは1日に数本の過疎ダイヤ。修正後の予定を実行に移せた点を重視し、同行者に敢闘賞を贈ってもいいかもしれない。
【余談】富士山の全容を見る機会は何回もある。そう自問自答して帰宅すると、窓の向こうの夕焼けに富士山のシルエットが美しかった。
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