(7大陸最高峰)アコンカグア敗退記

2024年12月22日(日) 〜 2025年01月04日(土)

• GPS: 80:41
• 距離: 110km
• 登り: 6,985m
• 下り: 6,943m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:41
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:41

距離 7.2km 登り 492m 下り 14m

13:27 Horcones
16:08 Confluencia

2日目

• 山行: 7:41
• 休憩: 0:24
• 合計: 8:05

距離 22.3km 登り 842m 下り 844m

9:30 Confluencia
13:21 Mirador Plaza Francia
14:20 14:44 Plaza Francia
15:22 Mirador Plaza Francia
17:35 Confluencia

3日目

• 山行: 7:05
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:05

距離 18.4km 登り 1,014m 下り 63m

8:31 Confluencia
15:32 Plaza de Mulas
15:36 Plaza de Mulas グラハラステントサイト

4日目

• 山行: 7:08
• 休憩: 1:07
• 合計: 8:15

距離 6.5km 登り 728m 下り 1,199m

9:37 Plaza de Mulas グラハラステントサイト
12:44 12:49 Camp Canada
14:58 16:00 Nido de Cóndores グラハラステントサイト
17:52 Plaza de Mulas グラハラステントサイト

5日目

• 山行: 2:53
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:53

距離 3.6km 登り 438m 下り 438m

10:23 Plaza de Mulas グラハラステントサイト
13:16 Plaza de Mulas グラハラステントサイト

6日目

• 山行: 5:40
• 休憩: 0:33
• 合計: 6:13

距離 4.7km 登り 1,206m 下り 0m

8:20 Plaza de Mulas グラハラステントサイト
11:12 11:45 Camp Canada
14:33 Nido de Cóndores グラハラステントサイト

7日目

• 山行: 10:14
• 休憩: 2:09
• 合計: 12:23

距離 10.5km 登り 750m 下り 1,957m

3:18 Nido de Cóndores グラハラステントサイト
5:55 6:18 Camp Cólera
11:19 11:26 Camp Cólera
12:03 13:35 Nido de Cóndores グラハラステントサイト
14:20 14:27 Camp Canada
15:41 Plaza de Mulas グラハラステントサイト
15:41 Plaza de Mulas

8日目

• 山行: 1:52
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:52

距離 4.3km 登り 117m 下り 101m

15:15 Plaza de Mulas
16:34 Plaza de Mulas
17:07 Plaza de Mulas グラハラステントサイト

9日目

• 山行: 6:32
• 休憩: 0:00
• 合計: 6:32

距離 5.5km 登り 1,212m 下り 0m

8:43 Plaza de Mulas グラハラステントサイト
11:48 12:00 Camp Canada
15:15 Nido de Cóndores グラハラステントサイト

10日目

• 山行: 0:31
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:31

距離 1.6km 登り 93m 下り 79m

9:52 Nido de Cóndores グラハラステントサイト
10:23 Nido de Cóndores グラハラステントサイト

11日目

• 山行: 2:40
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:40

距離 4.1km 登り 0m 下り 1,201m

11:00 Nido de Cóndores グラハラステントサイト
12:05 Camp Canada
13:40 宿泊地

12日目

• 山行: 6:13
• 休憩: 0:13
• 合計: 6:26

距離 21.0km 登り 87m 下り 1,047m

11:41 宿泊地
15:59 16:11 Confluencia
18:05 18:06 Horcones
18:07 ゴール地点

写真

12/19 18:37

フルアーマーおじさん

12/20 1:42

35時間、機内食を食べるだけの生活
行きはよかったけど帰りは飽きた。

12/20 23:26

空港近くで民泊。
でもエセイサ空港で寝ても良かったな。

12/21 13:20

メンドーサに到着。

12/21 14:42

お昼ご飯はマック。
日本より高い(奢ってもらったけど)

12/23 1:09

登山開始。

12/23 2:36

ムーラ君がベースキャンプまで荷物を運んでくれます。

12/23 5:37

コンフェルシアに到着。BC手前のキャンプ地で標高3400メートルくらいです。

12/23 6:09

おうち設置。

12/22 18:46

シャワーついてます。快適が過ぎる。

12/23 7:47

料理もおしゃれすぎる。

12/23 10:09

2日目は高度順応をかねてプラザフランシアに向かう。

12/23 11:23

富士山の高さ越えたら写真撮っちゃう。

12/23 13:33

すっげー遠かった。景色が変わらなくて辛すぎる。ここは1回くればいいかな。

12/23 14:25

お昼はサンドイッチ。

12/24 8:21

3日目はベースキャプまで移動。今日もつらい一日。

12/24 9:37

昨日と同じく景色が変わらない荒野をひたすら歩く。
辛すぎる。

12/24 15:25

ようやくBCに到着。

12/24 15:33

今日はクリスマスなのでどこのキャンプも肉焼いてます。

12/24 16:58

おうち設置。
ソロ天だから1区画に2張りいけます。

12/24 16:59

一つは荷物入れにしてます。

12/24 18:13

ダイニングテント。

12/24 20:05

にく！

12/25 12:39

4日目はレスト日。世界一標高の高いギャラリー？

12/26 9:43

5日目はキャンプニドに荷揚げ。

12/26 10:37

過去キリマンジャロの最高到達高度4600を超えた。

12/26 10:35

やったぜ。

12/26 13:29

浮かれてたら吹雪いてきた。

12/26 14:26

出だしは暑かったのに一気に冬山と化した。

12/26 14:54

薄着だったのでガタガタが止まらなくなり結構ピンチだった。
グラハラスのテントで日本人のYさんにお湯を分けてもらい何とか生き返った。
今思えばこれが1つ目の失敗だったと思う。

12/26 16:55

下りは楽勝なのよね。

12/26 17:50

おうちに帰還。雪でつぶされてなくてよかった。

12/26 20:47

今日はマジで危なかった。

12/27 7:57

昨日ヤバかったので6日目はレスト。
アタックに持ってく食料選定中。

12/28 10:32

7日目はちょっとだけ体を動かす。

12/28 12:20

いえい。

12/28 20:51

BCに1張りおいてクロスオーバードームは荷上げ。

12/29 8:07

8日目からいよいよアタック。
40リットルザックに冬山テント泊装備を詰め込んだらこんなになった。
この時無理したのが2つめの失敗だったと思う。

12/29 14:12

呼吸が乱れまくりで全く登れない。きつすぎる。

12/29 18:51

頭痛がするので薬もらった。

12/29 19:52

ニドコンドル出張所設置。
愛用のクロスオーバードームを5600mに張れてちょっと嬉しい。

12/29 20:15

SPO2が60代だったため、急遽寝る時も酸素吸入。
初めて酸素吸いながら寝たけど、意外と寝れるしめっちゃ回復する。

12/30 3:04

9日目。いざ、アタック
ダイアモックスの副作用のせいか、指がめっちゃ痛い。

12/30 6:20

キャンプコレラで夜明けを待つ。

12/30 8:48

現地ガイドがめちゃめちゃゆっくり歩くので眠くて気絶しそうだった。

12/30 9:42

インディペンデンシアに到着。
あと半分だと思ってたらまさかのタイムリミット宣言。
ここで終了。

12/30 9:42

酸素吸ってるし体力的には余裕があったが、
グランカナレータすらたどり着けなかった。
今回はツアー登山だから仕方ない。

12/30 19:41

BCに戻ってきた。
Kガイドに無理を言って食料をわけて貰い、
自分だけ残ってソロアタックする

12/31 8:53

一人ででかいダイニングテントは落ち着かないので、
ソロテントに戻って餅を食べる。

12/31 13:06

洗濯物を干す。

12/31 13:06

やばそうな雲。

12/31 13:14

お昼もモチ。

12/31 15:46

散歩

1/1 7:41

再アタックの朝。
グラハラスでも食事出してもらえるけど
炭水化物がっつり摂りたかったのでアルファ化米食べる。

1/1 11:58

正月の朝から通勤中のポーターさん達。

1/1 15:15

かなり疲れてニド出張所に上がってきた。

1/1 15:34

とりあえず水作りしないと始まらない。

1/1 15:54

「水分はどんなに摂っても摂り過ぎるということはない」ってあるじゃん？
あれは高所登山だとマジなんだと思った。ひたすら雪を溶かして飲んでた。

1/2 1:18

いよいよソロアタックの日。

1/2 2:54

うすうす気づいていたけどやっぱ体調悪いわ。
とにかく指が寒くて痛すぎる。
アコンカグア登頂は断念して、明るくなってから無酸素6000メートル超えはやろう。

1/2 7:35

SPO2下がりすぎでは？🤔

1/2 10:15

たった70メートル上がっただけで肺が限界を迎える。
もう無理。
ニド(5600)⇒コレラ(6000)の400メートあがるより、
赤石岳を日帰りするほうが圧倒的に楽だと思うレベル。

1/2 20:55

明日降りよう。

1/3 5:02

夜になるとおぼれたようなごぼごぼ咳が出てきたので、
あまり寝ないようにした。
SPO2も46に絶賛低下中。

1/3 9:21

高山病でも不思議と食欲自体は旺盛なんだよな。
でも水つくりするための雪を取りに行く気力がないので
朝ごはんはゼリーで済ませる。

1/3 10:50

だましだまし体を動かしてパッキング。
現地ガイドのネウェン氏が心配して何度か様子を見に来てくれた。

1/3 11:04

冒険終了のお知らせ。
同じグラハラスを利用していた日本人のD夫妻に挨拶してニドを離れる。

1/3 11:10

下る分には普通に動けるんだよな。
上ると数歩でダメになるけど。

1/4 7:12

今日で下山の日。見慣れた天井で目が覚めるテント生活14日目だけど、意外と快適。

1/4 9:00

テント撤収

1/4 9:40

じゃあの。
帰り道は何度か会話してた日本人のKさんと一緒になり
長い道のりも退屈せずに歩きとおせた。

1/4 17:59

あそこに登れなかった。
これにてアコンカグア登山終了。お疲れさまでした。

1/5 13:52

帰りに便まで時間あるので、メンドーサに3泊した。
平和でいい街。

1/5 12:50

奮発してレストラン。
20日ぶりに飲むお酒は美味しかった。

1/5 16:01

Bookingで民泊。
キッチン付きなので料理できます。

1/5 16:11

宿泊先は町から3キロくらい離れているけど近くに大きめのスーパーがあって便利。

1/5 16:53

アルゼンチンは肉が安い。
が、量も多いので一人だと食べきれない。

1/5 17:46

メンドーサはワインで有名なのでワインコーナーもぎっちり。

1/5 20:19

1/6 11:03

Kさんに名物だと教えてもらったパンチョを食べる。

1/6 11:04

焼いてないホットドッグって感じでサルサの味だった。

1/6 11:22

セントラル市場を見学。

1/6 14:00

水を買うときはSIN GASとCON GASがあるので注意。
炭酸水かどうかって意味です。

1/6 18:33

ブラジルが近いせいか、どこのお店にもSOJAはおいてあります。現地の醤油？
テリヤキソースは買ってみたかった。1000アルゼンチンペソが150円くらいです。

1/6 20:53

この肉が600円くらいだったはず。
美味しかったんだけど、なんか牛の匂いがずっとついてた。

1/8 20:48

いきなり飛んでトランジットでエチオピア空港の写真。
このKFCではないチキン屋が気になってた。

1/8 20:17

いわれるがままに30ドルのセットを買ってしまった。
4500円は高いよ。
でもチキンがでかかった。

1/9 19:39

成田空港にて。
なんか嬉しい。

撮影機器：

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

XQ-BQ42 Sony

感想

yuin

K-LANDさんのツアーでアコンカグアに挑戦してきました。
今回のツアーは少数で酸素吸引あり。
自分の登山スタイルは自力ソロなので、
酸素吸ってまで挑戦すべきか悩みました。

過去にキリマンジャロに挑戦した際はポーターがいるのに
ツェルトやら食料やらを意地でも背負って、
ダイアモックスにも頼らないというスタイルでしたが、
結果は4600メートルで惨敗。
今回はその反省を生かして、ツアーにまるっと乗っかる形で参加しました。

結果、有酸素で挑んだ1回目は6400mまで登ったものの足並みがそろわず時間切れ、
2回目の無酸素ソロは5500mのキャンプ地から上がれないくらいやられて
ボコボコにやられる結果となりました。
キリマンジャロも4600mまでしか登れてないし、
やっぱり自分は高所に弱い体質なのかなと思い知らされました。

アコンカグアに登れたら、5年後デナリを目標に入れようと思っていましたが
この調子では無理だな。
今は好きなだけ酸素を吸いながら全力で動ける日本の山に登りたい気分です。

アタック時の装備は以下です。
[上]
アクティブスキン
化繊Tシャツ
厚手ウールロングT
トレールアクションパーカー
ULサーマラップジャケット
ストリームパーカ
アルパインダウンパーカー

[下]
メリノパンツ
CWX
メリノウールEXPタイツ
厚手トレッキングパンツ
スキンメッシュソックス
アルパインクライマーソックス
Phantom6000

これで手以外の防寒は問題ありませんでした。
手は失敗でソロイスト＋モンベルオーバーミトンだと寒すぎ。
日本の山だと多少薄手でも体動かした熱で暑くなるけど、
高所登山では汗かくレベルでは動けないから末端が寒くなりがち。
次があるなら絶対ダウンミトン買おう。


協調性にかける自分なので2週間も共同生活できるかすごく不安でしたが、
トラブルなく過ごせた今回のメンバーには感謝です。
アコンカグアに挑戦される際はK-LANDさん経由でグラハレスお勧めです。

コメント

けいじ

この度は登頂を叶えることが出来ず申し訳ありませんでした

酸素ボンベ登山ではあるものの最初のアタックだけならyuinさんは必ず登頂できたと私は胸を張って言えます
二度目のチャレンジに関しては一度目のアタックで、高所疲労が一気に進行し、ベースキャンプでの体力回復の期間をおかずに精神力だけで一気に高所へ上がってしまったため、疲労由来による高山病が亢進してしまったものだと推定しています

yuinさんが高所が得意なタイプと思いませんが、高所登山が全くダメなタイプでもないと思っています
時間をかけけて気の合う仲間を見つけて、仲間と数年間かけてじっくりとトレーニングを積めばデナリ登山も夢ではないと感じております

帰国直後で高所疲労から回復までまだお時間がかかるモノと思います
ごゆっくりとお休になって体力の回復を願っております

yuin

けいじさん　色々お気遣い頂きありがとうございました。
今回の参考はとても貴重な経験になりました。
BCくらいまでは順調に行けたのですが、その先がいまいち順応しきれなかったので、
まずはキリマンジャロかボリビアの6000m峰を目指したいと思います。
本当にお世話になりました！

AJ

yuinさん、お疲れ様でした。
無酸素でやはり高度5,500mからのUPは想像を絶するツラさなんですね…大変な思いされたんですね。1回目に有酸素で高度6,400mまでいき残り500UP…残念でなりません…。私はてっきりキリマンジャロ再挑戦と思っていたのでアコンカグア？！とレコ見てホント驚きました。

出向く前からいろいろ装備など検討準備して出発、現地での対応と高所登山なかなかうまくいかないこと多々あったかと思います。

登頂は果たせなかったですが、ご無事で何よりです。いろいろ経験され、これからのyuinさんの糧になったのではないでしょうか。これからもyuinさんの冒険を応援しております。

yuin

AJさん　ありがとうございます。
自分も元々はモンブランに行く計画だったのですが、
今年の小屋の予約がとれなかったためアコンカグアとなりました。
4400mのBCでもゆっくり目に坂を登らないとひどく息切れする
国内の山からは想像できない世界です。
私も世界の山に挑戦されるAJさんを応援しております！

Kgcm

yuinさんこんにちは！

気になる海外遠征はアコンカグアでしたか！
私もいずれは登りたい山ですので、食い入るように拝見しました。高所順応力というのは平地での筋持久力や心肺能力とは別物だ、という話を何かの本で読みましたが、まさにそうなんですね。おそらく、気力でどうにかなるものでもないのでしょう。

悔しいお気持ちだとお察ししますが、身をもって体験されたことに価値があると思いますし、難しい課題に挑まれたyuinさんを心から讃えたいです👏👏👏

南米遠征、本当にお疲れ様でした！

yuin

Kgcmさんありがとうございます。

ほんと高所順応はやっかいで、酸素がないとたかが70m登って心がバキバキになりました。
普段のKgcmさんの記録を拝見しても、私より体力あると思うので
あとは高所順応がどれだけできるかにかかっていると思います。
ボリビアにワイナポトシという6000mの山があり、
そこは比較的安価かつ短期間で登れるみたいです。
もしアコンカグアに挑まれるのであれば、
その前にそっち登って高所体験されるのも一つの手だと思います。
(と、現地で会ったアコンカグア登頂者2名が言ってました。)

今が一番若い日なので、お互い挑戦していきましょう！