「下山メシ」聖地巡礼 弘法山



- GPS
- 03:25
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 252m
- 下り
- 316m
コースタイム
天候 | 晴天で富士山、伊豆大島もクッキリ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
霜が溶けた泥濘も殆ど無く歩き易い |
その他周辺情報 | 弘法の湯 |
写真
感想
年末から風邪を引いて寝込み、年明け6日からは痛風でアキレス腱に激痛が..。年末年始、運動もせずビール、日本酒、ワイン、イクラ、カニ三昧の日々を送ったツケが回ってきた。
そうは言っても3連休の晴天となると出掛けたくなる。
カミさんは最近「下山メシ」のドラマに夢中で今日は「弘法山」に聖地巡礼に行くという。「弘法山」と聞いて黙っていられる訳は無い.何故なら学生時代のアパートの裏が弘法山だったから。トレランなどという言葉も無かった時代の、私のジョギングのホームコースでした。多分300回以上は登っている。(走っている)
天気の良い休日は、大学の課題のレポートを、ハイキングコースのテーブルで書いていた.すると家族連れやオジサン達が、「君、感心だね」と言ってオニギリを分けてくれたりした。(レポートはほとんど捗ってはいなかったが..。)
朝、少しゆくりな時間に電車に乗って、9時ちょっと過ぎに秦野駅に着き、箱根そばで遅い朝食を済ませて、駅前のコンビニで秦野の名酒「白笹鼓」を買い、「弘法の清水」で水を2リットル汲み、「豆峰商店」で落花生を買い…なんか登山の前からリュックサックが重いんですけど。
弘法山の登山口は金目川の河岸にある.そこから川の侵食で出来た急登の階段で一気に浅間山に至る。
途中、大山周辺で見る事が出来る「牡丹石」(タマネギ石とも呼ばれる)を発見。海底の堆積でできた砂泥の岩に、3方向の引っ張りる力が掛かると、岩は立方体にヒビが入る.ここに雨水が入り込んで侵食が進むと立方体の岩は球形に侵食されてゆく.これがヒビの層毎に繰り返えされて、玉ねぎの様な層状に重なる球体が完成する.コレが牡丹石と呼ばれる石で、大山の登山道や、日向薬師の参道などで見る事が出来る。浅間山への登山道にゴロゴロ露頭しているとは知らなかった。(秦野側の登山道は初めて)
ところで痛風は..一歩毎に人魚姫の苦しみがよく分かる。しかし、人間は痛みには慣れるというのが私の持論.痛みを感じ続けていると、それが「普通」だと脳が誤認する.さらにアドレナリンが分泌されて痛みを感じになくなる。そして関節を動かす事で、関節に付着した尿酸結晶が剥離する(私の脳内イメージ)。
そんなこんなで、学生時代を思い出しながら、富士山から箱根、伊豆半島、大島、江ノ島、房総半島の大パノラマを南に眺望し、丹沢の山々を木立の隙間から眺めながら、鶴巻温泉までカミさんと楽しくハイキングを楽しんだ。低山は冬に限る!
鶴巻温泉は学生時代は「ラジウム含有東洋一」という看板が立っていたのでラジウム鉱泉だと思っていたら、ラジウムは広島から運んできたラジウム鉱石で湯船を作っていた温泉があったらしい.今ではそこも無くなり、駅前はマンションが何棟も建ち並び郊外の普通の駅の眺めになっているが、陣屋など古い旅館は健在。
「弘法の里湯」で「下山メシ」の聖地巡礼。「うでぴー(茹で落花生)」と「鴨南蛮そば」を堪能しました。
因みに弘法山のある秦野市は江戸時代から煙草の産地として有名でした。煙草栽培が廃れた後は、落花生が転作され落花生の大産地に.小粒な千葉落花生に比べて大粒なのが売りでした。秋期は生落花生が八百屋の店頭に並んだ.(当時は珍しかった)
弘法山の登山口の手前、水無川の橋の袂にある「豆峰商店」は落花生の老舗。コークスで乾燥させたほんのり甘いピーナッツは、残念ながら店頭販のみ。コレを買う為に、年一回は弘法山に登ろうとカミさんがいう程には美味しい。
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