前茶臼山北東尾根～奥茶臼山

2025年01月18日(土) 〜 2025年01月19日(日)

• GPS: 23:22
• 距離: 15.3km
• 登り: 1,778m
• 下り: 1,780m

コースタイム

1日目

• 山行: 14:15
• 休憩: 0:10
• 合計: 14:25

距離 6.1km 登り 1,439m 下り 69m

7:00 スタート地点
14:32 14:42 前茶臼山
21:25 宿泊地

2日目

• 山行: 8:40
• 休憩: 0:17
• 合計: 8:57

距離 9.2km 登り 339m 下り 1,710m

6:16 宿泊地
8:23 8:29 集木場飯場跡地
8:42 8:53 奥茶臼山
9:02 集木場飯場跡地
11:34 前茶臼山
15:13 ゴール地点

天候

◎1日目・・・晴れ

◎２日目・・・晴れのち雪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

釜沢ゲート付近駐車スペース

コース状況／危険箇所等

◎前茶臼山北東尾根

※yama-takeさんの貴重な記録を参考にさせていただきました。

取り付きは３つある堰堤の上流側の斜面を選択しましたが、地形図通りの急坂で技術的にはここが核心でした。
斜面から尾根に乗ると伐採された樹林帯でちょいちょい倒木が邪魔な所はありますが、通過困難ではありません。
2112から前茶臼山に近づくと倒木帯になり、こちらは左右に回避しながら進む事になるので厄介でした。

今回は深雪、スノーシュートラブルもあり時間的に厳しくなったのでピストンとなりましたが、下山時は違うルート（ツガムラ沢出合方向）を使った方が安全かと思います。

写真

1/18 7:02

まずは河原へ

1/18 7:07

朝イチ渡渉

1/18 7:08

飛び石でクリア

1/18 7:09

この斜面から取り付こう！

1/18 7:12

上流には大沢岳付近

1/18 7:16

氷瀑が育ってますねー

1/18 7:56

釜沢集落から犬の鳴き声が聞こえる

1/18 7:58

小河内岳方向

1/18 8:01

雪面に光が美しい

1/18 9:01

めっちゃ急坂！

1/18 9:46

四等三角点（点名・豆ドチ）

1/18 10:06

ここから尾根に乗る

1/18 10:49

次第に積雪が増えてきた

1/18 11:02

膝上ラッセルになってきたのでスノーシュー装着

1/18 11:37

ラッセルを交代してもらいめっちゃ助かるー

1/18 11:57

右足のスノーシューのバインディングが割れたが、この時点ではまだ大丈夫だった。

1/18 11:58

美しい唐松林

1/18 12:27

美味しいパンとスイーツを食べて小休止

1/18 12:37

無事カエル

1/18 12:49

美しい雪原と背後の南アルプス

1/18 12:51

ここは平場で展望も良いので素晴らしい幕営地

1/18 12:52

赤石岳と悪沢岳

1/18 12:53

奥茶臼山

1/18 12:56

ここで泊まれたら絶景を独り占めだろう

1/18 13:38

ラッセルは続く

1/18 13:38

前茶臼山が近づくと倒木が邪魔になってくる

1/18 14:17

まさかのコメダ珈琲の缶

1/18 14:30

伝説の藪屋の名が書かれている山頂標

1/18 14:39

ここから奥茶臼山直下まで行く予定でメガシャキで気合い入れたけど、この時間では無理だよな。
結局、前茶臼山からの下りでスノーシューが完全に壊れて直ぐ幕営地を探した。

1/18 15:06

幕営地からの景色。最高だ！

1/18 16:23

暮れる中央アルプス方向

1/18 16:48

塩見岳方向

1/18 16:49

悪沢岳〜赤石岳

1/18 16:49

高山の尾根

1/18 16:51

仙丈ヶ岳の手前に笹山

1/18 16:59

赤く染まる山を眺めて

1/18 17:00

1/18 17:00

1/18 17:01

1/18 17:40

西は真っ赤な夕日でした

1/18 19:24

星空

1/19 6:51

◎2日目

1/19 7:11

予定では奥茶臼山から更に進んで藪尾根を下る予定でしたがスノーシュートラブルと時間が足りないのでピストンに変更

1/19 7:38

1/19 7:49

膝上になると一気に時間が掛かる

1/19 8:02

苦しいラッセルもこの景色を見れば頑張れる

1/19 8:43

奥茶臼山に到着。
テレビ手前の急坂はスノーシューで登るのは本当に苦労した。

1/19 8:44

無雪期なら当たり前に日帰り出来る山ですが、今回は苦労しました。

1/19 8:55

中央アルプス

1/19 8:58

幕営地がある前茶臼山

1/19 9:00

本当は1日目にここまでくる予定だったテレビ平。テレビは埋もれて見つからず。

1/19 9:00

1/19 9:01

登った尾根を眺める幸せ

1/19 9:01

1/19 12:07

一気に天気が崩れ何も見えねー

1/19 12:07

テントを撤収して下山します

1/19 14:24

もう少し。

1/19 14:55

このルートは下りに使うのはやめた方がいい

1/19 15:11

真面目に疲れました。

1/19 15:15

加水分解で破損したスノーシュー

1/19 15:15

破損は今回の行程でも苦労した。
これが2泊以上の行程で森林限界のモナカや軟雪だったら致命的だった。
ちなみに修理は36600円。新しいのを買う事にしました。

感想

kaikairei

ひさしぶりの厳冬期テント泊。
日曜日の昼から天気が崩れるとの予報なので、ある程度余裕を持った行程を組んだつもりが結果的に全然余裕が無かった山行となりました。

知人が先週の山行で雪が深く目的地まで届かなかったと行っていたので、ある程度のラッセルは覚悟していましたが、2350m位からスノーシューでも太腿まで埋まり、空身で前茶臼山直下の幕営地から奥茶臼山まで3時間近く掛かり泣きが入るほど疲れました。
更に奥茶臼山山頂から降り出して直ぐに補修したスノーシューが再び壊れて幕営地まで右足はツボ足となり再び泣きが入りました。。。とほほ～（泣）
計画では木樽山北東尾根て下山予定でしたが、スノーシュー破損と下山時間を計算すてピストンに計画変更。
個人的には伊那山域の一泊二日で尾根一本ピストンはコスパが悪く気持ち良くありませんでしたが、今回は相方に助けられてこの時間なので、根本的に計画が甘かったという事ですね。

スノーシューの修理は36600円とビックリ価格で新品を買うことにしましたが、積雪期に誰も入らない山域でスノーシューは必携品。
今回は何とかなりましたが、これが更に深い山域の絶望的な場所だったらと思うとゾッとします。ベルト、バインディングの加水分解は山行前にチェックするべきでした。

とは言え、南アルプスの展望台として笊ヶ岳と比べても遜色ない前茶臼山からの景色は本当に美しく、苦労した分だけ忘れられない山行になりました。