富山,伊予ヶ岳


- GPS
- 06:45
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,187m
- 下り
- 1,186m
コースタイム
- 山行
- 5:34
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 6:45
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 道の駅 富楽里とみやま:高速からも一般道からも利用できるので便利。 https://www.furaritomiyama.jp/ |
写真
感想
正月明けから,甥の結婚式の序でに奈良旅行したり,調子の悪い車のケア等していたら,前回の山行から3週間が過ぎていた。筋力も落ちているだろうし,暖かいところが良いなあと千葉県で面白そうな山を探す。海を挟んで富士山が見えるということで,富山(とみさん)と伊豆ヶ岳を選ぶが,初めての地域なのでポピュラーなルートをつなぐことにした。
4時40分に自宅を出,千葉北から鋸南富山まで高速を利用。途中,道の駅で用足し後,駐車場には6時50分に到着。陽も昇って十分に明るいが,他に車は3台のみ。余り早朝から登る人は少ないようだ。
車道を歩くこと10分余りで伏姫籠穴(ろうけつ)の登り口に着く。門を潜って山路ぽい登りを少しで籠穴に到着。薄暗い小さな窪みの中に,八犬伝所縁と思われる玉が置かれていた。この地点からは,稜線にも出られるようで,次回訪れる機会があれば稜線歩きを楽しんでみたい。
元に戻って車道を更に20分ほどでハイキング路に入り,やっと山歩きぽくなってくる。駐車場から少し来ただけなのに,鳥の鳴き声が方々から響いてきて気持ち良い。150m程の登りなのであっと言う間に,北峰と南峰の分岐地点に到着。ここから北峰への道は幅も広く良く整備されている。少し行くと「愛の鐘」なるものが立っており,解説によると現天皇が皇太子の際に登られたらしい。道理で路が良い訳だ。更に少しで『里見八犬士終焉の地』なるところに到着する。四阿がありベンチもあるし,富士山が良く見える。
ここから3分で富山の頂上に着く。広場になっていて,幾つかのベンチと展望台が設置されている。他に人は二人連れのみなので,展望台に上がって景色を堪能する。伊豆の島々や伊豆半島,勿論,富士山が海を前景にして広がっている。空も快晴でブルーの世界に浸れる。空には羽田に向かうのであろう飛行機が飛び,海には多くの船が行き交っている。見渡す限り山ばかりの景色も良いが,ここの景色も捨てがたい。好天も相まって最高のハイキングになった。
さて,次の目的地である伊豆ヶ岳へと向かうが,地形図を見る限りでは,殆どが車道歩きになる。車の脇を歩くのは嫌だなと思っていたが,殆どすれ違うことも無く,のんびりと歩けた。道路脇に建っていた案内板によれば,「ふるさと自然のみち」と名付けられているようだ。県道89号鴨川富山線に出て,少し左側に進むと六地蔵登山口に着く。ここを少し行くとようやく山路に入った。ここからも150m程の登りなので,あっけなく四阿に到着する。先ほど登った富山がくっきりと見える。
この先,直ぐに鎖場となり急傾斜を登るが,ホールドは豊富にあり難しくはない。ただ,小石が沢山堆積しているので,下に落とさないように注意を払いながら登って行くと,伊予ヶ岳南峰の展望台に到着する。ここからも富士山や大島が良く見えたが,鋸岳の稜線が印象的だった。あそこを歩くのも面白そうなので,今度調べてみよう。展望は最高なのだが,風が冷たいので余り長居はできない。早々に北峰に向かう。
数分で着いた北峰には三角点が据えられていて,南峰よりも高いみたいだ。ここからは南峰の西側に切り立った断崖が良く見て取れ,中々の迫力だ。ここも寒いので短時間で後にし北尾根の下りにかかるが,それなりの傾斜があり,足元がざれた状態なので下り難い。周囲の立ち木や,設置されたロープなどに捕まりながら下った。ただ,ルートは明瞭なので気は楽だ。下り終って南の方角に平坦な周回コースを進んで行くと「桜の広場」に出た。広場の周囲に桜が植えられており,春には花見が楽しめるのだろう。ここからは,先ほど経由した四阿に直ぐに到着したが,多くの人が居たので,スルーして下りにかかる。しかし,地形図にある平群天(へぐりてん)神社への路が見当たらない。そう言えば,登る途中で分岐点があったことを思い出し,その地点まで行ってみることに。すると予想通り,神社に下る路だった。本当に地形図の登山道は当てにできない。
平群天神社は思っていたより立派な神社で,駐車場やトイレもあり,スタート地点として便利そうであった。ここから,鴨川富山線を経て,再び「ふるさと自然のみち」を富山に向かって戻る。途中,伊予ヶ岳が間近に見えると,やはり南峰の絶壁が迫力をもってせり出しているのが印象深かった。往路を戻って,富山の山頂に来ると今朝がたとは違って,20〜30人の人が賑やかに楽しんでいた。景色の方はやや霞がかってきていたので長居はせず,南峰へと向かう。
ここは周囲を樹木で囲まれているので展望はなく,壊れかけたようなお堂があった。すぐそばには,地形図には出ていない電波塔のようなものが建っていたので,作業路らしきものを辿って傍まで行ったが,やはり見晴らしは得られなかった。お堂前の小広場で小休止後,下りにかかる。
やはり3週間ぶりの歩きがこたえたのか,少し足が重くなってきたが,騙し騙しの歩きで福満寺辺りにまで到着する。予想せず,ここでも富士山が良く見えて何とはなしに嬉しくなる。ここから駐車場までは僅か。路の脇に咲く水仙等を眺めながら,14時前に駐車場に到着し,今回の山行を終えた。帰途は,道の駅で遅い昼食を摂った後,高速を使うものの渋滞に捉まり,17時40分に帰宅した。
今回は,前回から少し間があったこともあり,足の筋肉痛が起きた。やはり週一のペースが肝要か。また,思ったよりも風が冷たかったが,この時期の他の山域に比べれば随分と暖かいほうだろう。眺望は最高だし,又,近い内に来たいものだ。
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