山行記録: 胡桃山、大丸山

20250201散在ガ池、荏柄天神社、瑞泉寺、胡桃山、大丸山・行程
 https://youtube.com/shorts/YA23KiRpbuM
20250201胡桃山、大丸山①勝上けん展望台とリスとうるめ
 https://youtube.com/shorts/4o5004ui0ic
20250201胡桃山、大丸山②十王岩とうるめ
 https://youtube.com/shorts/62QA5nUVHxc
20250201胡桃山、大丸山③散在ガ池とコイとうるめと鈴
 https://youtu.be/WGSsfFopZyA
20250201胡桃山、大丸山④西御門八雲神社
 https://youtube.com/shorts/AbM8KOKfqkE
20250201胡桃山、大丸山⑤大江広元他2名の墓
 https://youtube.com/shorts/0yICHV1aOTk
20250201胡桃山、大丸山⑥荏柄天神社
 https://youtube.com/shorts/KzXoRwudSyA
20250201胡桃山、大丸山⑦荏柄天神社2イチョウとうるめ
 https://youtube.com/shorts/TXDRmRLEX80
20250201胡桃山、大丸山⑧永福寺跡
 https://youtube.com/shorts/MFz987P5y7g
20250201胡桃山、大丸山⑨瑞泉寺
 https://youtube.com/shorts/opb2pt6FyWQ
20250201胡桃山、大丸山⑩瑞泉寺2
https://youtube.com/shorts/NAR-UQh7tpg
20250201胡桃山、大丸山⑪胡桃山
 https://youtube.com/shorts/PUOMPDisIXs
20250201胡桃山、大丸山⑫大丸山
 https://youtu.be/VSzY45g8wbw
20250201胡桃山、大丸山⑬さえずりの丘公園付近・環状3号
 https://youtube.com/shorts/W3ISEIwPvOA

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先週は、夜に近隣を散歩する代わりに、
スクーターで少し走ってから散歩をしていたら、
記事を書くことができなくなり、
毎日、違うところへ行くのは厳しいことを知る。
既知の物を繰り返すことは、脳が怠けてしまうので
新しい経験を積ませることは、脳にとっていいのだが、
アウトプットをするという過程を踏ませることで
より機能が向上するので、毎日新しいことをするだけでは
うまくない。
ちなみに、先週は谷太郎林道、座間～入谷駅、橋本などを歩いた。
座間の県立公園などはヘッドライトがないと厳しい。

今回は、天園ハイキングコースをジグザグに歩くことにする。
と言っても、ジグザグに道があるわけではないので、
正確に言うと、左へ右へと降りたり登ったりしながら、
西から東の方へ進んでいく。

まずは、先日忘れた帽子を取りに、三日月堂花仙へ向かう。途中、劇団小林組の看板の近くには、役者やっているかもと思わせる人が立っている。その人は、中に入るわけでもなく、店の前にいる。小林組の人と関わりのあるのだろうかと気になるが、ただちょっと濃い目のこの店のお客さんかもしれない。
そういえば、この前の高校演劇の関東大会（横浜会場）では、私がNo1だと思った市川学園が最優秀賞になった。あの勢いを全国大会でも維持してほしいものだが、個性が際立っていた役者が3年生だったら、パワーダウンする可能性がある。静岡県勢は、伊東高校が優秀賞を取った。13校中2校しか既成台本を使っておらす、その1校だったのだが、芝居の完成度が高かったのかもしれない。私としては基本的な役者の演技力が基準を満たしていないと感じていたのだが、総合力で勝っていたのだろうか。
三日月堂に着き、中に入ると、左の部屋が老人たちで埋まっている。何かの会合だろうか。店頭には2名の店員がいて、帽子のことを話すと、後ろの棚の上に折りたたまれて置かれており、名前を確認して渡される。棚の上にはもう一つ忘れ物が置いてあり、そそっかしい人もいるものだと、少し親近感を覚える。店員さんは、ご利用ありがとうございましたと、とても丁寧な対応をしてくれ、とても好感が持てる。このまま帰るのも何なので、どらやきを1つ購入すると、ザックのことや、胸についているカメラのことを聞かれたので、山行中はずっと撮影し続けていることなどを話して店を出る。和やかな気分になり、足取りも軽く、明月院の方へ行くために、来た道を戻る。
しばらくして、事前に読んだ鎌倉の本に載っていた「雷神堂」に寄り、幻の逸品十度づけと「アウトレット」と書かれた割れせんの詰め合わせを購入する。レジで店員の方にしょっぱいですよと注意されて、一瞬戸惑うが、ここで買わなかったら後で後悔しそうなので購入する。醤油の塊のような味がしたらどうしようと不安になるが、それはそれでいい思い出になるかもしれない。ただ、山行中は体調を崩す可能性があるので、食べるのは家に帰ってからにしよう。
明月院の手前の右側の店に、ハイソな感じの女性陣が入っていく
私は左側のうさぎまんじゅうが気になっていたので、誰もいない店に入って、まんじゅうだけ買えないか聞くが、セットになっていると言うので、一服してから、山に登ることにする。これから運動をするのに、休んでしまったら、パフォーマンスが上がらないじゃないかとか、心身ともに、スタティックストレッチをして、お休みモードになってるんじゃないかとか、糖や炭水化物は控えているんじゃないかとか、いろいろ試行してしまうが、ほんの15分くらい、喫茶店モードになって、鎌倉の本を読みながら、優雅な時間を過ごすことにする。私が入店してからまもなく、若いカップル、60代くらいの女性4人組が入って来ってきて、店の密集率が上がる。抹茶とうさぎまんじゅうで一服した後、店主としばらく天園コースの話をして、笛という名前の喫茶店を過ぎたところを右に曲がると登るところがあると教えてもらい、もう少し歩くと、階段で登れる登山口もあることを聞く。あまり情報がない胡桃山のことを聞くが、南側の山のことは、あまり知らないようだ。店を出ると、すぐに60代女性グループも出てきて、明月院の法ではなく、奥の方へ進んでいく。この奥に何があるのだろうか。私は明月院を過ぎ、六国見山の登山口から30代くらいの男性が降りてくる。「明月空観」という掲示板の蝉丸工房文字を見て、小倉百人一首の蝉丸を思い出し、明月院と何かつながりがあるのだろうかと気になる。笛という名前の喫茶店を通り過ぎ、次の道を右曲がるが、ヤマレコのルートとは違っていることに気づき、すぐに引き返し、次の道を右に曲がり、少しして、左の階段を登り、山道らしい道を登って行く。左にもう一本の登山口への道があるが、すぐに民家があるので、たいして登らなくてもここまで来れてしまうのではないかと思う。しばらくして展望スポットに着き、動画を撮っていると、リスが柵の上にいて。振り向くと。手水のような場所の上にいて、しばらく撮影する。足音を少し立てると奥の木の上によじ登り、首を奥の方に向けて制止する。もしかして。それで擬態でもしているつもりなのだろうか、頭以外丸見えなんだけど・・・とリスの防衛能力に突っ込みたくなる。こういうリスは、マンガ「ゴールデンカムイ」のアシリパに脳みそを生でヒンナヒンナといいながら食べられてしまうのだろう。しかし、動かないのは好都合と、しばらくリスを撮影をする。今日は展望台から富士山が見えず、残念に思っていたが、ちょっと得した気分になる。昨日買った半額になったおむすびを食べ、東へ進む。この道は一度通っているので、バリエーションルートはないか探しながら進む。右に降りられる道を見つける。建長寺や鶴岡八幡宮、西御門の方へ行けるようだ。今日はこういう道を降りていきたい。十王岩には犬と数名のランナーポイ人がいる。前回来たときは男の子をつれた40代くらいのお父さんがいたので、あまり撮影できていない。今回はしっかり彼らが映らないようにビデオを撮りながら、次へ進む。この先は各園児や後編の方へ下りる道がある分岐があるが、その前に左に高くなっている場所が道のようになっているので、進んでみる。鉄塔があり、手すりがある。傾斜があり、すべらないように注意しながら降りていく。舗装された道路に出ると、右側に公園が見え、公園の外に出たことが分かる。こっちに降りるなら、この道を使えば近道だ。
公園の方へ行く、左右に気が生えているまっすぐな道を歩き、少し広い道に出ると、「鎌倉湖畔通り」と書かれた札が立っている。湖畔なんてどこにも見えないので、モヤっとするが、この道を歩いて行けば、湖畔の近くに行けるのかもと、納得をして、公園の入り口の方へ進む。入り口付近には、交通誘導員の人がいて、その奥に、清掃業者の車と作業員の人が何かをしている。私はここから公園に入りたいのだが、どうしようと困っていると、誘導員の人が、公園に入れる道に誘導してくれて、階段を登って行く。左の方へ行ける道へ進むと、少しだけ眺めがよくなり、天園ハイキングコースの山や住宅地が見える。道を下って、元の道と合流する。道標にはパノラマの小径約100mと書かれているが、パノラマというほどではない。少し進むと、池をぐるっと回る道が右にあったのだが、崖崩れで封鎖されている。池を回って帰ってくるつもりだったが、それが出来なくなってしまった。3，40代くらいの男女のランナーとすれ違う。道の脇に「森のうつりかわり」とか「落ち葉のゆくえ」、「陰樹と陽樹」とか森に関するプチ情報が書かれた案内板が設置されている。全部読むと、森に詳しくなりそうだ。「池に出る。池にはコイが居て、私の気配を感じてか、近くに寄って来る。遠くにいた鳥も近寄って来る。餌にありつけると思ったのだろうか。「水飲み場」という道標があるが、これは野鳥の水飲み場ということだろうか。この先、池があるが、それならわざわざ水飲み場と書く必要もない気がする。池が見え、「耳をすませてみよう」という案内板があり、野鳥の絵や、地声とさえずりが書かれている。たまに、ギャッギャッとひどい鳴き声がするのを覚えていたので、どの摂りだろうと見てみると、それらしいものはなく、地声が「ギッ・ギッ」のサンコウチョウが近いかもしれない。さえずりは、「ツキヒホシ・ツキヒホシ」だそうだ。他の鳥のさえずりを見ると、日本語になっているものが少しあり、メジロは「長兵衛・長兵衛・長忠兵衛」、ホオジロは「一筆啓上仕り候」だそうだ。ホオジロの方は読み方がわからない。調べると、「いっぴつけいじょうつかまつりそうろう」と読むそうだ。本当にそんな風にさえずっているのか、一度聞いてみたいものだ。池の案内板には、この池の成り立ちが書かれていて、今泉、岩瀬、大船の3か村に分散解放されていた称名寺の山（入会林）の谷あいに堰（せき）を作り、水を溜めたのが散在ガ池で、散在ガ池という名は、3が村の持山がこの辺りに分散して在ったため、そう名づけられたそうだ。「散在ガ池」の由来が分かっスッキリしたのだが、それなら、三合池とかにすればいいじゃん、という思いが新たに湧いてきてしまう。「散」も「在」も池を表現する文字とていては、的を射てない気がする。そもそもこの文字を見て、「さんざい」でいいのかなぁ・・・とすぐ読めないのがよろしくない。もう、別称の鎌倉湖でいいじゃないか。それに「さんざい」は「散財」と良くない言葉と結びついてしまう。銭洗弁財天も泣いてしまうだろう。当時も散財という言葉が使われていたのなら、あえて散財と結びつくような名前を付けた可能性もある。それこそ銭洗弁財天に対抗をしていたり、社会に「散財するな！」と訴えかける意味合いもあったのかもしれない。本来の言葉の意味の「広い範囲に散らばっている」ことをわざと含めようとしていたのかもしれない。そう考えると、賢い人が名前を付けた可能性もある。池に近づいてみると、コイが沢山いて、しばらく眺めを楽しんでいたら、足元にコイが群がっていて、きっとエサにありつけると思ったのだなぁと、コイを観察する。遠くにいた赤茶色の野鳥が一匹近くにやって来て、その鳥に意識を向けると離れていく。コイたちに比べると、鳥の方が警戒心が強そうだ。同じ種類の鳥がもう2羽も20メートルくらい距離を置いてこちらの様子をうかがっている。管理棟の方へ行き、管理室を見ると、男性の人影が見える。池をぐるっと回れるはずの道が封鎖されていることを確認した後、自販機の前を通り、トイレを借り、池の方に行くと、テラスのようになっていて、立って食事をすることにする。しばらくすると、再びコイが群がっていて、昨日の夜、閉店間際のスーパーで買った半額になったおにぎりの米粒を数粒落とすと、音に反応したのか一斉にコイが群がって米粒を食べ出す。鳥も3羽寄って来るが、5mくらいの距離からは近づかない。もっと遠くに巻いてほしいと思っているのかもしれないが、わたしはそんな甘くない。イオンのライトミールブロックチョコ味を少し砕いて近くに巻く、コイがひしめき合い、音を立てている。鳥たちも欲しそうにしているが、距離は以前キープしている。それではご飯にありつけない。業務スーパーで買った48円のどら焼きを食べ、ひとかけら池に落とす。三日月堂で買った280円のどら焼きと比較しようとするが、口が甘さに慣れてしまっているので、もったいないと思い、家に持って帰ることにする。ナッツ類を食べ、カボチャの種をい粒落とすが、落下速度が速く、すぐに底に落ちてしまった。もったいないことをした。水に浮くものじゃないと、エサとして成立しないようだ。急に後ろから大きな機械音がして驚く。なにか作業を始めたようだ。右側の池のそばの道に、オレンジ色のヘルメットをかぶった作業服姿の男性が二人歩いている。入り口にいた人たちと同じ公園を管理している人だろうか。おなかも満たされ、建物の細い道を歩き、管理室の前の3月に行われるイベントの張り紙を見て、次の目的地に進むことにする。このまま引き返すのはシャクなので、右の道へ行き、公園の外へ出て、大きく回ってハイキングコースへ戻ることにする。左側に「やすらぎの小径」と書かれた道があるが、こちらも封鎖されている。「せせらぎの小径」も封鎖されている。この公演は横にそれるルートのほとんどは封鎖されているようだ。唯一歩ける脇道は最初のパノラマの小径だけではないだろうか。公園を出て登って行き、右に折れるところに朝霧ロードと書かれた道がある。どんな道か気になったが、もう13時半をまわっているので、あまり寄り道しないようする。登山口にある広場では、子どもが5，6いて、大人が数人いる。数家族で遊んでいるようだ。階段を登り、ハイキングコースに着くと、40歳代の人が、建長寺の方から鎌倉宮の方へ向かおうとしている。私も後を追うようにいくが、右側にまだ歩いたことのない道があるので、そっちへ進むことにする。しばらくすると大学生くらいの女の子がいて、私に道を譲ってくれる。小走りで降りていくと、左の岩に人が入れるくらいの穴が開いている。子どもの頃だったら中に入って見ただ追うが、そういう気分にはならない。地図を見ると、思っていた方向に進んでおらず、やや右寄りに降りていることに気づく。目を凝らすと尾根のような場所が左に見え、あそこを越えれば道に突き当りそうだが、草漕ぎをする気になれない。このまま降りることにする。しばらくすると、梱包用のプチプチに黒のマジックで書かれた地図が吊り下げられている。4方向の行き先が書かれているのだが、どっちの方向から見ればいいのかわからず、戸惑う。手前左、手前右という表記もわかりにくい。まぁ、左に民家が見えるし、そっちに行こうと進んでいくと、すぐに民家前の舗装された道路に出る。けっこう山の上の方まで家を建てたんだなぁと、急坂を下っていく。道路には丸い形の溝が彫られている。滑りにくくはなっているが、ここまで車で来たくない。「來迎寺」「西御門は雲神社」をお参りする。神社の中に大きな黒いワゴン車が停めてある。ここまで入ってこられると神社の雰囲気が台無しだ。西御門の石碑で左に曲がり、頼朝の墓にお参りし、右側の道が立ち入り禁止になっていて、こっちに降りてこなくて正解だったかもと思う。ここから天園コースに入るには、墓に向かって左側の方から行くと良さそうだ。階段を降り、入り口の脇に道があったので、歩いていくと、左が広くなっていて、何かの建造物が建っていた場所のようだ。以前、この辺りに来たときには気づかなかったと、中に入り、案内板をみると、北条義時の墓と書かれていて、北条義時夫妻の墓は、伊豆の北條寺にあるぞ！と、奥にいた老夫婦も気にせず、ブツブツ文句を言う。案内板の近くにARで北条義時法華堂が見られるアプリのQRコードがあるが、ダウンロードに結構データ量を使うようなので、止めておく。そもそも北条義時の墓と書かれているのが気に入らない。奥には3つの墓があり、真ん中に大江広元、左に毛利、右に島津と長州と薩摩の藩主の祖の墓がある。横並びに墓を作るなんて、どういう神経をしているのだろうと思ったが、案内板を読むと、江戸時代以降に島津氏と毛利氏が、古墳時代の横穴墓を転用して造営したとのこと。階段を登り、撮影をしていると、下から老夫婦が上がって来る。島津の墓は階段が違っていたので、下に降りて島津の墓まで登ったが、おじいさんは手すりを越えてきた。階段を降り、村田清風句碑を見て、1m程度しかない細い道を歩いていく。東御門の石碑を左折し、荏柄天神社の鳥居をくぐり、お参りする。道の脇には白いミツマタが咲いている。境内には大きなイチョウの木が植わっていて、右奥に熊野権現社が合祀されている。他に絵筆塚があるようだが、見ずに出てしまった。「体にやさしい食事　鎌倉夫人」の看板を過ぎ、「わらしべちょー茶」の店を過ぎ、鎌倉宮を過ぎ右に曲がると、鎌倉宮から天園ハイキングコースへ行く道沿いにあった、「鎌倉武士」の看板を見つける。いつか入って見たいものだ。右に石原電気と書かれたパラボラアンテナの鉄柱が立っている。近くに電気屋らしきものはないが、つぶれてしまったのだろうか。左に史跡永福寺跡入口と書かれた場所があり、自転車が何台か止められている。奥にはテニスコートがある。左に階段があり、登って史跡を見下ろす。ここにもARのQRコードがあり、永福寺の復元イメージが見られるようになっている。瑞泉寺の方へ行き、その手前のハイキングコースの分岐辺りで、3人のハイカーが休んでいる。一人はガイドだろうか。瑞泉寺の受付でトイレの場所を聞くと、そこと言われ、すぐ後ろにあることに気づく。少し休んで歩いていくと、左に木が植わっている。花が咲くころに来ると、気持ちがいいかもしれない。カップルを追い抜きながら階段を登り、中に入ると、右に梵鐘、本堂の方には梅だろうか気が植わっている。やっぱり、花が咲くころ来るべき寺だった気がする。梵鐘の方へ歩いていくと、女性二人がいて、そのうちの一人が電話で仕事の話をしている。雰囲気が台無しだ。梵鐘の奥の像の写真を撮ったり、本堂にお参りしていると、先ほどのハイカーたちがやって来て、ガイドらしき人が案内をしている。今日は法事があるようで、右の建物から人の声がする。お斎（おとき）だろうか。本堂の左奥のどこもく地蔵尊にお参りし、岩と池の庭園を見て、もう一度本堂前の桜の木を見る。ほんの少し咲いている花があり、入るならもう少し立った後だったと、瑞泉寺を出る。天園ハイキングコースに入り、普段着の数人とすれ違う。GPSで胡桃山を示しているところには岩の穴の中にお墓のようなものがあるところで、その上の方に登ると、道しるべの石柱があったので、その上におりんを置いて撮影する。それから、上に登って、先日も見た、貝吹地蔵を通り、天台山は木が倒れて上には登らず、天園の手前で右に曲がり、左の道に行くと、しばらくの間お休みいたしますと張り紙がしてあり、この建物の名前が「茶屋天園」であることが分かる。奥には人が居て、やっているのか声をかけると、今、ごみを片付けているところで、営業はしていないらしい。ただ、ペットボトルなら売っているという。水筒を持っているので、大丈夫ですと言うと、焚火に当たっていくか言われる。とても親切な印象を受けるが、もう、日が暮れてきていることもあり、いや、暑いくらいですと言うと、店が開いたら来てと言われ、はい、また来ますと言って、先に進む。墓地を過ぎ、切り通しを過ぎ、分岐まで来る。前回はここで右に曲がったが、今回はまっすぐだ。分岐には老夫婦がいて、ここからどう行くのか地図を見ながら話している。そろそろ暗くなる時間帯なので少し心配だが、まぁ大丈夫だろうと、小走りで先に進む。左にようこそ横浜自然観察の森へと書かれた案内板がある。先ほどまでは、鎌倉なのか、横浜なのかはっきりしない道を通っていたが、この辺りは横浜だ。小走りで進んでいき、大丸山と書かれた看板がある。階段を登って行くと、大丸山の山頂標柱があり、ちょうどカップルとすれ違う形になる。山頂を独占できたかな？と思っていると、奥の方から小さな女の子を2人連れた若いお父さんがやって来る。ただ、こちらには来る気配がないので、おりんの映像を撮っていくと、私の後ろを通り、私が登ってきた階段を降りようとしている。後ろを通るときに女の子の一人が「何している？」とあまりに純粋な質問を父親にしていて、「わかんない」と答えている。ここで、「おりんを鳴らしているね」とか言われたら、罪悪感みたいなものが芽生えてしまっただろう。しばらくすると、うしろのテーブルに先ほどとは違う、登山の格好をしたカップルが座っているのに気づき、撮影を切り上げて、帰ることにする。ニット帽とヘッドライトを装着し、小走りで進む。分岐の道標がたびたびあり、港南台方面の方へ進む。木の中に仏像が置いてあり、横浜市の警告文が貼られている。許可なく物を置いたりしてはダメだそうだ。地図を見ると、右が氷取沢市民の森で左が瀬上市民の森だそうだ。もう、周りが真っ暗でライトがないと何も見えない。急いで尾根道を進む。関東の富士見百景に選定されたという場所に出るが、さすがに富士山は見えず、夜景が見えるだけだ。いっしんどう広場に着き、ここから円海山の方へ行けるが、地図に私有地のため山頂には行けませんと書かれているので、寄り道するのはやめておく。老人とすれ違う。ヘッドライトもつけずに暗闇の中を歩いている。きっと慣れているのだと思うのだが、外灯もない道をライトなしで歩くのは私はイヤだ。左にトイレがあり、舗装された道路になる。もう安心だ。右に建物があり、その前にウィンドスクリーンが付いた黒いバイクが停まっている。左のちょっと空いたスペースに白い50ccのスクーターが停まっている。さきほどすれ違ったおじいさんは、この50ccに乗ってきたのではないだろうか。しばらく外灯がなくなり、進んでいくと、右に外灯が見える。公園のようだ。地図で調べると、港南台さえずりの丘公園という名前だ、暗くてよく見えないが、野鳥でもいるのだろうか。柵があって、こちら側から公園に入れないようになっている。しばらくすると、街が見える。すぐ近くの道は環状3号のようだ。下まで降りると、「円海山周辺の市民の森　案内図」という案内板があり、一番上の横浜自然観察の森から入り、金沢市民の森を通り、瀬上市民の森の右下から出てきたことが分かる。円海山の方へ行くと、氷取沢市民の森に入り、釜利谷市民の森や金沢自然公園、先日行った能見堂緑地へ行けるようだ。また機会があれば、こっちの方を歩いてもいいだろう。気になるのが円海山周辺という書き方で、円海山はこれらの公園の北のはずれにあるように思う。もっと適切な言い方はないだろうか。そこからは普通の街になり、「十一」とかいて「とっぴん」と読ませたりする店やヘアーサロンダンディが気になったり、秦野市にもあった「スナック姫」が気になったりしながら、港南台駅まで行き、少し時間があったので、ブラブラして、駅前の穴の空いた変なオブジェをいろんな角度から見たりした後、電車で、大船、藤沢を経由して帰宅する。今日は横浜にある公園をたくさん知ることができた。ちょっと歩くと人であふれる街になるが、横浜もそれなりに楽しめそうだ。

了