スキー 大深山荘泊源太が岳 冬山講習会2025



- GPS
- 12:13
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 753m
- 下り
- 789m
コースタイム
- 山行
- 4:41
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 5:00
- 山行
- 6:03
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 6:25
天候 | 一日目 風雪 二日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
(一社)岩手県山岳・スポーツクライミング協会主催、冬山講習会は毎年2月第一土曜・日曜に開催される。
参加費は所属山岳会員なら2,000円(破格の安さ)。一般は5,000円。
公共性がある組織なので、たったの2,000円だけどものすごい知識量を受講生の方に伝承している(毎回)。
天候が問題無ければ避難小屋に泊まり、まずは雪山の山中泊を体験してもらう。
避難小屋には暖房器具が無い。その為、自分が何を持参すれば快適かなど考え実行する機会となる。日帰りスキーでは考えなくてもいいことを考え、身に付けておくいい機会だ。そもそも「自分の力量を知る」ことを常日頃から意識し、研究していないとできない行為なので参加するだけでも飛躍的に本人のスキルが上がると思う。
常連参加者さんは何気なく行動しているが、皆さん雪山生活の猛者ばかりだ(尊敬)。雪山は非日常空間。そこに長時間滞在するという経験を積んでいるということ自体が非常時の際のリスクヘッジとなる。
その他にも本人の希望に応じて雪洞技術を伝えたりしている。
周囲の安全が担保された状態で、非常時の対応を学んでおくことはとても有効なことだと感じるし、登山技術の伝承のために必要な時間だと考えている。
二日目にはアバランチレスキューのトレーニング。
レスキューの技術を身に付けることで、助けられる命がある。
↓ビーコン携帯するもスイッチの入れ忘れ。3時間以上埋没を生存救出できたレポート「ヤマケイオンライン 参照」実話。
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=2909
今回は滑走具を着用してからのサーチスタート。そして2個を埋めてサーチ&レスキュー。実は自分のビーコンに複数埋没対応機能が搭載されていることを知らない人も多い。ネットで買うからあまり使い方は知らないのだと思う(かつて私もそうだった)。
私の班ではパルスの波長が長いシングルアンテナを埋めた。そこでデジタル3本アンテナでも探しにくいということを体験して頂いた。
「電池がつくから」ということでシングルアンテナ(特に「ピープス社フリーライド」。もともとこれはガイドがお客様に持たせるための廉価版だ。捜索機能もそれなり)を携帯しているかたもいるけれど、現場が混乱するので新しいものに切り替えていただくようお勧めしてもらうことをお伝え。
雪崩ビーコンは値段が張るけれど命を助ける装置である。知らないで使用している方がいたらさりげなく教えてあげてほしい、ということもお伝えした(案外知らない人が多い)。
せっかく電波干渉のないエリアでのびのびと練習ができるので、本当はもっとマニアックに雪崩ビーコンの話しとかプロービングについてやりたかったのだけれど今回は時間切れ。
天候に恵まれ楽しいスキーも楽しめたし、山岳会の垣根を越えてみなさんが楽しく交流しているのがとても微笑ましかった。
皆様来年も楽しみましょう。
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