白馬鑓温泉
- GPS
- 25:40
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 827m
- 下り
- 827m
コースタイム
12日 温泉720〜下山〜猿倉1100
天候 | 11日晴れ 12日雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
8月末まで杓子沢横断は雪渓だったようで、今は仮設木橋で安全。 |
写真
感想
温泉評論家のnino から白馬鑓宿温泉宿泊三昧誘われて、それだけ? とは思ったが、先方は山とは縁のない普通の人だし、夏の鑓は知らないから付き合い。
早朝に東京を出るというスケジュールだから、現地登山開始は9時過ぎ。
どうせ鑓温泉までとのんびり上がる。9月になって少しくらいは涼しい。林道からの登山口は何度も見たことはあるのだが、鬱蒼と見えるし、上がったことはない。(5月に下ったことはあるが)。ただひたすら樹林の中を登っていく。右に長走り沢、左が中山沢くらいの地形認識はあるのだが、それも樹林の中で判別できず。
1時間歩いて休んで、その次になると疎林の中から、見えてきました。小蓮華、その稜線に続いて白馬、さらに杓子、続いて白馬鑓。おおやはりこの辺りの景色は素晴らしい。小日向山のコルめがけて上がっていく。
コルに出ると向こう側も見えてきて、やはりそこから目的地の温泉も見える。
なのだが、最初の杓子沢の横断に、どうにもどこぞのダム周回路じゃないが、延々とした大周りが続いて、対岸を下ってくる客も案外近くに見えて、面白い地形じゃないか。よく考えると、そうか針ノ木雪渓を登っているのと状況は同じで、(崩れた雪渓の脇を登下降しながら面倒な登山道が続く)、そりゃ、面白いわけだ。やっぱり残雪がある登山道周辺は面白い。
こうして杓子沢大きく迂回して、その次に白馬鑓のダイレクトルンゼの末端雪渓というのも出てきて(この辺りは春のスキールートにつき、スキーヤーは詳しいんです)。そしていよいよ小屋に着く。この周辺春には10mの積雪があるし、雪渓周辺には30m以上の残雪もあるわけで、その景色の大きな変わりように、やっぱり雪国の山は雪が溶けても、大いに面白いという結論。
さて小屋の夕飯は5時半からで、さっさと目的の露天人入る。これがどうにも熱いんだ。どうしてこんなに熱いのかといえば、今が一番熱いらしい。なぜなら夏は残雪湧水が温泉に紛れ込んで温度はもう少し低いのだが、その頃で42度ですか?今は雪も溶けて温泉だけの流れだから、44度くらいはあるらしい。だから温泉サイドで裸のまま夕涼みだよ。
前に5月にここに来た時、先客もいて、まさかこんな所で裸になるわけないと思っていたのだが、(小屋は夏だけだが、温泉は一年中沸いている)、しかしこの温泉がわくと言うだけの理由で、小屋もあるし、相棒の評論家は、ここに入りに来るのが人生の目的だなんて言い出すもんで、世間主張が違う人とはいえ、何を考えているんだと、感心した。この日は小屋に15人、テントも同数くらいの客人だった。夏には満員150人を越えるらしい小屋だが。
翌日は夜半から大雨でガスで視界も悪いし、そんな予想はとっくにできていたが、しかし雨とは客は期待外れで残念らしいが、さっさと下ることに決めるのだが、朝風呂入ってからとなる。しかも1時間も。朝飯終えた客がどんどん雨具で下って行くのを、露天で仰向けにトカゲして見下ろしているのも、なんだかおかしな風情だ。混浴になっていてもいつも男だけで、女性客は夕方7時半から1時間しか専用風呂にならないから(普段は女性は内風呂がある)、気の毒だ。
こうして長湯した後に、雨の中を下る。
さて帰りにお決まりの小日向の湯によるが、評論家によれば、ここはHP11を越える強力なアルカリ温泉で日本でもトップクラス。石鹸など使うと肌荒れしてしまって、温泉に入るだけで汚れが落ちる名泉のようで、そんなの知らないよ。しかもごくごく飲んで「うまい」とは、人生観がまったく違う。
しかも帰りには上信越道経由で、上山田によって、また温泉に入り、ここの弱アルカリも名泉だといい、山には百名山いや二百名山制覇がうよいよしているが、温泉は全国五千名泉めぐりがいるとかで、いやはや。楽しい。
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