矢倉岳(足柄駅から山北駅)

2025年02月15日(土) [日帰り]

• GPS: 07:12
• 距離: 19.1km
• 登り: 923m
• 下り: 1,147m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:17
• 休憩: 0:51
• 合計: 7:08

距離 19.1km 登り 923m 下り 1,147m

8:43 足柄駅
9:04 9:09 不動之滝（頼光対面の滝）
9:43 虎御前入口
9:58 10:04 虎御前石
10:25 芭蕉句碑
10:38 10:45 足柄城趾
10:50 足柄峠
10:55 足柄山聖天堂前トイレ
11:04 11:05 足柄万葉公園
11:51 山伏平
12:09 12:24 矢倉岳
12:39 12:40 山伏平
13:14 浜居場城址
13:28 セントラル広場
13:34 13:37 21世紀の森 休憩所
13:53 13:54 21世紀の森テレビ塔
14:46 14:47 洒水の滝入口
14:57 15:07 洒水の滝
15:22 洒水の滝入口
15:27 15:28 平山バス停
15:48 山北駅 観光客用臨時駐車場
15:51 ゴール地点

天候

一応晴の部類か？ 雲の多い1日。

アクセス

利用交通機関：

電車

写真

2/15 8:36

足柄駅からスタート。足柄駅って静岡と神奈川にあるんだけども、例によって金太郎の故郷を争ってる的なやつなんだろうか。

2/15 8:37

富士山が近いこともあって、著名な建築家が設計しました、とかって雰囲気を感じる。

2/15 8:59

温かみのある歴史解説資料（？）が何個か。全部読みました。足利尊氏と新田義貞がここで戦いの火ぶたをきったとのこと

2/15 9:01

源頼光というえらいひとと、この地の金太郎が出会った場所となった滝がこの奥にあるそう

2/15 9:06

見に行ってみた。こんな感じ。

2/15 9:51

障害物チャレンジ レベルA。左右はつかえないがこう、のけぞってなんとか。

2/15 10:00

虎御前が一晩中祈祷した虎御前石の説明。

2/15 10:01

虎御前石。愛の力ってやつなんでしょうね（投げやり）

2/15 10:24

目にかかる 時やことさら さつき富士 分かってるか自信ないけど、良い句だ、そんな気がする。

2/15 10:26

とても表情に感じるお地蔵様がいた。よく思い出してみると、中学の時の柔道の先生に似ている・・・。

2/15 10:35

障害物チャレンジ レベルS くぐるも乗り越えるもダメ。右の下がってるところで、木の上に立って通過

2/15 10:43

富士絶景の足柄城址だが、むしろ今日は雲が主役。この辺は、浜居場城とか河村城とか、今日のトレースだけでも3つも城跡がある。武田・北条の境界地帯だったことが関係しているらしい。

2/15 10:59

目指す矢倉岳が見えた。地質図的には矢倉の周りだけ、綺麗に違う火成岩の色になっている。

2/15 11:10

万葉公園では、万葉集に登場する足柄峠の歌が紹介されている。

2/15 12:09

矢倉だけ。こんな鐘 前からあったっけ。

2/15 12:22

何度となくあるいた明神から金時の稜線。

2/15 14:16

右は大山から、左は檜洞まで。

2/15 14:48

最勝寺。左の石はなんだろう。

2/15 15:12

立派な門前。でももう疲れたし、通り過ぎるつもりだったが・・・

2/15 15:13

「文覚」ゆかりのお寺だと知って俄然興味が沸く。文覚は、穂高に泊った際に駅前の碌山美術館で、萩原守衛の彫刻を見てしった。後日鎌倉散歩で偶然住まい跡に出くわし、不思議な縁を感じている。

2/15 14:53

寺にお邪魔しても、看板を探しても、文覚とのゆかりはよくわからなかったが、後から調べたところ、このお寺で荒業をした、ということだろうか。道ならぬ恋をし、そして殺人を犯した後のことなんだろうか。

2/15 15:08

寄り道をしてしまったが、本当の目的と言うか意図した寄り道だった酒水の滝。

2/15 15:07

本日一番の急登、観瀑台までの階段、し、しんどい・・。

2/15 14:57

さすが日本の滝百選、山で言えば百名山クラスってことですからね、立派な滝でした。

2/15 15:25

里では、もう梅が咲き始め。帰りの下曽我駅付近では、もう8分咲きにも見えた。

撮影機器：

iPhone 8 Apple

感想

capetvalois

御殿場線 足柄駅から山北駅まで、虎御前古道・足柄峠・矢倉岳・21世紀の森と歩きました。
本当は、松田からバスにのって地蔵堂から歩き始め、足柄 out で、足柄駅から徒歩15分の行ったことない温泉に行くという計画だったのだが、電車遅延で急遽変更。コースは却って長くなった。

虎御前古道は、「曽我兄弟の仇討ち」で有名な曽我兄弟（関東三大梅林の一つ、いまの下曽我駅近辺の有力者だ）の兄の方の愛人であった虎御前が、曽我兄弟の仇討ちの成功を祈って一晩中祈祷したと伝わる「虎御前石」というものがある。
梅の花は昔から好きで、曽我梅林にはなんどかいった。
正月に箱根を歩いた際、「伝 虎御前の墓」が箱根駅伝も通る車道の脇にあるのを見つけていて、その名前を冠したこの道もなんとなく気になっていた。

曽我兄弟の仇討ちは、鎌倉時代初期の話だが、この道は、他に鎌倉時代末期に足利尊氏と新田義貞の戦いが行われたり、金太郎、つまり坂田金時と源頼光の会合の場所があったりと（平安時代）、歴史に興味があれば、とても楽しめる道だという感じがした。その先は足柄にゆかりある万葉歌を石碑で見せる万葉公園だし。

富士山は終始雲の中だったが、それもまたよし。眼前の箱根の山容を集中して味わえた。「月は隈なきをのみ、見るものかは」だ。