ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 78390
全員に公開
トレイルラン
槍・穂高・乗鞍

水晶岳(100名山)

2010年09月18日(土) [日帰り]
 - 拍手

コースタイム

7:00高瀬ダム→7:20烏帽子岳登山口→9:15烏帽子小屋→11:10〜25野口五郎小屋→13:10水晶小屋→13:25〜30水晶岳(黒岳)→13:45〜14:00水晶小屋→15:00竹下新道分岐→15:45小真砂岳→16:35〜40湯俣岳→17:35〜45湯俣→19:15高瀬ダム→20:00七倉
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
コース状況/
危険箇所等
長い長い一日だった。深夜に七倉の駐車場につき、車内で仮眠しておきるともう6時前、ゲートが開くのは6時半なのに、もう何人かタクシー乗り場に並んでいる人がいた。6時半に出発できるのかと思いきや、高瀬ダムまでの東電管理道路は一度に5台までしか進入禁止らしく、第1弾に乗り切れない場合、その5台が帰ってきた後の第2弾で出発しなければいけない。結局6時50分頃タクシーは出発(一人500円、他の登山者と4人で相乗り)、7時にダムについた。ダムからは右方向にあるトンネルを通ってしばらくいくと、烏帽子岳の登山口だ。急登ではあるが、整備されているし10番まで番号がついており、だんだん登っていくと番号が減っていくので、登りやすい。ここが日本三大急登のひとつとは、何を根拠にいっているのだとうか。笠新道でも、西沢渡からの聖岳でも、もっとすごい急登は全国津々浦々にある気がする。
2時間ほどで稜線にでて、ほんのわずかに下ると烏帽子小屋だ。ちょうど森林限界ぎりぎりぐらいのところに建っていて、古い建物が実にいい雰囲気の小屋だ。ここからの裏銀座稜線歩きは、すばらしい。谷を隔てて反対側に、山体の似た黒い水晶岳と赤い赤牛岳が兄弟のように構えていて、存在感がある。また少し登ると、反対側には本当に烏帽子の形をした烏帽子岳が見えてくる。野口五郎岳までは反対コースならば走れるところは多いのだろうが、基本的に登り基調だ。距離がながく日差しをさえぎるものがないので、意外と消耗する。2時間ちかくかけて野口五郎小屋までついた。カップラーメン(500円)をいただく。小屋の女性に、日帰りで水晶岳に登ることを告げると、1年に1人ぐらいそういう人がいるとのことだった(実際はもっといるのだろうが)。そこから野口五郎岳は5分ほどで、広々とした山頂につく。ここまでくると、それまで隠れていた鷲羽岳なども見えてくるが、正午近くになり稜線には序々にガスがでてきた。野口五郎岳から真砂岳までの下りは走るのが最高に楽しい。あっという間に下山路に使う予定の竹下新道の分岐まで来る。しかしここから水晶岳まではアップダウンが多い上、大きな石がごろごろしていたり、やせ尾根だったりして、走れるところはあまりない。苦労して水晶小屋までやってきたころには、周囲はガスっていて、展望はなくなっていた。水晶小屋から水晶岳は、最初はほぼ平坦だが、最後の登りは以外にきつい。展望もないので狭い山頂で記念写真をとってすぐ下山にかかる。体力が消耗してきたので、日没までに降りられるか不安になるが、山頂を極めた安堵感から、水晶小屋のビール(モルツ600円)につい手が出てしまう。1人液体燃料と言い訳して飲み干したが、このつけは竹下新道の下りで支払うことになる。こまかいアップダウンを繰り返しちょうど3時前に真砂岳分岐にくる。後は下りだけ、行きにこの稜線を見たときはそう感じた。しかしこの下山路は実際にはかなり厳しい道だった。単純に烏帽子小屋まで戻った方がトータルでは楽かもしれない。まずアップダウンが多い。小真砂岳までの細かいアップダウンで体力を相当消耗し、さらにそこから樹林帯に降りるものの、湯俣岳との鞍部から湯俣岳までの登り返しには、心底絶望的な気持ちになった。やっとの思いで樹林の中の湯俣岳までくると、頂上で1人でテントをはっている人がいた。アフリカの楽器の音が聞こえて、久々に人気のあるところに来たのにほっとすると共に、こういうところの1人キャンプは最高だろうなと思った。そこから湯股までは今度こそ本当に下りのみだ。自分の得意な樹林帯の下りで、棒になった足に鞭打って、高度計をにらみながら駆け下りる。標高差1000メートルを1時間ほどで降り、硫黄のにおいのする湯俣についた。ここでジュース(300円)を買い、河原で10分ほど足湯をする。長居したいところだが、後は日没との戦いなので、先をいそぐ。ここから3割走り、7割歩きで水平な道を高瀬ダムに向かうが、避難小屋につくころにはかなり暗くなってきた。ここからヘッドライトで使用するが、しばらく行くと、車も通れるようなしっかりした林道になり、ほっとした。しかし距離は長い。最後の長い長いトンネルを抜けると、真っ暗な高瀬ダムについた。もうタクシーはないので、ここから七倉までさらに5キロ歩かなければならない。下りだが思ったより距離は長く感じた。七倉には8時について、七倉山荘で日帰り入浴(500円)をして、東京に戻った。
2010年09月19日 07:17撮影 by  iPhone, Apple
9/19 7:17
2010年09月19日 07:17撮影 by  iPhone, Apple
9/19 7:17
2010年09月18日 11:37撮影 by  iPhone, Apple
9/18 11:37
2010年09月19日 07:17撮影 by  iPhone, Apple
9/19 7:17
2010年09月19日 07:17撮影 by  iPhone, Apple
9/19 7:17
2010年09月19日 07:17撮影 by  iPhone, Apple
9/19 7:17
2010年09月19日 07:17撮影 by  iPhone, Apple
9/19 7:17
撮影機器:
お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1139人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら