津川の餅倉山・途中まで／里山の雪どけ5秒前

2025年03月02日(日) [日帰り]

• GPS: 02:09
• 距離: 3.9km
• 登り: 180m
• 下り: 177m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:06
• 休憩: 0:03
• 合計: 2:09

距離 3.9km 登り 180m 下り 177m

13:13 スタート地点
13:54 尾根取り付き
14:28 14:31 引き返し点
14:45 尾根取り付き
15:22 ゴール地点

天候

時々晴れ間のある曇り→曇り　無風　3度くらい。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

集落のかなり手前の川沿いの駐車帯に停めました。

コース状況／危険箇所等

・雪はぐずぐず。ワカン着用し，沈みはくるぶしくらい。316m標高点まではスギ植林地です。集落付近で積雪約1m。

写真

3/2 13:16

旧津川町・上川村に点在する「月」にからむ名前を持つ里山三座※のうち，まだ登っていない餅倉山には登路がなく，積雪期しか登れません。今日がそのチャンスかも，ってことで，ここいらから歩き始めました。向こうの丘の上が倉ノ平集落です。

※他に月山，兎ヶ倉（うさんくら）山。

3/2 13:23

倉ノ平は山間地によくある，太古の地すべりによって山上に現れた緩傾斜地にひらけた集落です。
昭和の終わりごろ，炭焼きに活路を見いだそうとしたようです。

3/2 13:25

集落入口の案内板。情報量多いです。狐火が見えたのが「昭和58年”ごろ”」という表記なのが少し刺さります。今はここは最奥集落ですが，図の左上に書いてあるように，かつては会津街道から分岐して北へ山越えする道の中継地だったんですね。最近宮本常一さんの本を再読したのでちょっと思うところあり。

3/2 13:25

バス停です。現在，一日一往復，町営の「福祉バス」が運行されています。

3/2 13:26

ここを右に進むと兎ヶ倉山へのコースになります。（以前はNHK施設の看板がありましたがなくなってます）

3/2 13:28

除雪終点から農道に入ります。

3/2 13:39

上鳴電気くんと倉ノ平川を渡る餅倉橋。

3/2 13:47

橋を渡ると右の林間に兎ヶ倉山。旧津川町の最高峰です。

3/2 13:48

この斜面はツリーホール多そうなので農道をもうちょい先へ進んでから山に入ります。

3/2 14:14

杉林を登る間，何回かイノシシの足跡を横切りました。

3/2 14:16

杉林が終わったところで尾根に乗り，山頂が見えました。

3/2 14:21

右を見ると棒掛山がチラ見え。杉に代わって尾根線に並ぶのはキタゴヨウで，

3/2 14:22

トドハダゴヨウか？というのも混じってます。

3/2 14:22

ちょっと進んで見晴らしのよいところで改めて山頂と，

3/2 14:23

右に倉ノ平川最奥の鋭いピーク。myokohiutiさんのレコで「前山」と呼ぶことを教わりました。ありがとうございます。あの山の裏は日出谷あたりの阿賀野川です。

3/2 14:25

そして左は，音無川の対岸の船久保山とその隣の鋭鋒。

3/2 14:27

おんや，日も少しさして，なごやかにゆるい尾根線を進みます。...すると，

3/2 14:29

？ん

3/2 14:30

やけにはっきりしたクマの足跡に遭遇。てことで今日はここで引き返すことにしました。いままで見た足跡で一番鮮明でした。冬眠しないのか目覚めたのか。。

3/2 14:30

一見，二足歩行のように見えるのは，前足の足跡の真上に後足を置いて歩いてるからのようです。この状態を「クマが常足（なみあし）で歩いてる」と表す資料もありました。

3/2 14:30

谷へ向かって続いています。

3/2 14:53

下山中にチラ見えした兎ヶ倉山。

冬芽はあちこちで存在感を見せています。オニグルミは，

ヒツジの顔をひそませて。

クリの冬芽は栗の形をしています🌰

マンサク。もうすぐ咲く季節。

実を残すアズキナシの枝には，

たくさんの冬芽。

枝垂れたリョウブの実はほとんど落ちてしまい，付け根で冬芽が熟し中。

3/2 14:56

雪どけのしずくが二滴。ぽとりぽとり。

3/2 14:58

振り返る空は夕方っぽくなってきました。

3/2 15:11

倉ノ平集落に戻って，はさ木の間から餅倉山。

3/2 15:14

集落の南東の角の杉林に子安観音様のお堂。冬は雪に閉ざされて近づけません。ご先祖様の墓所も雪の下です。

3/2 15:16

船久保山の隣のトンガリを見ながらてくてくくだります。雲が増えてきました。ぬるい空気感と乾いた路面に春近しを感じます。

3/2 15:50

かつての「しまかげのビバオール」は，セイヒョーさんが再発してくれました。箱入りも売ってました。やさしいいちご味のアイスです。

3/2 16:12

津川の町のどこからでも見える餅倉山。バイバイ。

撮影機器：

DMC-GF5 Panasonic

DSC-RX100 SONY

感想

blueblu

一気に気温が上がったこの週末，ぐずぐずの雪を踏みながら，長いこと眺めるだけだったお山を目指してみました。春は近いようです。