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記録ID: 787489
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ハイキング
塩見・赤石・聖

十枚山・下十枚山 〜南アルプスの展望と熊の爪跡〜

2015年12月31日(木) [日帰り]
 - 拍手
zelvia その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:59
距離
7.8km
登り
1,119m
下り
1,086m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:54
休憩
0:52
合計
6:46
7:26
24
7:50
7:50
128
9:58
10:13
30
10:43
10:43
31
11:14
11:51
34
12:25
12:25
89
13:54
13:54
14
14:08
14:08
4
14:12
ゴール地点
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
林道終点からスタート
林道終点からスタート
杉の木が倒れこんでいます
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杉の木が倒れこんでいます
ここが登山口。熊出没注意の大きな看板
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ここが登山口。熊出没注意の大きな看板
人工林の中を登ります。
人工林の中を登ります。
直登コースと沢コースの分岐。登りは直登コースを選択します。
直登コースと沢コースの分岐。登りは直登コースを選択します。
ガレている場所が何ヶ所かあります。
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ガレている場所が何ヶ所かあります。
やっと人工樹林帯を抜けました。
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やっと人工樹林帯を抜けました。
展望が良い場所に出てきました。
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展望が良い場所に出てきました。
海が見えます。
ルリビタキ♀タイプ。どうして、顔の前に枝が…(涙)
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ルリビタキ♀タイプ。どうして、顔の前に枝が…(涙)
雪がうっすらと積もっています。
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雪がうっすらと積もっています。
山頂が見えてきました。
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山頂が見えてきました。
山頂から見る下十枚山
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山頂から見る下十枚山
大展望です。風が強いのですぐに退散。
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大展望です。風が強いのですぐに退散。
十枚峠と下十枚山がよく見えます。
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十枚峠と下十枚山がよく見えます。
シカの皮剥ぎかな?
シカの皮剥ぎかな?
歯形も見えます。
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歯形も見えます。
いや、クマの爪痕だ。
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いや、クマの爪痕だ。
あちらこちらにたくさんあります。ということは、さっきのは、シカの皮剥ぎではなく、クマの皮剥ぎだったのですね(汗)
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あちらこちらにたくさんあります。ということは、さっきのは、シカの皮剥ぎではなく、クマの皮剥ぎだったのですね(汗)
霜柱がたくさん
残念ながら、富士山山頂には雲がかかっていました。
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残念ながら、富士山山頂には雲がかかっていました。
下十枚山山頂。風もなく、日が当たるとポカポカします。
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下十枚山山頂。風もなく、日が当たるとポカポカします。
カヤクグリ1
カヤクグリ2
南アルプスの大展望
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南アルプスの大展望
岩がゴロゴロしています。大岩の隙間で、ツキノワグマは冬眠をしているのでしょうか。
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岩がゴロゴロしています。大岩の隙間で、ツキノワグマは冬眠をしているのでしょうか。
ガレている沢コース
ガレている沢コース
沢の中で見つけた氷の塊
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沢の中で見つけた氷の塊
2センチくらいのミニつらら
2センチくらいのミニつらら
人工樹林帯が続きます。
人工樹林帯が続きます。
崩落地帯。左は、崩落で崩れた手すり
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崩落地帯。左は、崩落で崩れた手すり
橋もかなり傾いています
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橋もかなり傾いています
わたり終わった後の橋を見上げると…。文字通り「危ない橋を渡った」のですね(^^;)
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わたり終わった後の橋を見上げると…。文字通り「危ない橋を渡った」のですね(^^;)
確かに、沢コースは登山道の崩壊が著しいですね。
確かに、沢コースは登山道の崩壊が著しいですね。
登山口に戻ってきました。
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登山口に戻ってきました。

感想

 「大みそかにどこかに登山に行く」と言ったら、息子も「行きたい」というので、急遽行き先を検討。
・せっかくの年末年始の休みなので、普段行けない場所
・登山の経験がほとんどない息子なので、初心者でも行けるコース。積雪は×
・標高差1000メートルくらいは登りたい
・初心者が喜べるような展望が期待できる場所
という観点で調べた結果、静岡の十枚山に決定!

 現地で前日泊し、朝から登ります。寝る前は晴れていて満天の星空でしたが、この日は朝から曇り。
 登山口から、直登コースで植林地の急斜面をゆっくりと登ります。

 十枚山山頂は、大展望。息子も大喜びです。しかし、風が強い。早々に十枚峠に向かいます。途中で、木の皮が剥がれた跡が多数。シカ剥ぎかと思いきや、クマの爪痕がほとんどのカラマツに残されていました。あとで調べたところ、どうもクマによって樹皮が剥がされたようです。ものすごい数です。その時は、「今はクマも冬眠中だから…」と思っていましたが、他の方のレコを見たところ、12月17日に十枚山山頂直下でクマ2頭を観察していたことがわかりました。

 実は、私はまだ野生のツキノワグマを見たことがなく、いつか見たいと思っています。そのために、以前から『山でクマに会う方法』(米田一彦著/ヤマケイ文庫)などを読んでいたのですが、この日は、ちょっとクマに近づけた気がしました。

 下十枚山では、富士山山頂は残念ながら雲の中でしたが、南アルプスの大展望を楽しむことができました。山頂は風もなく、日が差すと暖かさを感じました。誰もいないので二人でのんびり昼食をとっていると、カヤクグリが数メートル先に飛んできて、エサを探していました。警戒心の少ない鳥です。

 十枚峠まで戻ってから下山。沢コースは、登山口の案内にもありましたが、崩壊が著しく進んでいるようです。特に傷んだ橋を渡ったあとを振り返ると、かなり危ないように感じました。大雨や大きな地震の後は、コースの最新情報を入手する必要があると思いました。

 ほとんどが植林地帯の中を歩くコースですが、十枚山山頂から下十枚山山頂にかけての稜線歩きは展望もよく、登ってきた甲斐があったと思える良コースでした。

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コメント

親子二人の山行、良い一年の締め括りでしたね
zelviaさん、明けましておめでとうございます。

親子二人の山行、良い一年の締め括りでしたね。
ご子息様が山に興味を持たれるようになると山行もより楽しめそうですね。
鳥や花も二人で探していると多く見つかりますし感動も増しますね。

ルリビタキは少し小枝が邪魔していますが雰囲気のある写真ですね。
カヤグリは初めて見る鳥ですが上手に撮影されていて羨ましいです。

それでは、今年も良い年であります様に!

Landsberg
2016/1/1 3:00
Re: 親子二人の山行、良い一年の締め括りでしたね
Landsbergさん 明けましておめでとうございます。

 今日の息子は、「太ももとふくらはぎが筋肉痛で走れない〜」と、満足した顔で言っていました。また一緒に登ってくれるとよいのですが。

 カヤクグリは、春の立山ではライチョウ・イワヒバリの次に見かける野鳥ですが、この時期に見ることは初めてでした。
 ルリビタキは、またも♂にはフラれてしまいました(^^;

 本年もよろしくお願いいたします。
2016/1/1 18:24
熊??ですか
zelviaさん
明けましておめでとうございます。

年末31日まで山登り出来て羨ましい!しかも、息子さんとお二人なんて、素敵ですね。
それにしても、熊の爪痕!凄い(@_@)私は登山中に熊はちょっと勘弁願いたいです。猫なら大歓迎(笑)

今年は本当に暖かくて、雪山登山をしない私達にはもってこいの気候ですが、冬のスポーツをやられる方にとってはヤキモキする冬ですね。四季を感じるのも登山の醍醐味なので、この気候は考えものです。

今年も安全登山を心掛け、お互いに楽しみましょう。
2016/1/1 12:58
Re: 熊??ですか
slugger0503さん 明けましておめでとうございます。

 さて、クマですが、至近距離での出会いはちょっと困りますが、安全な距離でゆっくり観察したいものです。

 雪の方は、困った困った…。どこか近場の山で滑れそうなところはないかと探しているのですが、まだまだ雪が足りないようです。この冬は、山をテレマークスキーで滑らずに、しっかり足で下りてこい、ということなのでしょうか。

 今年も、よろしくお願いいたします!
 
2016/1/1 18:35
明けましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします。十枚山、南アルプス南部の前衛峰ですよね。私もチェックしていました。ZELVIAさんのレコを参考に登ってみようかな。今年もZELVIAさんならではの山行を期待しています。私も負けないよう、昨年以上にフットワーク良く登りたいと思っています。
2016/1/1 16:37
Re: 明けましておめでとうございます。
kazu8760さん こんばんは。

 十枚山をご存知でしたか。
 私は初めて知った山だったのですが、やはり地図を眺めていて見つけたのでしょうか。それとも、結構有名な山なのでしょうか。忙しい大みそかにのんびり登山で遊んでいる人はほとんどおらず、出会ったのは、先行者が一名、下山後、お一人が下りてきたのを見かけたくらいです。
 今年も、仕事と遊びの両立を目指して頑張りましょう!
2016/1/1 18:50
プロフィール画像
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