ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 7881541
全員に公開
雪山ハイキング
谷川・武尊

谷川岳マチガ沢で雪洞(堀・泊)訓練

2025年03月08日(土) 〜 2025年03月09日(日)
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
07:12
距離
6.4km
登り
352m
下り
356m
歩くペース
ゆっくり
1.92.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
1:54
休憩
0:06
合計
2:00
距離 2.4km 登り 181m 下り 75m
9:18
7
スタート地点
9:30
9:31
25
9:56
9:58
81
2日目
山行
1:17
休憩
3:33
合計
4:50
距離 4.0km 登り 170m 下り 281m
天候 曇り後雪
過去天気図(気象庁) 2025年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
谷川岳ベースプラザ
コース状況/
危険箇所等
積雪量は多い。出だし、ルートに乗るまでは一部ラッセルなどで進むが、その後、トレースが付いており、たまに脚を踏み抜きながらも進むことが出来た。CT0:30くらいのところ、行きは1:50くらいかかった。(帰りは0:50)
その他周辺情報 谷川岳ベースプラザの駐車場トイレは、改装されており、清潔、快適になっている。
8:41谷川岳ロープウェイベースプラザ駐車場に到着
共同装備を振り分け、各自トイレ、山行準備を済ませる。
2025年03月08日 09:17撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
1
3/8 9:17
8:41谷川岳ロープウェイベースプラザ駐車場に到着
共同装備を振り分け、各自トイレ、山行準備を済ませる。
気温は氷点下3℃ほど、この時間でも、5階にもまだ空きがあった。駐車料金は無料となっていた。これは来てみないとわからない。
トイレに改修が入っていて、清潔で快適なものとなっていた。リラックスしてことを済ませて、心置きなく出発の準備を進めることができた。
2025年03月08日 09:17撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
1
3/8 9:17
気温は氷点下3℃ほど、この時間でも、5階にもまだ空きがあった。駐車料金は無料となっていた。これは来てみないとわからない。
トイレに改修が入っていて、清潔で快適なものとなっていた。リラックスしてことを済ませて、心置きなく出発の準備を進めることができた。
8:27登山開始。
今日のメンバーはNリーダー、2年目で初雪山泊のOTNさん、1年目なのに雪山6回目、宿泊2回目のOTKさん、と、3年目雪洞泊初体験の私の4名。
自分は昨年に続き、雪洞掘りは2回目だが、前回は躍起になって掘り進めていたためか一過性全健忘に見舞われ、全く記憶に残っておらず、今回が実質初体験のようなものである。
ということもあり、今回の1つの目標というか、個人的達成項目は、正気のまま雪洞掘り訓練を完了することなのであった。
2025年03月08日 09:27撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
1
3/8 9:27
8:27登山開始。
今日のメンバーはNリーダー、2年目で初雪山泊のOTNさん、1年目なのに雪山6回目、宿泊2回目のOTKさん、と、3年目雪洞泊初体験の私の4名。
自分は昨年に続き、雪洞掘りは2回目だが、前回は躍起になって掘り進めていたためか一過性全健忘に見舞われ、全く記憶に残っておらず、今回が実質初体験のようなものである。
ということもあり、今回の1つの目標というか、個人的達成項目は、正気のまま雪洞掘り訓練を完了することなのであった。
2025年03月08日 09:27撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 9:27
ベースプラザの様子はいつもとかわりない。
雪洞掘り実施予定場所のマチガ沢に向けて移動開始。雪がなければCT30分ほどの距離である。
2025年03月08日 09:27撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 9:27
ベースプラザの様子はいつもとかわりない。
雪洞掘り実施予定場所のマチガ沢に向けて移動開始。雪がなければCT30分ほどの距離である。
駐車場はそれ程積もってはいない。
2025年03月08日 09:28撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 9:28
駐車場はそれ程積もってはいない。
ロープウェイが行き交う下を、道路に沿って登っていく。
2025年03月08日 09:29撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 9:29
ロープウェイが行き交う下を、道路に沿って登っていく。
除雪は谷川岳登山指導センターまでとなっており、その先は身長を超える積雪が待っていた。
どう進むのか戸惑っていると、Nリーダーがトレースが付いた登り箇所からさっさと登って行く。
2025年03月08日 09:33撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 9:33
除雪は谷川岳登山指導センターまでとなっており、その先は身長を超える積雪が待っていた。
どう進むのか戸惑っていると、Nリーダーがトレースが付いた登り箇所からさっさと登って行く。
後に続くメンバー達。
2025年03月08日 09:33撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 9:33
後に続くメンバー達。
登ったはいいものの、ここ数日の雪のためか、柔らかい雪面に埋もれながら進むことになる。
2025年03月08日 09:34撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 9:34
登ったはいいものの、ここ数日の雪のためか、柔らかい雪面に埋もれながら進むことになる。
Nリーダーの後を追って行く。
2025年03月08日 09:34撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 9:34
Nリーダーの後を追って行く。
斜度がきつい雪面はなかなか進まない。
身体が火照り、たまらず衣服調整を行う。
2025年03月08日 10:10撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 10:10
斜度がきつい雪面はなかなか進まない。
身体が火照り、たまらず衣服調整を行う。
トレースはあるにはあるが、斜度が付いた柔らかい雪面トラバースするようについており、数歩進むと、股下くらいまで嵌まったりを繰り返しながらの進行となっている。
2025年03月08日 10:10撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 10:10
トレースはあるにはあるが、斜度が付いた柔らかい雪面トラバースするようについており、数歩進むと、股下くらいまで嵌まったりを繰り返しながらの進行となっている。
途中から、自分が先頭を進むことにした。
ある程度、固めているつもりではあるのだか、ピッチが合わないのか、かなり苦戦しているみたいだった。
2025年03月08日 10:41撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 10:41
途中から、自分が先頭を進むことにした。
ある程度、固めているつもりではあるのだか、ピッチが合わないのか、かなり苦戦しているみたいだった。
斜度がある箇所は、油断すると滑り落ちるかもしれず、気は抜けない。
2025年03月08日 10:41撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 10:41
斜度がある箇所は、油断すると滑り落ちるかもしれず、気は抜けない。
1時間ほど経ったところで、小休止。
雪面にザックと自分が立てるスペースをピッケルや足で固めて整地し確保、行動食を口にし、水分補給を行う。
雪崩安い箇所は、午前中のまだ気温が上がる前の、比較的雪面が締まっている間に通過するなどしなきゃないとのことである。
2025年03月08日 10:46撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 10:46
1時間ほど経ったところで、小休止。
雪面にザックと自分が立てるスペースをピッケルや足で固めて整地し確保、行動食を口にし、水分補給を行う。
雪崩安い箇所は、午前中のまだ気温が上がる前の、比較的雪面が締まっている間に通過するなどしなきゃないとのことである。
休憩を終え、再出発を前にパシャリ。
2025年03月08日 10:50撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 10:50
休憩を終え、再出発を前にパシャリ。
私も撮ってもらった(^_^;)
2025年03月08日 10:50撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
1
3/8 10:50
私も撮ってもらった(^_^;)
なかなか後ろが来ないと待っていたところ、OTKさんが脚を踏み抜き、危うく滑落しそうな状況に陥っていたらしい。最後尾のOTNさんが引き上げてくれたらしく、危機を逃れたとのことだった。
明日参加予定のメンバーを考えると、今日はともかく、明日の雪洞掘りは、もっと手前で実施すべきだとの方針に変わった。
2025年03月08日 11:04撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 11:04
なかなか後ろが来ないと待っていたところ、OTKさんが脚を踏み抜き、危うく滑落しそうな状況に陥っていたらしい。最後尾のOTNさんが引き上げてくれたらしく、危機を逃れたとのことだった。
明日参加予定のメンバーを考えると、今日はともかく、明日の雪洞掘りは、もっと手前で実施すべきだとの方針に変わった。
今日は、雪面歩行への訓練もあり終始つぼ足で進んでいる。
場所によってはピッケルなどを頼りに安全確保のうえ、進むなども必要になる。
2025年03月08日 11:04撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 11:04
今日は、雪面歩行への訓練もあり終始つぼ足で進んでいる。
場所によってはピッケルなどを頼りに安全確保のうえ、進むなども必要になる。
やっかいな斜面を過ぎて、マチガ沢近くまでやってきた。
曇りがちな中で、青空も覗き、気持ちよい雪上歩行を楽しめたりもした。
2025年03月08日 11:12撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 11:12
やっかいな斜面を過ぎて、マチガ沢近くまでやってきた。
曇りがちな中で、青空も覗き、気持ちよい雪上歩行を楽しめたりもした。
宿泊装備を背負っての雪上歩行は日帰りとはまた勝手が違ったりしてもいるのだろう。
いい経験である。
2025年03月08日 11:12撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 11:12
宿泊装備を背負っての雪上歩行は日帰りとはまた勝手が違ったりしてもいるのだろう。
いい経験である。
雪洞掘りによさそうな場所の選定を行うNリーダー。
ゾンデ棒を使い、積雪量を確認、雪崩、風向きなども考えて場所決めを行った。
昨年よりも明らかに雪の量は多かった。
2025年03月08日 11:16撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 11:16
雪洞掘りによさそうな場所の選定を行うNリーダー。
ゾンデ棒を使い、積雪量を確認、雪崩、風向きなども考えて場所決めを行った。
昨年よりも明らかに雪の量は多かった。
Nリーダー指導の元、初めての雪洞堀に挑む参加者。
先ずは、人が通れる幅で真っ直ぐ掘り進む。
2025年03月08日 12:13撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 12:13
Nリーダー指導の元、初めての雪洞堀に挑む参加者。
先ずは、人が通れる幅で真っ直ぐ掘り進む。
ある程度掘り進むと、斜面側にブルーシートを広げ、掘り出した雪をその上を滑らせて、斜面の下に流し落として行く。
2025年03月08日 12:32撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 12:32
ある程度掘り進むと、斜面側にブルーシートを広げ、掘り出した雪をその上を滑らせて、斜面の下に流し落として行く。
次は、天井を残して、いよいよ雪洞本体の掘削に取りかかる。
高く積もっている雪だが、同じように見えても、深さによって、全く状況が変わり柔らかい層や、カチコチに固まっている層等があって、なかなか思うようには掘り進んでいかない。
2025年03月08日 12:51撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 12:51
次は、天井を残して、いよいよ雪洞本体の掘削に取りかかる。
高く積もっている雪だが、同じように見えても、深さによって、全く状況が変わり柔らかい層や、カチコチに固まっている層等があって、なかなか思うようには掘り進んでいかない。
奥に進んだ後は、Tの字になる形で今度は横に掘り進む。幅1.5m、縦4.5m、 高さ1.3mの空間を作ることが出来た。
2025年03月08日 14:13撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 14:13
奥に進んだ後は、Tの字になる形で今度は横に掘り進む。幅1.5m、縦4.5m、 高さ1.3mの空間を作ることが出来た。
3時間近くかけて、なんとか寝る場所を確保することが出来た。
この後、別に雪洞を作るのだが、その前に、ティータイム休憩を摂ることに。
気がつけば、ほぼノー休憩でここまで掘り続けていたのでした。
2025年03月08日 14:56撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 14:56
3時間近くかけて、なんとか寝る場所を確保することが出来た。
この後、別に雪洞を作るのだが、その前に、ティータイム休憩を摂ることに。
気がつけば、ほぼノー休憩でここまで掘り続けていたのでした。
あったかコーヒーで一息、かおりもたって、贅沢なひととき。
2025年03月08日 14:56撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
1
3/8 14:56
あったかコーヒーで一息、かおりもたって、贅沢なひととき。
次の雪洞にかかる。
こちらは補助に回る。
掘っているときとは違って、外で、雪の掻きだしだと、風にさらされて、寒さを感じて来る。
2025年03月08日 15:21撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 15:21
次の雪洞にかかる。
こちらは補助に回る。
掘っているときとは違って、外で、雪の掻きだしだと、風にさらされて、寒さを感じて来る。
交代しながら進めていく。
じっとしてると凍えて来る。
2025年03月08日 15:21撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 15:21
交代しながら進めていく。
じっとしてると凍えて来る。
なるたけ、ブロック状に掘り進めることで、省力化をはかろうと頑張っている。
2025年03月08日 15:23撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 15:23
なるたけ、ブロック状に掘り進めることで、省力化をはかろうと頑張っている。
あらよっと!
2025年03月08日 15:23撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 15:23
あらよっと!
16:00をまわり、他にすることもなく、早めの夕食準備に取りかかる。
2025年03月08日 16:16撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 16:16
16:00をまわり、他にすることもなく、早めの夕食準備に取りかかる。
鍋を火にかけ、早速乾杯。
2025年03月08日 16:26撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 16:26
鍋を火にかけ、早速乾杯。
大きなコッヘル鍋いっぱいに鍋が煮たっている。
しかし、しっかり平らげ、最後は〆にお餅投入って、食べたのは自分1人でした。
用意していた、ビール、ワインはあっという間に飲み干し、個人装備のウィスキーも呆気なく空に。この面子だと、もう少し必要だったみたい。
楽しく、歓談の時間を過ごして、翌日に備え、早め(19:00くらい)に就寝しました。
2025年03月08日 16:55撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/8 16:55
大きなコッヘル鍋いっぱいに鍋が煮たっている。
しかし、しっかり平らげ、最後は〆にお餅投入って、食べたのは自分1人でした。
用意していた、ビール、ワインはあっという間に飲み干し、個人装備のウィスキーも呆気なく空に。この面子だと、もう少し必要だったみたい。
楽しく、歓談の時間を過ごして、翌日に備え、早め(19:00くらい)に就寝しました。
2日目、4:30には起床し、パッキングを済ませて朝食準備。朝は、前日の鍋をの残りスープに袋麺と野菜を足してラーメンに。
餅を投入して、お腹持ちをよくする作戦。
皆さん、一つでいいみたい。自分は3つ入れてもらう。ガス缶を体温で温め、火力アップを図っている。
2025年03月09日 05:41撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/9 5:41
2日目、4:30には起床し、パッキングを済ませて朝食準備。朝は、前日の鍋をの残りスープに袋麺と野菜を足してラーメンに。
餅を投入して、お腹持ちをよくする作戦。
皆さん、一つでいいみたい。自分は3つ入れてもらう。ガス缶を体温で温め、火力アップを図っている。
準備中、雪洞の天井の一部(1m ×2m)くらいが、剥がれて落ちて来た。斜面の傾斜に沿って剥がれているのは、そこに弱層があるためだとわかる。残り半分も、剥がれ落ちて来るのは時間の問題みたいであった。気温が緩んで来る時は、気をつけないと、埋もれてしまうこともありうることを実感した。
2025年03月09日 05:41撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/9 5:41
準備中、雪洞の天井の一部(1m ×2m)くらいが、剥がれて落ちて来た。斜面の傾斜に沿って剥がれているのは、そこに弱層があるためだとわかる。残り半分も、剥がれ落ちて来るのは時間の問題みたいであった。気温が緩んで来る時は、気をつけないと、埋もれてしまうこともありうることを実感した。
7:00過ぎ、下山を開始する。
2025年03月09日 07:03撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/9 7:03
7:00過ぎ、下山を開始する。
夜半からの雪で、昨日のトレースは消えかかっていた。
Nリーダーが先頭に立って進んで行く。
2025年03月09日 07:15撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/9 7:15
夜半からの雪で、昨日のトレースは消えかかっていた。
Nリーダーが先頭に立って進んで行く。
昨日、滑落しかかった危険箇所を慎重に進んでいく。
この日は、安全と、歩行訓練ともあり、出発時からアイゼンを装着して移動した。
2025年03月09日 07:16撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/9 7:16
昨日、滑落しかかった危険箇所を慎重に進んでいく。
この日は、安全と、歩行訓練ともあり、出発時からアイゼンを装着して移動した。
2025年03月09日 07:16撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/9 7:16
50分ほどでベースプラザまで戻って来た。
2025年03月09日 07:49撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/9 7:49
50分ほどでベースプラザまで戻って来た。
最後の急斜面を下りていく。
2025年03月09日 07:49撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/9 7:49
最後の急斜面を下りていく。
谷川岳登山指導センターまで下りてきたところで、日帰り参加組の5名と合流した。予想よりも早い出発である。昨日と違い、渋滞にはまらずに来れたらしい。
2025年03月09日 07:55撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/9 7:55
谷川岳登山指導センターまで下りてきたところで、日帰り参加組の5名と合流した。予想よりも早い出発である。昨日と違い、渋滞にはまらずに来れたらしい。
この日の雪洞掘りは、ここまで戻って来る途中にあった、積雪量があるところで行うとのこと。
2025年03月09日 07:57撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/9 7:57
この日の雪洞掘りは、ここまで戻って来る途中にあった、積雪量があるところで行うとのこと。
少し進みすぎたのか、引き返してきた。
と思ったら、脚を滑らせ転倒する場面も。
2025年03月09日 08:37撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/9 8:37
少し進みすぎたのか、引き返してきた。
と思ったら、脚を滑らせ転倒する場面も。
雪が吹き溜まっている場所を選定中
2025年03月09日 08:40撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/9 8:40
雪が吹き溜まっている場所を選定中
ここに決定、穴掘り開始
2025年03月09日 08:46撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/9 8:46
ここに決定、穴掘り開始
日帰り組の5名が、入れ替わりながら掘り進んで行く。
2025年03月09日 08:52撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/9 8:52
日帰り組の5名が、入れ替わりながら掘り進んで行く。
2時間弱で8名が中で休めるくらいの雪洞が完成した。
お湯を沸かして、ティータイム。
2025年03月09日 11:05撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/9 11:05
2時間弱で8名が中で休めるくらいの雪洞が完成した。
お湯を沸かして、ティータイム。
2025年03月09日 11:05撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
1
3/9 11:05
雪洞入口で記念撮影
2025年03月09日 11:37撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/9 11:37
雪洞入口で記念撮影
セルフタイマーで、全員の記念撮影。
のはずだったのにと手前で横になっていた自分はカメラに敷いたハンカチの影に隠れて肘しか入っていなかった(T^T)
2025年03月09日 11:38撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
3/9 11:38
セルフタイマーで、全員の記念撮影。
のはずだったのにと手前で横になっていた自分はカメラに敷いたハンカチの影に隠れて肘しか入っていなかった(T^T)
ジオグラフィカで記録した2日目のGPSログ
2025年03月09日 12:00撮影 by  SOG03, Sony
3/9 12:00
ジオグラフィカで記録した2日目のGPSログ

感想

谷川岳マチガ沢での雪洞掘りと雪洞泊訓練山行に参加した。

宿泊組4名は土曜早朝から、日帰り組5名とは翌日の日曜朝に合流予定である。

初日のメンバーは、Nリーダー、雪洞掘り2回目宿泊初のOTNさんと私、雪山初シーズンにして雪洞掘り初だが雪山山行6回目宿泊2回目となるOTKさんの4名である。

5:09、Nリーダー宅で共同装備を積み込み5:15出発、圏央道、関越道では渋滞に巻き込まれ、赤城SAでの休憩を挟み、8:41谷川岳ベースプラザ駐車場到着。今回も無料開放されていた。まだ余裕があり、出入口の6階に一番近い5階に駐車出来た。気温は氷点下5〜3℃それ程寒くはない。今年から運営が変わり、トイレに改修が入っており、清潔、快適になっている。装備を分担、準備を整え、9:27登山開始、9:33谷川岳登山指導センターまでは除雪されているが、その先は身長以上の積雪の上を進むことになる。雪の壁に圧倒され戸惑う2人をよそに、登り口を見つけ、雪上に進むNリーダーの後を、続いて登って行く。直前1週間で降雪があったこともあり、柔らかい厚い雪が表面を覆っており、腰以上のラッセルをやりながら進んで行く。傾斜がきついところは壁のような雪面を切り崩しながら進まなければならずなかなか前に移動が難しい。埒があかないと一度下って別のルートを探ろうか躊躇しかけていたが、先頭を自分に変わってもらい暫くもがいて進んでいると、固い雪面に出て、その先は、少ないながらもトレースが付いているようだったので、そのまま進むことにした。降雪量が多いため、道路は完全に雪に埋もれていて、斜面に水平にトラバースするような形で進んで行く。谷や尾根など凹凸の場所によって雪の付き方が変わり、締まったところ、ふかふかなところ、急な場所や、風で吹き飛ばされて積もらないところなどもある。表面が固まり、ピッケルも刺さりにくいところもあったりした。雪上歩行の練習ということで、この日は終始つぼ足での歩行である。先頭でトレースを固めながら進んでいるのだが、ピッチがあわないのか、後ろは少し大変そうに見える。時折、膝下や股くらいまで脚を取られたりもする。トレース痕も、同じように苦労のあとがうかがえる。日帰り装備と違い、宿泊装備を担いでの雪上歩行はやはり勝手が違うこともあるのだろう。1時間ほど経過した地点で、小休止をとった。斜面にピッケルを使い脚で踏み固めてスペースを確保する。風は穏やか、曇りがちだが時折薄日も差したりとまずまずの天気。再スタート後は、比較的安定したペースで進んでいた。一つ尾根を越えた辺りで後続を待つがなかなか姿を現さない。声を掛けたりしてようやく追いついて来た。聞けばOTKさんが斜面がきついやや絞まった箇所で脚を取られ危うく滑落しそうになっていたとか、OTNさんが引き上げてくれたと感謝していた。危険でもあり、スケジュールのこともあるので、少々物足りないかもしれないが、明日の雪洞掘りはもう少し手前で行うことにする。その後は順調にマチガ沢までたどり着いた。夏だと30分くらいのコースだが、1:50かけて来たことになる。さて、いよいよ雪洞掘り。ゾンデ棒を使い積雪量を確認しながら場所決めを行った。昨年滑落停止訓練を実施したあたりだと思う。先ずは人が通れる幅で真っ直ぐ掘り進む。高さが出てきたところで天井の厚みを探りながら指示をもらい雪洞本体に取りかかる。ブロック状に切り出しながら掘り進む。奥行き2m弱進んだら、今度は左右に分かれてTの字に伸ばして行く。4m程進んだら、壁や床、天井を整えて行く。最初中腰の際はキツかったが、膝を着いて作業するとさほど疲れは感じることなく、気がつくとほぼ休憩無しで作業していたことになる。NリーダーにOKをもらい、ティータイムで休憩をとった。ドリップコーヒーがことのほか美味しかった。その後、メインの隣にサブ雪洞を一つ掘り、少し早かったが16:00過ぎには夕食準備に入った。食料担当はリーダーである。下準備終えた材料を鍋に投入しながら火を入れて行く。野菜たっぷりの鍋の完成。ビールで乾杯、楽しい宴の始まり。用意したビール、ワインは程なく空に、個人装備のウイスキーも空いてしまう。この面子だと、もう少し必要だったのかも。いつも通り、程よい量の食事を完食し、少し早いが19:00には翌日に備えて就寝体制に入る。雪洞内は風が無く、一定の温度(-3℃)以下には下がらない。夜中、トイレに起きると、雪が落ちて来ていた。朝は4:00過ぎに起床パッキングを済ませ朝食の準備。その間、天井の雪が幅1m、長さ2m、高さ0.3mくらい剥がれおちて来た。気温が高い雪洞では油断ならないことを知った。斜面に沿って層を成して剥がれていた。残り半分も時間の問題、野菜たっぷり餅入りラーメンで朝食を済ませ、出発準備。7:00過ぎには出発した。今日は最初からアイゼン装着で行動する。昨日のトレースは昨夜からの雪で埋まってしまい消えていた。私がトレース探しに戸惑っていたらNリーダーが先頭を歩き出した。この日は下り基調で朝早くまだ締まっているのもあるのか50分ほどで谷川岳登山指導センターまで戻ってきた。そこで、日帰り組の5人組と合流である。

個人的目標である正気を保ったまま雪洞掘りを終えるに関しては達成出来た。がむしゃらにならず5,6割の力強加減で、適度に休憩を挟みながら作業にあたることで、なにごとも起こらなかった。それが密かに嬉しかった。雪洞泊だが、床は極力水平を出したつもりで、心持ち足先を低くのはずだったが、寝てみると、エアマットがしたにずりおちて背中がマットから落ちた状態にいたなってしまった。雪洞泊だが、どうやら私が1番に眠りについたようで、後から皆さんに確認すると、ありとあらゆる音を発していたらしく、ご迷惑をかけてしまっていたようだ。申し訳ない。というわけで、熟睡出来ました。

昨年の記録:
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6562633.html
記憶障害が出た後は、写真なども全く撮っていなかった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:127人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら