2002年3月の金糞岳


- GPS
- 06:55
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 990m
- 下り
- 990m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
ここでは林道は雪に埋もれてしまって全く見えない。これまで金糞岳に登った中で今日が一番雪が多いようだ。前方の白倉の頭や背後の琵琶湖を眺めながら休憩する。天気が良いため寒さは感じない。
少し行くと金糞岳までのルートが一望できるところに出た。なかなか登り応えがありそうだった。
程々に雪が積もった斜面は思ったよりも歩きやすい。樹林の中の急登を終えて緩やかに登って行くと、今度は少し急な斜面のつづら折りの登りとなる。まわりの樹々も疎らになってきている。小さなこぶを左に巻いて雪の稜線を登って行き、11時に頂上に着いた。
4年振りに訪れた頂上は一面シュカブラの縞模様で飾られた雪に覆い尽くされ、まばゆいほどの明るさで白く広がっていた。
感想
伊吹山の北に特徴ある山容を横たえる金糞岳に初めて登ったのは平成7年の11月のことだった。冬型の天気で冷たい北風が吹く山頂から見た雲に覆われた奥美濃の山々は、当時はまだ未知の領域だった。
平成10年の3月に2度目に登った時は快晴の好天気で、車で鳥越林道の中津尾第一出会点の登山口まで行き、山頂から能郷白山を始めとする奥美濃の山々はもちろんのこと、白山や北、中央、南アルプスの白銀の山嶺を望むことが出来て大いに感激したものだった。
その後平成11年の3月にも出かけたが、その時は積雪のため長い林道歩きを強いられた上に強風のために小朝の頭で引き返さざるを得なかった。
今回は平成10年の時の展望を求めて4度目の金糞岳に出かけることとした。
未明に家を出発し、早朝高山の集落に着く。二俣から東沢沿いの細い道に入って追分を目指したが、道はすぐに雪で閉ざされてしまった。仕方なく戻って鳥越林道を行けるところまで行こうと車を進める。ところどころうっすらと雪が積もった道を慎重に運転して行くうちに、遂に道幅の半ば以上が雪に埋もれた状態になり前に進めなくなった。前回よりも手前のところだった。
またあの雪の林道歩きかと考えると気が重くなり引き返そうかと思ったが、東俣の深い谷を隔てて、完壁に晴れ上がった青空の下に朝日を受けて輝く白倉の頭の純白の稜線を望んで、せっかくここまで来たのだからせめて小朝ノ頭まで行こうと考え、支度をして7時20分に歩き始めた。
雪に覆われた林道は東俣の支流の白谷をめぐる山の斜面を巻きながら遥か遠くに見える中津尾まで延々と続いている。何度か心が挫けそうになったが、1時間ほど歩いて何とか中津尾の登山口に辿り着くことができた。
ずっと日陰だった林道はここに来て朝日を浴びて急に明るくなった。これからの山道に備えてスパッツをつけ8時25分に登山道に入った。
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