飯豊山



- GPS
- 17:26
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,169m
- 下り
- 2,153m
コースタイム
18日:西会津PA=御沢キャンプ場7:15-10:15横峰小屋跡-12:25三国岳避難小屋-14:00種蒔山-14:25切合小屋
19日:切合小屋5:50-6:45姥権現-7:45本山小屋-8:00飯豊山山頂-9:05姥権現-9:45切合小屋10:15-10:40種蒔山-12:00三国岳避難小屋
20日:三国岳避難小屋6:35-8:10横峰小屋跡-10:00御沢キャンプ場=いいでの湯=15:30上田
天候 | 9/18 晴れ 9/19 曇り一時雨 9/20 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道は抉れている場所も多く歩きづらい箇所が多い。剣ヶ峰を代表として岩稜が何箇所かあり、注意要。時折転落遭難も起きている。 下山後の温泉は川入部落の手前、車で20分位の所に新しい温泉施設「いいでの湯」がある。入浴料500円。 |
写真
感想
百名山を目指している仲間に付き合って25年ぶりに飯豊山に行ってきました。25年前は石転び沢を登ってダイグラ尾根を下りましたが、今回は川入からの往復です。前夜泊2泊3日の行程です。
当初、御沢野営場でテントを張って仮眠する予定でしたが、金曜日に高速を下りてしまうと高速1000円にならないことに気付き、西会津PAでテントを張って仮眠しました。寝る前に1時間ほど宴会でした。
翌朝、高速を下りて御沢野営場へ。高速代は1000円。正規料金は6500円で5000円以上得しました。御沢野営場の駐車場は広く水場も野営場も近くにあり、トイレも簡易水洗と良い所です。
7時過ぎに野営場を出発。しばらくは平らな林道です。大滝の分岐の先から急坂の登りになります。汗だくで歩いて下十五里で休憩。そのあと峰秀水の水場で喉を潤し、剣ヶ峰へ。剣ヶ峰の登りもきつかったです。
剣ヶ峰を登り切ると三国岳避難小屋になります。ここからは何回もアップダウンを繰り返しながら切合小屋へ。三国と切合の標高差は100mほどしかないのですが300m下って400m登る勘定になります。
やっとの思いで切合小屋に到着。当初、本山小屋まで行こうかとの思いもありましたが、疲労もあり、水場も小屋の隣にあることから、予定通り切合小屋に宿泊しました。小屋は素泊まりで2500円です。(1泊2食の場合は7200円でした。)ビールは既に売り切れでありませんでしたが、持っていったビール500ml、3缶で乾杯です。夕方まで飲んで食べて夕日を見たあと就寝です。
翌朝は天候が悪くなってきていて、天気予報でも大雨の恐れがあるとのこと。とにかく飯豊山はまだ見えていましたので、山頂に向け出発です。途中、ヤマレコメンバーのkoro525さんご夫妻にお会いすることが出来ました。
本山小屋に着く頃にはガスの中となり、視界はありません。大日岳往復の計画もありましたが、天候不順により断念。本山山頂で霧の中の写真を撮って下山です。この日の内に御沢野営場まで下れる時間でしたが、折角の飯豊山ですので三国岳避難小屋で宿泊することにしました。こちらの小屋は素泊まりのみで2000円。水場はかなり離れていて落石の危険もあります。私たちは切合小屋で各自4Lずつ背負ってきましたのでそれで間に合いました。
昼過ぎから小屋の外で宴会を始めましたが、しばらくすると小屋の上の方から「人が倒れている」とのコールがあり、管理人さんに伝えました。私たちは既に酔っていたので、救助のお手伝いは出来ませんでした。管理人さんはAEDを持って丁度居合わせた医師、看護師(男性)のグループ他4名で現場に。小屋から15分位の所です。
倒れていた人は既に瞳孔も開いていて、心臓マッサージやAEDでも蘇生しなかったとのことです。多分脳卒中か心筋梗塞ではないかとの話です。人手による搬出は困難なので、管理人さんが防災ヘリを要請。1時間後にヘリが来て搬出していきました。
とりあえず一件落着となったので、小屋の中で宴会再開。今夜の泊まり客は10人程で1階には私たち3人と女性の方が1名のみ。この方も巻き込んでの山談義宴会となりました。この小屋ではまだビールが売れ残っていて、持っていったビールと合わせ追加購入で飲みました。350mlが800円とちょっと高いですが。
暗くなってお酒も終わったところで就寝です。寝入ったあと夜の9時半頃になって小屋の2階で大事件が発生しました。酩酊した若者が小屋の窓を開けて歩いたあと部屋の中で小便して他人のザックに掛けてしまい、大騒ぎとなり管理人さんが起きてきて怒ったら、その人は被害者だったりして、しばらく大騒動でした。
部屋の中で小便をされたののは初めてだと管理人さんも大変ご立腹。掛けられたザックの持ち主には某かの弁償がなされた様です。死亡事故と小便事件、小屋番さんには大変な一日でした。小便が2階から下にたれてこなくてよかったと思いました。
翌朝、すぐ剣ヶ峰を下山になりますが、登るときより怖く見えました。約3時間半で御沢野営場に到着。すると車のフロントワイパーに紙が挟んでありました。みるとkoro525さんからのメッセージです。どうして私の車がわかったのか不思議でしたが、長野ナンバーはあまりなく、届け出計画書にも車のナンバーが記載されていたのでわかったのかなと推定しました。そのあと途中の「いいでの湯」に浸かって帰りました。ぬるめの良い温泉でした。
帰りも高速1000円のはずでしたが、上越高田と中郷の間のトンネルで事故があり、通行止めで途中で高速を下りましたので、もう一回1000円で計2000円になってしまいました。
wakaさん達にお会いできていつもの山行よりも思い出深いものとなりました。来年になってしまいますが、長野では一緒に飲みましょう!(希望は白馬・槍・穂高あたりで
かなり遠くからのようだったので駆けつけることは出来ませんでしたが、私たちも横峰で昼食をとっている時に人の叫び声を聞きました。ちょうど下山時に三国岳非難小屋の方が「滑落や遭難より元々持病のある高齢者が1人で来て倒れるケースが1番多い。」と話されていたことがまさかその1、2時間後に起きるとは言った本人もびっくりだったと思います。
ヘリの音がとても怖く感じるとともに、何も出来ない自分のふがいなさに気づかされました。「もしも」のための知識と技術をこれからたくさん身につけて頼れる「山男・山女」を目指したいです
来年、長野に来られる際に、早めに計画を教えていただければ、可能な限り合わせます。是非、山で一杯、ご一緒したいですね。
・・・と、昔の青春番組みたいな、小見出しですが、初飯豊山も、再び飯豊山も、思い出に残る山行だったようですね。
アップダウンのきつさの報告に、私も昔を思い出しました。
koro525さんらは、今風の山のいでたちで、若い力を感じます。いやすごい荷物だ。量にはおどろきませんが、パッキングの外観が今風。
対して、標準ルックのはずのめんめんが、やけに時代のギャップを感じさせられる写真。(一番若い彼には失礼ですが)
普通の装備、普通のウエアのはずなのに、いつの間にか、クラシックの範疇に? わが身の服装も考えさせられました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する