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Yamareco

記録ID: 7911126
全員に公開
山滑走
札幌近郊

北海道3月スキー遠征2:喜茂別岳:クラストから良雪そして悪雪へ

2025年03月19日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:44
距離
9.7km
登り
692m
下り
693m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:38
休憩
0:06
合計
5:44
距離 9.7km 登り 692m 下り 693m
8:32
104
スタート地点
11:52
11:53
100
13:33
10
14:16
ゴール地点
国道230号除雪スペース8:37〜黒川コース短縮ルート登山口10:16-21〜見晴台11:52〜喜茂別岳最高地点手前1170m12:40-50〜1030m休憩地13:05-27〜見晴台13:33〜黒川コース短縮ルート登山口13:43〜国道230号除雪スペース14:15
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
除雪スペースに駐車
コース状況/
危険箇所等
朝のうちは下部の雪はクラスト
稜線は氷化していたが、上部の雪はよかった。
下部はクラストが緩んで湿雪重雪に変化。
国道230号の除雪スペースに車を駐める。
喜茂別から中山峠方向に進むならば、登り車線になるあたり。
2025年03月19日 08:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 8:34
国道230号の除雪スペースに車を駐める。
喜茂別から中山峠方向に進むならば、登り車線になるあたり。
週末に付けられたと思われるトレースあり。
2025年03月19日 08:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 8:36
週末に付けられたと思われるトレースあり。
いきなり硬くクラストした斜面で、クトーを装着。
滑ったら川へ滑落する可能性あり。
2025年03月19日 08:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 8:48
いきなり硬くクラストした斜面で、クトーを装着。
滑ったら川へ滑落する可能性あり。
最初の小ピークを右から巻く
2025年03月19日 08:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 8:54
最初の小ピークを右から巻く
なぜかコエゾゼミの抜け殻が雪の上にあり。
2025年03月21日 20:06撮影
3/21 20:06
なぜかコエゾゼミの抜け殻が雪の上にあり。
尾根に乗って斜度が緩んだのでクトーを外す。
2025年03月19日 09:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 9:10
尾根に乗って斜度が緩んだのでクトーを外す。
林道に出る。
これが恐ろしく平坦で長く、下り基調なところもあり。
2025年03月19日 09:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 9:22
林道に出る。
これが恐ろしく平坦で長く、下り基調なところもあり。
途中、林道ショートカットが1回あり。
2025年03月19日 09:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 9:37
途中、林道ショートカットが1回あり。
送電線の下は切り開きか。
2025年03月19日 09:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 9:56
送電線の下は切り開きか。
無雪期の登山口を過ぎると、そこそこ斜度のある斜面を登る。
2025年03月19日 10:29撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 10:29
無雪期の登山口を過ぎると、そこそこ斜度のある斜面を登る。
日射の影響を受けた斜面のため、雪が硬くクラストしており、急斜面ではシールが効かない。再びクトーを装着する。
2025年03月19日 11:16撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 11:16
日射の影響を受けた斜面のため、雪が硬くクラストしており、急斜面ではシールが効かない。再びクトーを装着する。
斜度が増し、おそらく核心部の通過。
2025年03月19日 11:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 11:30
斜度が増し、おそらく核心部の通過。
急斜面をの登り切ると、見晴台。
2025年03月19日 11:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 11:56
急斜面をの登り切ると、見晴台。
尻別岳とルスツ
2025年03月19日 11:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 11:57
尻別岳とルスツ
狭い尾根上の通過となり、東側には雪庇ができている。
樹林のあるところを歩く。
2025年03月19日 12:06撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 12:06
狭い尾根上の通過となり、東側には雪庇ができている。
樹林のあるところを歩く。
少し下ると、大斜面となり、最後の登りとなる。
2025年03月19日 12:18撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 12:18
少し下ると、大斜面となり、最後の登りとなる。
振り返ると羊蹄山の眺め。
2025年03月19日 12:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 12:20
振り返ると羊蹄山の眺め。
奥が喜茂別岳のピークだが、最高地点は手前のピーク。
2025年03月19日 12:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 12:39
奥が喜茂別岳のピークだが、最高地点は手前のピーク。
稜線は氷化しており、ピークまで行ってもトラバースとなるため、最高地点の手前で終了とする。シールを外して滑走だ。
2025年03月19日 12:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 12:39
稜線は氷化しており、ピークまで行ってもトラバースとなるため、最高地点の手前で終了とする。シールを外して滑走だ。
上部の雪はなかなかいい。
2025年03月19日 12:50撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 12:50
上部の雪はなかなかいい。
テレマークターンも決まる!
2025年03月19日 12:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 12:52
テレマークターンも決まる!
見晴台でランチにする。
2025年03月19日 13:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 13:10
見晴台でランチにする。
登りでクラストだった斜面の滑走に。
クラストが緩んで湿った重雪に変化していたのはよかったが、疲れる滑りとなる。
2025年03月19日 13:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 13:36
登りでクラストだった斜面の滑走に。
クラストが緩んで湿った重雪に変化していたのはよかったが、疲れる滑りとなる。
切り開きに出る。
2025年03月19日 13:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 13:40
切り開きに出る。
あとは林道滑りだが、途中の平坦地はスキーを担いで歩いた。
2025年03月19日 13:44撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 13:44
あとは林道滑りだが、途中の平坦地はスキーを担いで歩いた。
最後は林道を離れて、駐車に滑り込んで終了。
2025年03月19日 14:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3/19 14:15
最後は林道を離れて、駐車に滑り込んで終了。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 バラクラバ 毛帽子 ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 ガムテープ 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス ツェルト ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール ヘルメット クトー

感想

北海道3月スキー遠征2日目は、16時にオンライン会議があるため、それまでに戻って来られる所に限定された。午前中の早い時間帯は雪がクラストしていることが想定されるので、出発は遅めがよい。そうなると行動時間が限られる。今回の遠征のベースは喜茂別にある宿泊施設としているので、行き先は地元近場に限定し、喜茂別町の名前にもなっている喜茂別岳に行くことにした。
スタートは国道230号の除雪スペースであるが、喜茂別から中山峠方向へ向かうならば、ちょうど登坂車線が増えるところだ。そこから喜茂別方向に帰るならば、中央分離帯があるため、それが途切れるまで、中山峠方向へしばらく進まなければならない。8時10分ぐらいに除雪スペースに着いたが、他に車は駐まっていなかった、この日も前日同様に山を独り占めすることになる。
スタートは尾根を右から巻くように登るのだが、雪が緩んでおらず、シールだけでは少々危ない、場合によっては川まで落ちてしまう。無理せずクトーを装着する。尾根に乗ると斜度も緩いので、クトーを外す。しばらく進むと林道と合流する。この林道をしばらく進むが、沢を渡るまでは恐ろしいほど平坦で下り基調もある始末で、帰りに苦労しそうだ。沢を渡ると、斜度が少しは出てきて、1回林道のショートカットがある。周囲が急に開けると、送電線の切り開きである。
黒川コース短縮ルート登山口からは林道を離れて、本格的な登りとなる。下部はほぼモナカ雪で、表面だけのクラストを壊しながら登る。登につれて斜度が増してくると、クラストが酷くなり、完全にカチカチとなる。本日の核心部である。流石にシールだけでは登れなくなったため、再びクトーを着用する。クトーを効かしながら急斜面を登り切ると、見晴台である。振り返ると、羊蹄山やニセコ、尻別山などが眺められた。
見晴台の先は狭い尾根となり、東側に雪庇ができているため、樹林のあるラインを進む。1062m小ピークからシールをつけたまま少し下り、大斜面の最後の登りにかかる。雪は柔らかく、滑りが期待できる。三角点のあるピークを喜茂別岳としているが、手前のピークが喜茂別岳の最高地点である。最高地点の手前1170mまで来ると、雪が氷化している箇所が多くなる。ここから三角点のあるピークまではほぼトラバース気味に行けるが、氷化した雪の斜面の往復となりそうだ。この先は滑っても面白くない箇所であり、時刻も13時が近づいていたためここまでとする。
最高地点からの大斜面の滑走は、雪もよく、快適であった。1062m小ピークは西側から巻き、見晴台の上に出たところで、ランチタイムとした。天気も良く、眺めを楽しみながらカップラーメンをすすり、コンビニで買ったおにぎりを食べた。再び滑りに入るために、スキーを履こうとするが、左側のビンディングのツメがなぜか緩い。とりあえず滑ってみるが、案の定、ビンディングが外れてしまった。ビンディングは22デザインのリンクスで、以前にも同様な症状に見舞われたことがあった。登りで外れたり、滑走時に外れたりで、危うい場面となることが何回かあった。後日、付属品のスペーサーを装着したことで、この症状はとりあえず治まっていた。この先は登りに苦労したクラスト斜面だが、すでに雪は緩んでいたため、滑落のリスクはなさそうだ。再びスキーを履いたが、また外れる可能性がある。テレマークターンを封印し、ソフトにアルペンターンで滑ることにする。クラストが緩んだ雪は湿った重い雪で、アルペンターンでも疲れる雪であった。
(翌日にビンディング(リンクス)を確認すると、前方からパーツの棒が飛び出していることに気づいた。以前にも飛び出してきたことがあり、金槌で叩いて引っ込めたことがある。ストックで叩いて棒を引っ込めたら、ツメの緩さは改善された。おそらく原因はこの症状のようだ。どうも初期リンクスは、ツメのバネが弱いことに加えて、シール登行時に強制滑走モードになったり、シール登行時にクライミングサポートがすぐに倒れたりと問題が多い。その次の世代のモデルは今のところ問題なく使えているが...)
林道に出ると、斜度の緩い箇所が多くなるため、トレースの上を滑ることが多くなる。平坦地はスキーを漕ぐことになるが、疲れるので、スキーを外して歩いた。しっかり踏まれた林道とレースはつぼ足でも沈まなかった。下り基調となったところで、再びスキーを装着しトレース上を滑っていく。最後は林道を離れて、トラバース気味に滑っていけば、もう駐車地に到着だ。16時からのオンライン会議には余裕で間に合う時刻であった。
上部の雪はよかったが、下部はやはり悪雪であった。北海道とはいえ、3月の雪のコンディションとしては贅沢は言えないだろう。翌日からは山は荒れる予報だが、行き先の選定に迷う。

記録はブログにもアップしています。
http://mamezou.cocolog-nifty.com/mamezoudiary/2025/03/post-22d2c9.html

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