谷川岳山麓【雪不足だからこそ行けたマチガ沢出合と巌剛新道/雪上訓練&壮大なる一ノ倉岳の岩稜】


- GPS
- --:--
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 504m
- 下り
- 506m
コースタイム
- 山行
- 5:39
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 6:26
天候 | 曇り(ちょうどよい) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:土合駅15:34発JR上越線→高崎線を乗り継ぎ帰路へ 青春18きっぷの残り2回分を活用しました。(通常運賃:東京〜土合 片道3040円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
谷川岳の登山相談所まで舗装路にまったく積雪なしです。昨年3月の西黒尾根登頂の際は、相談所脇から取り付きましたが、現在の状態でとてもここからは取付けません。つづら折りの舗装路をじわじわ登ると西黒尾根の登山口ですが、まるで秋口に初雪が降ったあとの登山道の入口のように、夏道がはっきりと確認できました。マチガ沢出合までは、やや積雪ありの砂利道ですが先行者のトレースがあります。 マチガ沢出合から巌剛新道は動物たちのトレース以外ありません。 マチガ沢出合からさらに進むと壮大なる一ノ倉岳の岩稜が目前に広がります。 |
その他周辺情報 | 谷川岳ロープウエイのベースプラザは、暖かくゆっくり休憩できます。 |
写真
装備
個人装備 |
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
着替え
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
ヘッドランプ
日焼け止め
携帯
サングラス
タオル
ヘルメット
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感想
青春18きっぷの有効期限が迫る中、なんとか有効活用しようと思いセンパイを連れ出して日帰り山行を企画。今回は谷川岳の登山道の偵察及び雪上訓練をすることにしました。
土合駅に降りて外に出た時、道路が見えることにとても驚きました。2014年の年末は雪の壁で囲われてましたからね。この雪不足は深刻です。まあ気を取り直して国道291号を登ります。ベースステーションを過ぎても舗装路は健全な状態。昨年3月の西黒尾根登頂の際の取り付き地点も土が見えている状態。よく見ればかなりの急登!よくぞこんな斜面を登ったものだと感心。本当はつづら折りの舗装路だったのね…はじめて夏道がこうだと知りましたわ(汗)
つづら折りを進むと西黒尾根の夏道の取り付きを確認。登山道がはっきり見えます!なんか秋口の初雪後の趣きです。雪の付き方が中途半端だとかえって危険かもしれません。
つづら折りが終わりマチガ沢出合までは比較的平坦な砂利道を進みます。ほとんどの方がツボ足のトレースの中、スノーシューのトレースが一足分ありました。西黒尾根の取り付きからマチガ沢出合まで長く感じました。
そしていよいよ巌剛新道に突入!ちょっと覗いてみようという軽い気持ちで進入しましたが、トレースなしの雪道のルートファインディングが面白くそのままラッセル訓練となりました。トレースなしといっても人間のトレースがないのであって、動物たちのトレースはいたるところにありました。動物たちの足跡は登山道に忠実についており、雪がかぶっても道を見つけ出す彼らのルートファインディング能力に感心しました。概ねひざ程度の深さのラッセルですが、股下までズッポリ潜る箇所もありました。今回は雪上訓練及び日帰りのため、頂上は目指さずに12時タイムリミットで下山開始。今度は泊装備で来ようかな…
続いてこれまた、通常冬季は進入が難しい一ノ倉沢出合まで足をのばすことに。マチガ沢出合からさらに奥へと進むと…壮大な一ノ倉岳の全貌が目の前に広がります!雪の付いた岩稜…素敵でした!右にそびえるはツイタテ岩!ひと目でわかる絶壁ぶり!他の岩ルートも険しそうですが、このツイタテ岩は別格でした。岩登りで一ノ倉岳を目指す人たちにとってはツイテタ岩以外は…なのでしょうね。現在は相応の装備と基準の岩稜の登頂経験がないと登らせてもらえないらしいですが…
とにかく、暖冬がゆえの雪不足のおかげで、普段冬場に入ることが難しいところまで足を踏み入れられたこと、トレースなしの深めの雪でラッセルできたこと、天候も安定して素晴らしい景色が見れたことは大きな収穫でした。
センパイ!なんだか今回は無理に18きっぷ消化に付き合せてしまったみたいでスミマセン!でも、おかげで楽しい経験ができました!ありがとうございました!!
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