ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 795534
全員に公開
雪山ハイキング
大峰山脈

なめたらあかん‼大峰•行者還岳 (大川口〜小坪谷)

2016年01月10日(日) 〜 2016年01月11日(月)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
21:56
距離
6.8km
登り
806m
下り
799m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:22
休憩
0:51
合計
4:13
12:39
53
13:32
13:34
21
13:55
13:56
101
15:37
15:57
9
16:06
16:19
8
16:27
16:30
3
16:33
16:45
7
2日目
山行
1:32
休憩
0:01
合計
1:33
8:50
91
10:21
10:22
1
10:23
ゴール地点
天候 1日目:晴れ後ガス
2日目:晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大川口(おおこぐち)の通行止めゲート手前の林道にそこそこの台数が止めれます。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは駐車した場所にありました。
吊り橋は通行止めなので川を渡る必要があります。今回は長靴を履いて渡りました。
スタートしていきなり急な登りが続きます。
中盤はトラバースが中心で、行者還岳の南壁直下をトラバースする感じで進んでいきます。
落ち葉で足場が見えないし道は荒れていて崩落箇所もありかなり危ないです。下山後、駐在さんが死亡事故も起きてるので本来は立ち入り禁止って言うてました。
避難小屋から行者還岳辺りまでは奥駆道なのでルートもはっきりとしてますが水場近辺だけ荒れています。
避難小屋で一泊しましたが、綺麗で毛布もありかなり快適に過ごせました。
下りは小坪谷ルートで。標識では崩落でバツマークになってますが下れました。
こちらのルートもトラバースが多く雪もあって滑りやすくて危ないですが大川口ルートよりも全然マシです。テープが多数あるので道はわかりやすかったです。
谷を下りきると沢に突き当たりますが渡らずに沢の右岸を進みます。左岸にテープがあり無理矢理渡りましたが途中でまた戻る羽目になりました。
通行止めゲート手前にありました。
2016年01月10日 12:08撮影 by  iPhone 6, Apple
3
1/10 12:08
通行止めゲート手前にありました。
ワイヤーが切れてるみたいです。
2016年01月10日 12:10撮影 by  iPhone 6, Apple
2
1/10 12:10
ワイヤーが切れてるみたいです。
確かに危なそう!
3
確かに危なそう!
長靴を履いて渡りました。
4
長靴を履いて渡りました。
帰りに回収するため対岸へ。
7
帰りに回収するため対岸へ。
相方は登山靴で渡れました。
2016年01月10日 12:31撮影 by  iPhone 6, Apple
5
1/10 12:31
相方は登山靴で渡れました。
下から見ると波打ってます。
2016年01月10日 12:41撮影 by  iPhone 6, Apple
2
1/10 12:41
下から見ると波打ってます。
いきなり急登。
けっこうの長い。
2016年01月10日 13:17撮影 by  iPhone 6, Apple
4
1/10 13:17
けっこうの長い。
登りきると展望良くなりました。
2016年01月10日 13:27撮影 by  iPhone 6, Apple
6
1/10 13:27
登りきると展望良くなりました。
あれは鉄山だ〜。
3
あれは鉄山だ〜。
ドラゴンの爪痕、カッコイイ。
2016年01月10日 13:28撮影 by  iPhone 6, Apple
6
1/10 13:28
ドラゴンの爪痕、カッコイイ。
目指す行者還岳も見えました。
2016年01月10日 13:48撮影 by  iPhone 6, Apple
3
1/10 13:48
目指す行者還岳も見えました。
北側斜面にはうっすらと雪が。
2016年01月10日 13:55撮影 by  iPhone 6, Apple
3
1/10 13:55
北側斜面にはうっすらと雪が。
恐怖のトラバースのスタート。
2016年01月10日 14:13撮影 by  iPhone 6, Apple
10
1/10 14:13
恐怖のトラバースのスタート。
手がかりがないので怖い〜。
7
手がかりがないので怖い〜。
荒れていてルートが遮断されてます。
1
荒れていてルートが遮断されてます。
無理矢理くぐり抜けました。
2
無理矢理くぐり抜けました。
全く気を抜けない。
2016年01月10日 14:22撮影 by  iPhone 6, Apple
6
1/10 14:22
全く気を抜けない。
足の置き場もないところが。
6
足の置き場もないところが。
所々ロープがありました。
2016年01月10日 14:49撮影 by  iPhone 6, Apple
6
1/10 14:49
所々ロープがありました。
かなりロングのトラバース。
9
かなりロングのトラバース。
もうすぐクリア!
6
もうすぐクリア!
つま先でなんとか立ってます。
2016年01月10日 15:00撮影 by  iPhone 6, Apple
7
1/10 15:00
つま先でなんとか立ってます。
ヤバイ木の梯子が出現!
2016年01月10日 15:18撮影 by  iPhone 6, Apple
4
1/10 15:18
ヤバイ木の梯子が出現!
怖くて体重かけれません。
2016年01月10日 15:20撮影 by  iPhone 6, Apple
6
1/10 15:20
怖くて体重かけれません。
いつ崩れてもおかしくない。
6
いつ崩れてもおかしくない。
やっと小屋が見えました。
長かった〜。
2016年01月10日 15:36撮影 by  iPhone 6, Apple
2
1/10 15:36
やっと小屋が見えました。
長かった〜。
雪はほぼなし。
一泊、お世話になります。
2016年01月10日 15:41撮影 by  iPhone 6, Apple
6
1/10 15:41
一泊、お世話になります。
部屋の中はこんな感じ。
2016年01月10日 15:43撮影 by  iPhone 6, Apple
4
1/10 15:43
部屋の中はこんな感じ。
水は出ませんでした。
2
水は出ませんでした。
小屋前から見た大台ヶ原。
2016年01月10日 16:00撮影 by  iPhone 6, Apple
6
1/10 16:00
小屋前から見た大台ヶ原。
奥駆道、一部荒れてました。
2016年01月10日 16:06撮影 by  iPhone 6, Apple
4
1/10 16:06
奥駆道、一部荒れてました。
行者の水場は凍らずにチョロチョロと出てました。
2016年01月10日 16:06撮影 by  iPhone 6, Apple
4
1/10 16:06
行者の水場は凍らずにチョロチョロと出てました。
稜線に出ると突風!
霧氷はなかったです。
4
稜線に出ると突風!
霧氷はなかったです。
頂上はひっそりとした感じ。
2016年01月10日 16:27撮影 by  iPhone 6, Apple
2
1/10 16:27
頂上はひっそりとした感じ。
大普賢は雲の中でしたが、中普賢と孫普賢が見えてました。
2016年01月10日 16:37撮影 by  iPhone 6, Apple
3
1/10 16:37
大普賢は雲の中でしたが、中普賢と孫普賢が見えてました。
なんとも言えない雰囲気。
2016年01月10日 17:23撮影 by  iPhone 6, Apple
5
1/10 17:23
なんとも言えない雰囲気。
相方の楽しみがこれ!
3
相方の楽しみがこれ!
まずは乾杯〜。
寒いけど楽しい。
4
寒いけど楽しい。
室内は−1度でした。
2016年01月10日 20:18撮影 by  iPhone 6, Apple
1
1/10 20:18
室内は−1度でした。
ディナーはキムチ鍋。
ディナーはキムチ鍋。
完成でーす。
締めはラーメン。
3
締めはラーメン。
酒のつまみは貝柱。
6
酒のつまみは貝柱。
小屋前でご来光を待ちました。
2016年01月11日 06:59撮影 by  iPhone 6, Apple
6
1/11 6:59
小屋前でご来光を待ちました。
綺麗に見れました。
2016年01月11日 07:02撮影 by  iPhone 6, Apple
7
1/11 7:02
綺麗に見れました。
シルエットがカッコイイ。
5
シルエットがカッコイイ。
弥山がちょっとモルゲンロート。
2016年01月11日 07:15撮影 by  iPhone 6, Apple
7
1/11 7:15
弥山がちょっとモルゲンロート。
昨日の残スープで雑炊を食べました。
3
昨日の残スープで雑炊を食べました。
帰る前にちゃんと掃除をしました。
2016年01月11日 08:34撮影 by  iPhone 6, Apple
6
1/11 8:34
帰る前にちゃんと掃除をしました。
小坪谷ルートはバツになってますが下れます。
2016年01月11日 08:44撮影 by  iPhone 6, Apple
1
1/11 8:44
小坪谷ルートはバツになってますが下れます。
テープがいっぱい。
2016年01月11日 08:44撮影 by  iPhone 6, Apple
1/11 8:44
テープがいっぱい。
2016年01月11日 09:08撮影 by  iPhone 6, Apple
1/11 9:08
がんがん下ります。
2016年01月11日 09:24撮影 by  iPhone 6, Apple
1
1/11 9:24
がんがん下ります。
レンゲ辻みたいな感じ。
2016年01月11日 09:33撮影 by  iPhone 6, Apple
1
1/11 9:33
レンゲ辻みたいな感じ。
鉱物って何が採れるんでしょうか!?
1
鉱物って何が採れるんでしょうか!?
ルートミスで渡らなくていい沢をジャンプ。
2016年01月11日 09:54撮影 by  iPhone 6, Apple
3
1/11 9:54
ルートミスで渡らなくていい沢をジャンプ。
正規ルートに戻りました。
2016年01月11日 10:07撮影 by  iPhone 6, Apple
2
1/11 10:07
正規ルートに戻りました。
吊り橋を渡ると国道です。
2016年01月11日 10:09撮影 by  iPhone 6, Apple
2
1/11 10:09
吊り橋を渡ると国道です。
振りかえると行者還岳が。
2016年01月11日 10:10撮影 by  iPhone 6, Apple
3
1/11 10:10
振りかえると行者還岳が。
前日に投げた長靴を回収〜。
2016年01月11日 10:24撮影 by  iPhone 6, Apple
4
1/11 10:24
前日に投げた長靴を回収〜。
黒滝の道の駅でやきもちを食べてホッコリ。
2016年01月11日 11:21撮影 by  iPhone 6, Apple
6
1/11 11:21
黒滝の道の駅でやきもちを食べてホッコリ。
撮影機器:

感想

今年最初の山行は大川口から行者還岳に行きました。いきなりの急登や少し危険な箇所もあるとの情報でしたが標準タイムも2時間かからないので楽勝ムードでスタート。
最初の吊り橋が通行止めなので川を長靴を履いて渡りましたがそれが一番のメインくらいに思ってました。
その予想は見事に裏切られることに…
最初の急登は想定内でした。まぁなかなかしんどかったけど。登りきると弥山や鉄山、聖宝谷が見れ目指す行者還岳も見えて意気揚々。

が、ここからが地獄の始まりでした。
最初の方はトラバースも落ち葉で足元が見えない程度でしたが、途中から崩落箇所や腐りかけの木の梯子など危険度の高いトラバースが怒涛の攻撃。滑落死亡事故も起きてる程で滑ってしまうと下まで止まらなさそう!体力よりも神経戦でした。かなり消耗した頃にやっと避難小屋が見えてホッと一安心。
関電の鉄塔があった頃は整備されていて2時間弱のコースタイムやったかもわかりませんが、荷物パンパンのザック担いで荒れ果ててるこのルートを登るにはそんな時間じゃとても登れない…

荷物を置いて行者還岳を目指すことに。さっきと違って安心の登山道。ただ稜線から頂上までは暴風でかなりの寒さ。頂上もガスってるし展望もイマイチなんで写真だけ撮ってすぐに小屋まで引き返しました。
小屋の快適なことこの上なし。綺麗やし毛布もあり寒さもしのげました。
今まで小屋泊は嫌でテント泊ばかりやったけど、こんだけ綺麗で無料で人が居ない小屋ならまた来たいと思いました。

朝からご来光も見れました。
後片付けして使わせてもらった部屋の掃除をして出発。
下りは小坪谷ルート、こちらもなかなかの危ないルートでした。トラバースだらけで落ち葉と雪で滑る滑る。ただ大川口ルートよりも危険度はかなりマシで距離も短いのが救いでした。
最後は大好きな渓谷歩きもできました。
トータル的にしんどかったけどバリルートを思いっきり楽しめた2日間になりました。
行者還岳、なめたらあきません。

昨年の鉄山ルンゼ登頂をしたときに、山頂から大峰の山を見渡すと一番のとんがり頭が見えました。
その時はその山の名前を知っていませんでしたが、後に「行者還岳」と知る。
その険しい山容から行者達を踏み入れず、行く手を拒んで還すことから名付けられたエピソードに惹かれました。

調べれば調べるほどに、行者還小屋があることを知り「これはテント泊りばかりでなく、一度小屋泊りを経験してみよう」と、思い今回の山行を企画。

CTは2時間弱との情報から楽勝モードで挑みましたが、旧関西電力巡視路のルートは強烈な崩壊具合のトラバース地獄に!防寒やアルコール類がたくさん詰まった大型ザックを背負っては、それはそれは苦労しました。
まさか自分が自分自身が行者になるとは・・・
ここは危ないルートですね。でも面白かったので大変満足でした。

何より感動したのは行者還小屋での宿泊です。
あれだけきれいな建物で、きれいに管理されているとは想像以上の驚きでした。
管理されている方に感謝します。いつまでも快適に使えるよう、利用者が来たときよりも美しくを心掛けないとですね。

今回も大満足な大峰遠征となりました!

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3405人

コメント

お二人さんお疲れ様!
いつ見ても、奈良の山は険しくて玄人好みの山だね!あまり人も居なくて、山小屋を使えるのは魅力的 (^ー^)

女性として、私も何の鉱物採れるか、興味津々で調べたら、【レインボーガーネット】という、かなり希少価値の高いガーネットみたい‼
でも、マニア達に荒らされて、あんな看板を建てたみたいよ!
いい子は絶対に、奪取したら駄目ですよ!
2016/1/12 21:13
Re: お二人さんお疲れ様!
ガーネット(^_^)
そんないいの採れるんや〜。
奪取はしないけど、今度行った時はやたら下を向いて歩いてしまいそう(笑)
2016/1/13 13:28
Re: お二人さんお疲れ様!
そんな鉱物があったんやね。知らなかったわ。どの山もそやけど特に大峰の神秘的な雰囲気の山で、人の欲が絡む話は知りたくないなぁ〜。。
それはさて置き、やっぱり大峰の雰囲気はいい!
初の小屋泊は超快適やったので、これから名小屋巡りの山行に興味がでてきたわ♪
2016/1/13 14:10
ゲスト
長靴
ryu03i、Rilaさん、こんばんは。
あのトラバースめっちゃ楽しそう!でも雪が有ったら、相当怖そうですね・・・よくこの時期に行こうと思いましたね、さすが強者です。長靴を投げると言う発想も面白すぎます!
2016/1/12 23:09
Re: 長靴
こんにちは(^_^)
終わってみれば楽しかったけど、登ってる最中は必死でした(笑)
今回ほとんど雪がなかったから行けたけど、ちょっとでもトラバースに積もればヤバすぎます。
帰りにちゃんと長靴残ってて良かったですわ(笑)
2016/1/13 13:30
Re: 長靴
akiras さん
こんにちわ。今回のトラバースは完全に想定外やったんですよ(涙)
地図のコースタイム2時間弱で余裕全快で行ったので、そのギャップに苦しみました!
実際は小屋まで3時間以上掛かったと思います。
あのトラバースは雪積もったら完全にアウトでしょうね。
雪無い時期はアスレチック感あって楽しかったですが、その分危険が伴うので入山は気合がいりますね。
2016/1/13 14:27
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら