安中集落 古道探索・観音(広島県安芸太田町)

2025年04月01日(火) [日帰り]

• GPS: 03:32
• 距離: 5.1km
• 登り: 712m
• 下り: 652m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:32
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:32

距離 5.1km 登り 712m 下り 652m

7:44 スタート地点
11:16 ゴール地点

天候

曇のち晴

アクセス

利用交通機関：

自転車

その他周辺情報

トイレは太田川交流館かけはしなど

写真

4/1 7:44

国道433号の橋の脇に古道入口があります

4/1 7:45

昭和43年とありますがなんの年でしょう。国道の旧道の記念かなにかでしょうか

4/1 7:48

古道がしっかり残っています

4/1 22:06

このサイトを参考にしました(感想のところにリンクを載せました)。真ん中のつづら折れの道です

4/1 7:51

アブラチャン？

4/1 7:51

序盤は倒木多め

4/1 7:53

これはなんでしょう

4/1 7:53

この倒木、、、

4/1 8:00

シジュウカラ、ゴジュウカラの鳴き声が聞こえています

4/1 8:03

2001年のものでした

4/1 8:06

カヤ。安中の東側の山域はカヤが多く生えています。大きい木は全然見られませんでしたが

4/1 8:06

つづら折れが20回くらいありますが全て分かりやすく残っています

4/1 8:08

古道は残ってないと思っていたのが、かなり残っていて嬉しい思いで歩きました

4/1 8:16

上の方は笹が生えています

4/1 8:17

これは1998年のものでした

4/1 8:21

広くて平らな場所に着きました。農地跡でしょう

4/1 8:22

この先トラバース区間ですがしっかり道が残っています

4/1 8:28

電線関係のものでしょうか？

4/1 8:34

遂に上の方の農地跡に着きました。ここは「観音」という村落名になっています(感想に詳細)。

4/1 8:33

古地図の赤丸のところです。赤丸から下に伸びている点線を利用しました

4/1 8:39

山の上に石垣が築かれていているのは壮観です

4/1 8:45

釜の中にヒキガエルの卵がたくさんありました

4/1 8:46

ここは建物跡です。旧版地形図を見た感じ、農作業の納屋かなにかが建てられているのかと推測していましたが、生活できるような建物があったようです

4/1 8:48

建物跡遠景。木材が朽ちずに残っています

4/1 8:50

台所跡

4/1 8:53

農地遠景。崖の上に立地しています

4/1 9:00

ここから稜線まで登りますが、道はありません

4/1 9:13

稜線まで登りました。山の中ですが電波がここまでずっと来ています

4/1 9:15

すぐ東の尾根で安中集落まで下ります

4/1 9:19

三角点安中山が望めます

4/1 9:23

尾根は踏み跡もほとんどありませんが、そんなに急ではなくて歩きやすい尾根でした

4/1 9:33

舗装路まで降りてきました

4/1 9:42

林道を登っていきます

4/1 9:45

安中の景色(安芸太田町側)

4/1 9:46

北広島町側

4/1 9:54

去年も訪れましたが、安中の神社に再訪問。伝説によると「血の出る石」を祀っているとの事です

4/1 9:57

右の杉の木が御神木でしょうか。また元々は手前に建物があったようです

4/1 10:07

ここから別の峠道を通って国道までおります

4/1 10:15

この峠道は最後まで道が残っています

4/1 10:17

シカの体毛？が木に引っかかっていました

4/1 10:20

少し開けて農地跡

4/1 10:25

峠に着きました

4/1 10:35

峠の東側に１箇所倒木地帯。2年前に来た時はまだ枝が青々していたのがすっかり枯れています

4/1 10:39

4/1 10:47

電柱と電線が目印になります

4/1 11:00

最後はつづら折れ

4/1 11:01

植林地の中にアベマキ

4/1 11:16

県道に出てきました。これで終わりです

撮影機器：

SC-53B samsung

感想

フレアス

安中集落は去年一昨年もこの時期に来ていて、去年で気になっていたところは全て行ったつもりでしたが、今年も訪問しました。
今日登った峠道は一応旧版地形図に書かれていますが、旧版地形図では古道は大まかなルートしか書かれていないので、正確な位置が分からず行けずじまいでした。地形についても斜面をつづら折れで登っていくルートで、(尾根道なら残っていそうですが)もう存在しないものだと思っていました。
が、登記所備付地図データを見ることが出来るサイト(https://kenzkenz.xsrv.jp/open-hinata3/?s=k1S5yDC)
で精度の高い古道の位置を知ることが出来たので、古道が残っていなくてもダメ元で行くことしました。結果的に完全に残っていて、昔の人に感謝しながら登りました。

安中の神社(大歳社)の再訪問に関しては、去年今年で樹木を覚えていく中で、「安中の神社はなにか御神木があったかな」という疑問がわいたため訪れました。夫婦杉という感じの御神木でした。

観音について
図書館にあった文献に観音の記述があったので以下引用します。
共盛地区には、小さな集落が多く人々はむかしから、「安中、橘中、田居、観音、古野、神原、戈?の平、塩明、酒森」と歌のように村落名を綴って読んだものである。このうち観音は加計町に属するものである。現在田居、観音には人も住まず永い歴史を残したままひっそりとした無人部落になっている。
(豊平町の伝説と民話 第一集より)
また同じ文献に豊平町の地図があり、今回訪れた場所に該当するところに「観音」の文字があります